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2011年8月29日 (月)

本・「信長・秀吉と家臣たち」 谷口克広

信長・秀吉を中心とする安土桃山は画期的な時代だった。戦国を終わらせ江戸へと橋渡しするこの時代は、主役の二人の個性がきわだっているが、脇役たちにも魅力あふれる人物が揃っている。面白い人物たちを通して安土桃山時代の真の姿を知ることができる一冊。

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著者は戦国史の専門家。信長関係の本が多い。と言っても私めが読むのは新書版がほとんどである。
何冊か読んだ事がある。今回は信長と秀吉の家臣の話だ。

①織田信長と言う人物が紹介される。このあたりは目新しくない。


②悲劇の織田武将。塙直政・佐久間信盛・荒木村重が記述されている。

塙直政の名前は知っていたがどう言う経歴か、一時は出頭人としては秀吉より上だったようだ。
本願寺との争いで戦死しなければどうなっていたか?
佐久間信盛についても正当に記述されていると思う。不当に評価されているとは思うが信長あっての信盛か?
信長に叱責されて 「我等ほどの家臣はそういない!」 と言ったらしいが、やはり思いあがりと思う。
逆らって一族郎党粛清されるのは悲劇か?負けた宿命か?

③怪僧、日乗上人。これも名前は知っているが今回良くまとめてありよく分かった。
信長もよく謀反されていたようだ。やはり本人にも問題は多い」!

④織田信忠:生きていれば面白く?なったと思う。がその息子は関ヶ原であまり出来た人物とは思えない。
やはり信長と言う天才の後は誰も継げなかったと思う。

⑤信長から秀吉に引き継がれる。家臣として与力だった堀秀政・宮部継潤・実弟秀長が記述される。秀長は堺屋太一が長編を書いた。司馬遼太郎も「豊臣家の人々」の中で描いている。
いずれも良く出来た補佐官だ。しかし蓄財に熱心であった事は知らなかった。
山崎の合戦以降は、信長の家臣、堀秀政を味方につけたのは大きかったようだ!

⑥竹中半兵衛の実像に迫る。どのような人物か?本当に軍師だったのか?
多分記述されている通りなんだろう。黒田官兵衛もそうなんだろう。過大評価されている?
後秀次・検地・刀狩り等に記述されいる。

⑦最後に石田三成だ。この人物に対する好悪が、沢山の大名を徳川に走らせたとあるが、寂しい!世は徳川に移る。


面白かったです。他の読んでいない本も読んでみたい。

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谷口克広

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