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2012年1月 5日 (木)

本・空気と戦争・猪瀬 直樹   

太平洋戦争開戦をめぐってなされた、知られざる意思決定過程を追うことで、あの戦争に突き進んでいった、時代の「空気」を探究する。

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若い時に著者の本は読んでいる。
ミカドの肖像・土地の神話・黒船の世紀とか読んだ。
よく調べていると感心した事を覚えている。
大阪市長選に橋下徹の応援に来ていた。敵の敵は味方?現東京副知事!
東京・名古屋・大阪の三都市枢軸か?

と言う事で、猪瀬直樹の本を検索したら最近の本が沢山出て来た。
順番に読んで行きたい。最初は 「空気と戦争」 だ。
かって著者の本を読んだ。「昭和16年夏の敗戦」

昭和16年、日米開戦直前の夏、総力戦研究所の若手エリートたちがシミュレーションを重ねて出した戦争の経過は、実際とほぼ同じだったようだ。

これが記述されている。襟0とたちが模擬内閣を作り研究する。
これを東京工業大学の学生に講義した。
昭和16年、このエリートたちの一人に石油を研究していた高橋中尉がいた。
高橋中尉へのインタビューがあり、状況が分かる。
石油が無くなると言う事が最大の問題になる。
南方で石油を確保する。油田を破壊される事も考えて生産量を想定する。
輸送船の被害も想定する。ドイツとイギリスの記録も参考にしたようだ。
実際に日本商船隊は全滅する。

費用効果がある。あの時点で中国から撤退すれば、台湾と朝鮮は確保出来ると!
どうするか?結果としては第三案を選んだ!
第一案:戦争することなく臥薪嘗胆す。
第二案:ただちに開戦を決意し戦争により解決する。
第三案:戦争決意の下に作戦準備と外交を併行
せしむ。

「大政治家というものは、正しいと信じた場合、国民など黙らしてもその方向へ引っ張って行くもんなんだ。その代わり、自分も永遠に黙らせることを覚悟するもんだ」
そんな大政治家がいるのだろうか?
最後に霞が関との戦いになる。
道路の話が出て来る。
車の予想ほど当てにならない。
面白い話がある。数字をゴマ化すと国が滅びる。
交通需要は2030年まで伸び続けるとされている。
著者がもっと手前ではないか?2015年から2020年ではないかと!
官僚との戦いは大変だ。役所の息がかかっていれば仕事をやって貰えない。
97年のアクアライン。通行量の予想は1日3万3千台から2万5千台。
実際は1万2千台。
1日3万3千台では昼夜とわずに10秒に1台通過する。
料金所ではどんなに急いでも1台12秒かかる。まして一日中車が走っているか?
交通需要推計を著者によって修正せざるを得なかった国交省幹部は 「正規軍がゲリラに敗れた」 と漏らしたようだ!

空気の研究がある。山本七平が書いている。読んだ事はある。
7人から9人の被験者がいる。実際は一人だけで後はサクラだ!
口頭で回答させる。被験者は聞いている。
わざと間違いどう反応するかを実験する。
正しい答えも言えなくなる!
「空気」と言われる現象がになる。
よく分かる。大変面白かった!

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空気と戦争・猪瀬直樹

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