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2012年8月25日 (土)

悪党重源―中世を創った男・高橋 直樹 

奈良大仏を再建した怪僧の不撓不屈、創意工夫の生涯!およそ千年前、宋に渡り、新しい知識を身につけた老僧に、東大寺再興の巨大プロジェクトが託される。金を集め、人を集め、民衆を動かす。時代を切り開く巨人の、この圧倒的パワーを見よ。

20120825_book1

興奮した本だ。面白過ぎる。
阪神三宮の駅の周りでポスターが貼ってある。(阪神近鉄で奈良まで乗り換えなしで行けるからか・・・・・・・)
奈良国立博物館、 展示案内 - 特別展・特別陳列 > 頼朝と重源 -東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆-
最近著者の本はよく読む。「悪党重源」 も知っていた。
と言うわけで読みたくなった!
悪党とは悪いという意味でないとは知っている。
が読んでいて、やはり悪党と思ってしまう!
古代の技術は凄かったんだろう。
世界の七不思議の巨大建築物がある。どうやって作ったのか?
出雲大社も伝説かと思われていたのが、巨大な柱が発掘されて伝説で無くなったようだ!
今の大仏は造られた当時と物が違うようだ。
平安から鎌倉の時代に復興する。
戦国時代、松永久秀が焼いたのは有名!
織田信長に常人なら出来ぬ事を三つ行ったと称賛?された内の一つが、奈良の大仏を焼いたとされる。
その復興は江戸時代に、東大寺僧侶公慶により行われたが、規模も同じではなく縮小されている。
時間もかかっている。
これは技術も無く、情熱も冷めていたからとされる。資金も不足気味だったようだ。
しかし重源は10年ちょっとで造り上げた。
宋から技術者、鋳物師を呼ぶ。
先進国から呼ばなければ日本には技術がない。
重源は偉大なテクノラートか?
資材から人員まで確保する。
恐らく、宿・食料・酒・遊女まで手配していたと思われる。
今で言う、計り知れない経済効果があったと思うが・・・・・・・
大仏が傾きかけていて、後ろに小山を造り支えていたが元に戻す。
凄い技術だったんだろう・・・・・・

小説は生い立ちから書かれている。
宗教は人を救わなければならないと思うが。
権力争い!時の政権にいかにとりいるか?
日本の仏教は中国から伝わっている。
インドから中国へ伝わり、日本に伝来した。
したがって原典を日本語に翻訳したものは無く、中国で翻訳したものを日本語に訳す。
したがってええ加減なものも多かったようだ。
その中で 「真物の経典、全て」 一切経を持ってくるように依頼される。
しなければ命がない。
一切経は、中国の僧、智昇が 「開元釈教録」 で撰した、5千四十八巻の経典。
相当な量だ。
博多まで取引に行くが足元を見られて、宋まで買い付けに行く。
ここで先進国、宋を見たことが眼を開かせたようだ。
一切経を何とか持ちかえるが、悪党ぶりが随所に出てくる。
そうでなければ、良い人では生きれない時代だ!
人身売買の話もある。
重源はそれなりに順調に出世する!
山門強訴、比叡山延暦寺の強訴を手伝う?
今も変わらないと思うが、寺といのはネットワークがある。
金儲けが出来るんだろう!その権利を侵されそうになると無理を言う。
「坊主通れば、道理へこみ無理通る!」
ここで後白河上皇の腹心、西光に会う。
かって共に師?を殺した仲間だ。
西光は重源をずっと見ている。800貫文の借金がある事も知っている。
取引が持ちかけられる。
面白い場面だ!
人まで殺していて、刑にも服さずにいる。上人とは思えない!
やはり悪党だ!
この辺はフィクションと思うが面白い。

時代が大変よくわかる!
面白かったです。

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