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2013年7月30日 (火)

本・葡萄酒か、さもなくば銃弾を・手嶋 龍一

「政治のなかの死」を予感しながらもなお、権力の聖杯に手をのばす29人の物語(ストーリー)。ジョン・F・ケネディ、ロナルド・レーガン、バラク・オバマ、ヒラリー・クリントン、戴秉国、麻生太郎、小沢一郎ら29人を描いた人物ルポルタージュ。「政に関わるとは、すなわち、謀殺の危険と向き合うことなのである」

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面白い本である。2008年発行。著者はテレビで散々見ている。
どちらかと言うと、ヌーボーとしている。
どんな人間かと思っていた。
この本の前に、「インテリジェンスの賢者たち」 を読んでいる。
これは29のストーリーだった。
この本も29である。なにか意味があるのか?
手嶋 龍一版、政治家列伝か?

暗殺・謀殺の危機に耐える。常にそれに向き合わなければならない!
オバマ大統領も、常に暗殺の危険にさらされている。
が、それに立ち向かう!
この本の方が名前がポピュラーな人が記述されている。
が日本人は別だ。著者ならではの物語が語られる。

女にだらしない大統領。
クリントンの女性関係を洗いなおす。そして先に手を打つヒラリー!
自信家なのか?クリントンに言われる。
ガソリンスタンドでクリントンが、君がスタンドの従業員と結婚していればガソリンスタンドの奥さんになる。
違うワ!彼が大統領になるのよ!
前の本では、ゴルフのスコアを誤魔化すとあった。
こうなるとセコサしか感じれない。
ケネディ大統領。手当たり次第に手を出す。親子で女を融通する。
そう言えばマフィアのボスとも愛人を共有していたと言う!
昔はおおらかだ。シークレットサービスも逢引きに協力する。
今は女のスキャンダルで葬られる時代だ。

かって見た映画、ロバート・レッドフォード主演の 「ラストキャッスル」
この軍人を見ていると、ジョン・マケインがモデルなのかと思ってしまう?間違いないと思うが・・・・・
不屈の闘志の持ち主だ。
こう言う指揮官についていきたいと思う!
同じくビル・ブラッドレー!敗れざる者と言う。
確かに大統領にはなれなかったが、FSX問題に明確な回答を与えた。
日本に独自開発を許せば、三菱重工の一人勝ちになる。
冷戦が終わったと言って、新たな敵を 「日本」 にしてはいけない。
凄い人だと思う!

ジョン・F・ケネディの苦悩。
キューバ危機に海上封鎖を決める。
ロバート・ロベット翁!フクロウと呼ばれる。実力者である。

教えを請う!
核のボタンを押す決意があるなら解決するかもしれない。
そして海上封鎖を勧める。
これを言い渡した後、将軍たちは、大統領の事をメチャメチャ言ったみたい。
そのテープがあるそうだ。盗聴していたのか?

ヘルムート・コール
巨漢である。食通らしい・・・・・・・
信念の政治家か?
容易に国民投票にかけない。
代表制デモクラシー!選ばれたものが責任を持って決断する。
国民の顔色を伺わない!

姿なき交渉者!
日本人が記述されている。
最近著者の本を読むので、知っている名前がある。
谷内正太郎、斉藤邦彦、林貞行、松永信雄、近藤元次・・・・・・・
目立つことなく己の任務を全うする。

誰にでも名誉欲がある。
まして政治家は実績を残したい。
成功は千人の父を持っている。失敗は孤児である!
その例がある。
クリストファー・ヒルとコンドリーザ・ライス!
北朝鮮問題でポイントをあげようとする。
が相手もしたたかだ!思うとおりに行かない!
話は変わるが、外務省の田中均!
拉致被害者の件で被害者よりこれまでの交渉を優先する。
何か間違っている感じがする。
これも名前を残したいのか?

日本の首相達!
小泉純一郎、麻生太郎、安倍晋三、福田康夫、小沢一郎??
あまり良い話は少ない。あまりじゃなく少ない!
特に小沢一郎のインド洋給油問題。
なんでそうしたのか?
違いを見せたかったのか?
自立する日本と言う!
2013年になってもまだ騒がしい!
百才あって一誠無し!
と言われたのは徳川慶喜!
かき回すことしか考えていない感じがする!

あまり知られていない人もいる。
ドイツ元外相:ハンス=ディードリッヒ・ゲンシャー。ヨシュカ・フィッシャー。
ドイツの意見。北方領土にこだわっていていいのか?中国の台頭を考えればロシアとの関係をそのまましておいてよいのか?
混乱のバルカン半島。ボスニアにドイツが派兵する。ドイツが進軍すれば狙撃の対象にする!
1次派兵は後方支援に回ったが、2次派兵では戦闘部隊を送った。ドイツの決意の表れなのか?
フランス元首相:ドミニク・ド・ヴィルパン。イラク開戦に反対した。これはテレビでもよく見た!シラク大統領の腹心と言う!

最後に若泉敬の名前がある。著者が尊敬しているのだろう。国際政治学者と言う。
今日の日本の惨状をもたらした本質的な問題は何か?
本土決戦を回避して降伏した事と言う。
15歳で敗戦を迎える。
沖縄と硫黄島が日本で戦場となった。
ゆえに戦後日本の出発を担う十分な資格を持つと考え、深い敬意を表していたと言う。

色々な物語が印象的である!

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葡萄酒か、さもなくば銃弾を・手嶋龍一

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