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2012年11月16日 (金)

本・失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇⑤戦場の指揮官・野中 郁次郎

第二次世界大戦、戦場の状況が記述されている。
具体的に、実際に戦場にいた人の経験がある。
太平洋の諸島の攻防!
日米双方の戦った兵士の証言がある。

朝鮮戦争時の韓国の白将軍。戦場では恐怖心がある事を認めて言う。
『率先垂範』
『自分の出来ないことを部下に強要するな』
それが、部下の生命の保護、部下の世話にもつながるのだろうと思う!

現代の現場指揮官に求められる資質。
異文化理解力、現地の政治・経済・社会・宗教の幅広い知識が求められる。
東北大震災での復興協力。
オーストラリア・タイ・韓国は輸送機による支援を行った。
イスラエルは医療チームを派遣している。
アメリカは1万6千人、艦船15隻、航空機140機の支援を行った。
小学校の清掃を要請されたが、港の復興を優先し生活面での自立を援助しようとした。
海兵隊の中隊長は 「いつまでも人の援助を受けていては肩身が狭いだろう」
と言ったようだ。
こういう話はもっと紹介すべきと思うが・・・・・・

部下を思いやり、現地民族とともに行動し、他国軍にも気配りする指揮官が求められる。
日本も海外協力で出かける事も多い。
これからはのリーダーは大変だ。

リーダーの例が記述されている。
①石原莞爾        (別れる評価)
②辻政信      (批判的)
③山口多聞    (ベタほめ)

記述内容は知っている話が多い。
東條英機の話がある。
執念深さ!偏狭さ!
多くの人材を使えなかった。
愚将の極みともいう。有能で人気のある人物を遠方の戦地に送り込む!
気に入らない新聞記者に対して懲罰人事を行い、二等兵として最前線に送り込む。
東條上等兵!と言ったのが石原莞爾!
天才型の石原莞爾。官僚型の東條英機。

辻政信については嫌と言うほど読んでいる。
辻政信については、何故戦犯にならなかったのか不思議である。
捕虜を殺せと言ったようだし、ノモンハンでは自決を強要したという。
石原莞爾・辻政信については陸軍の組織上の問題を踏まえて分析している。

山口多聞だ!
記述されているように、山口多聞、角田寛治のコンビでミッドウエーを戦えばどうなっていたか?
恐らく、真珠湾も2次攻撃して、ミッドウエーも勝っていたと思える。
「兵は拙速を尊ぶ。巧遅に堕して時期を失うよりは、最善でなくとも、次善の策で間に合わせなければならない」
これが出来るのが、山口多聞と言う。
年功序列の問題がある! 司令官に南雲を持っていったのが問題にされている!
アメリカではあり得ない! 能力が無いと思われればすぐに更迭だ!
この辺りに組織上の問題があると言われる。
知的教養と勇猛心。寛容と闘魂、粘り強さと決断力。
こうした美徳を一つでも持つ人は稀という。
それを山口多聞は持っていたと言う。
この逸材を使えなかった組織に問題があるのか?

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失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇⑤戦場の指揮官・野中郁次郎

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