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2013年7月31日 (水)

本・帝国のシルクロード 新しい世界史のために・山内 昌之

「帝国」 の栄枯盛衰を見つめたシルクロード。その有為転変と人びとの「運命」をイスラムと国際政治に通じた筆者が綴る。司馬遼太郎、カフカ、松本清張は、この路に何を仮託し、島津斉彬とムハンマド・アリー、東西の傑物は何を残したか。東西の歴史をつなぐシルクロードに埋もれる逸話の数々、いま、世界史と日本史の像がいきいきと結びつく。   イスラム史の碩学でありエッセイストとしても著名な著者が、シルクロード上に登場したさまざまな帝国の治乱興亡の渦中で翻弄された人びとを描く珠玉のエッセイ集。
古代から現代まで2000年以上の時間と東西7000キロの距離を自在に行き来する。

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シルクロードのエッセイ集である。
あまり知られていない話も多い。
特に中央アジアの諸国、中東の国。
いわゆる、「タン」 の国。カザフスタン・ウズベキスタン・トルクメニスタン・タジキスタン・キリギスタン・・・・・・・
知らない話もあり、面白く読めた。
最初から司馬遼太郎の短編から始まる。
伝令!単騎何処かにいるバトゥ司令官に、大汗オゴタイの死去を連絡する。
シルクロードを疾走する。
馬に乗っているので食べ物も食べれない。
内臓を破裂させない為に、3m近い白木綿を巻きつける。さらしですネ!
10日でたどり着き、息を引き取る。
凄い話ですよね!
読んでいて楽しい。

特に興味深い話がある。
トルコとアルメニアの問題。そんな問題もあったのかと思った!
19世紀末で25万、1923年までに強制移住と追放で150万のアルメニア人が命を失ったとある。
トルコはこれは戦争中の特殊な状況と言う。
虐殺は無い!
アルメニアは治まらない。オスマントルコの時代、ロシアと協調してトルコと戦ったと言う!
何か日本の状況と似ている感じもする。
いまだに和解出来ないと言う。が未来志向の考えも出て来ているようだ!

君主は賢くなくてよい?
そんな例がある。
宰相が権力を握る。
有能な君主であれば、宰相は要らない。
君主に不都合な知識を持って貰っては困る。
遊び呆けている方が良い。
そう言う本を勧めるべきだと!
少年が君主になる場合がある。小さい頃から手なずけておく。
専制の怖さを感じる。

クルド人の話もある。
当然、サラデインが登場する。
この辺りは多少知っている話がある。
甘さと優しさは同じものなのか?
そんな感じがした。

アゼルバイジャンの複雑と言う。
イラン・ロシア・アメリカとその時の思索がある。
そう言えば最近読んだ中西輝政にあったが、アメリカの保護国と言うべきグルジアに対して、ロシアが侵攻したが手を出せなかった話があった。
中央アジアと言い、シルクロードの周辺はこれからの資源の問題があり、何かありそうな感じ!
又著者の本は読んでみたい!

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帝国のシルクロード 新しい世界史のために・山内昌之

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