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2011年12月 9日 (金)

本・「戦国の交渉人 (安国寺恵瓊)」 渡邊 大門

関ヶ原合戦後、石田三成、小西行長とともに京都で公開処刑された恵瓊は、世の中の趨勢も読めず、西軍の敗北を招いた無能な「愚僧」=外交僧として刑場の露と消えたとされる。が、西国の大大名毛利氏や豊臣政権の外交交渉の屋台骨を支えた恵瓊は、政策立案能力と交渉力を兼ね備えた外交のプロフェッショナルかつ最高の知識人だった。

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昔と言うか1966年のテレビドラマを覚えている。中村錦ノ助の真田幸村だった。
良く覚えている。よほど印象に残っているのだろう。
真田十勇士も個性的な役者たちが演じていた。今で言う大型ドラマだと思う。
このドラマの、関ヶ原の合戦時に大谷吉継と陰謀をめぐらす役として、安国寺恵瓊が出ていた。なかなか面白かったと思う。が坊主だったのと名前だけしか知らなかった。

その後は、やはり司馬遼太郎だ。学生時代に読んだ 「関ヶ原」 でその人物を知った。
「関ヶ原」でのイメージがいまだに残っている。


今回初めて歴史学者による安国寺恵瓊像を読んだ。
面白かった。6万石の大名と思っていたが、どうも大名では無かったようだ。
学識も深く人脈も豊富だったようだし、策士だったんだろう。

資料もそのまま信じれる物では無さそう。手紙・当時の状況・書かれた時期により、判断しているのは説得力がある。
ここら辺は学者だ!なるほどと思う記述が多い。
今まで知らなかった本能寺の変から関ヶ原の間、九州の陣・朝鮮の陣での役割が出て来る。

備中高松城の清水宗治の切腹時の安国寺恵瓊の役割。
その後の羽柴、毛利の領土問題。これの解決までの苦労。
島津との交渉。朝鮮での苦労。毛利氏家臣の働きの評価。
面白い。


ただ吉川元春、小早川隆景の死により、毛利の両川による輝元を支える体制が崩壊していた。
関ヶ原では、吉川広家・小早川秀秋と各々が独立して動いた様だ。
怪僧と言うの評価が、やはり当たっているのだろう!

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渡邊大門

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