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2011年6月 7日 (火)

本・備中高松城 「三人の二代目」 堺屋太一

越中魚津城について思う事をアップした。
次は
備中高松城の落城だ。
このくだりは何と言っても 「司馬遼太郎 播磨灘物語」 がいい。
役者がそろっている。毛利に多い。
毛利輝元・吉川元春・小早川隆景・安国寺恵瓊。
織田側:秀吉・黒田官兵衛・蜂須賀小六。
作家の力量と思う!何度読んでも飽きない!
三人の二代目では実際に高低差を測定して、
そんな深い水が貯まった訳では無い事が書かれていた。

吉川元春・小早川隆景の性格の違いによる対立。間に立つ輝元の苦悩。
本能寺の変を知った秀吉が早く講和したい。
ここで毛利との交渉の為、安国寺恵瓊が引っ張り出される。
秀吉は勝ち負けをはっきりさせたい。その為には清水宗治の首がいる。
毛利としては清水宗治に降伏して欲しいが、そんな事言えない。
となれば、最高の決着の方法は清水宗治が自ら切腹して負けを
、天下に示すことだ。
それを安国寺恵瓊が清水宗治に、独断で頼みに行く。
独断と言うところがミソだ!
「あなたの切腹で毛利も救われる!」
潔く腹を切る。
涙無しでは読めない。
司馬遼太郎の中でも最高の場面と思う。

ついでに黒田官兵衛の言葉で、「安国寺恵瓊は毛利に嫌われる!」 
と言わせている。
その通りである。

吉川元春の息子がいる。長男元長・三男広家。
二人で秀吉撤退を見る。毛利が天下争いのカギを握っている。
もし秀吉を追撃すればどうなるかと。
関ヶ原では吉川広家が関ヶ原に毛利をひきいて行く。
ここでも目の前で繰り広げられた争いのカギを握る事になる。
もし毛利全軍が参戦すればどうなったかと?
広家は終生この二つの事を苦痛としたようだ。
毛利家の領土安堵を信じて、結局毛利家取りつぶしとなるところを、
自分の領地になる予定を毛利家に明け渡した。
どちらかと言えば毛利本家の為に働いたが報われなかったようだ。
特に実際に関ヶ原に居た毛利家家臣は割りきれなかっただろう。
少し気の毒な感じがしないでもない。
吉川広家は陪臣に甘んじた。
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堺屋太一
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