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2013年9月29日 (日)

事例研究 日本と日本軍の失敗のメカニズム―間違いはなぜ繰り返されるのか②

④希望的観測の誘惑。
第2次世界大戦の見通しは、常に「ドイツの勝利」が前提である。
イギリスが崩壊して、ソ連もドイツの電撃戦に屈する事が前提である。
最悪を考えない。『ベスト・ケース・シナリオ』
いかに組織の体面と利益を最大限に出来るかと言う事が重要!
先程の台湾沖航空戦。
戦果ゼロでは、士気に影響するとある。
その結果でフィリピン戦線へ兵力を投入する!
ベスト・ケースより、ワースト・ケースを前提に考える方が理にかなっているのではないか?
見たくないものは見ない。聞きたくない事は効かない。考えたくない事は考えない。の世界なのか?

⑤戦略眼・大局観の不在。
富岡定俊、福留繁の名前が出て来た。きわめて優秀な成績だったらしい・・・・
生き残った為に、言う事が自己弁護じみているようだ。
二人ともアメリカを知らずに、見くびっていたと言う。
ハラを切ってもおかしく無いと思うが・・・・・
東條英機の得意技。
会議で相手の言った事をメモしていて、「前に言った事と違う!」と指摘す事だそうだ!
話が東北の震災になっているが、国立大学に設置されている 「地震研究学界」
莫大な金がかけられているが、地震と津波を結びつける提言をしていない。
今回も、後出しじゃんけん的な発言が多い!
要は太平洋戦争の指導者となんら変わっていないと言う事のようだ!
「想定外!」
それですまされる問題では無さそう!

中国の対日戦の話がある。
毛沢東、蒋介石!
当時は中国が弱者である。日本は強者になる。
弱者が強者に勝つ方法を考える。
毛沢東は長期間戦い続ける事が重要と言う。
実際にその戦略を実行した。
国民党は少し違う感じがした。
日本はロシアにも勝っていない。強国と戦っていない。
日本と戦う事により、国民を覚醒させて、精神の力で勝つ。
列強は必ず日本を抑えにかかる。
共産党は戦力を温存した?
国民党は米ソの力を当てにした。
が共産党はそれより国内の力を当てにした。
中国兵は質は悪かったようだ。
人間のクズとみなされた、遊民無産階級が兵になる。
これを毛沢東は思想的無教育と厳しい規律で鍛えたと言う。

戦争末期に」実施された大陸での作戦がある。陸軍史上最大の作戦と言う。
簡単に言えば、大陸の国民党を叩いておく作戦で飛行場も攻撃する。
毛沢東が日本の皇軍がいたおかげで政権を取れたと言っている。
「1号作戦」
太平洋で勝が見いだせない。ならば中国に足場を造りたいと言う!
本土が占領されても、中国で戦い続けると言う意味なのか?
中国大陸を縦断する。
1945年2月にに終了。
成果は表面上はあがった。
国民党軍に与えた損害は75」万と言う!
日本も10数万人の損害があった。
インパール作戦のように飢えは無かったようだ!
実際の成果は、飛行場の爆破などは効果が無かったようだ。
補給路も破壊されており、その修復の資材も日本は無かったと言う。
これにより、国民党への期待が薄れ、スターリンの対日参戦を呼び、共産党が攻勢に出る事が出来たと言う!
ソ連の参戦により、朝鮮半島も二分された!
楽観的で客観性を欠く自己中心的情勢判断が、歴史を大きく変動させると言う教訓を残した作戦と言う!
チョッと怖い話だ!

⑥エリートの合理性と敗戦の風景。
バーデンバーデンの密約。
そんなに重要なものだったのかと思う!
プロシアのモルトケが言う。
「戦争とはどちらに付くかで勝負は決まる」
「大義」も「正義」も介在しない。
一国の戦時外交政策は、勝つ方に付く事と言う。
そこには大義も精神力も不要と言う。
東條英機はそれを理解出来ない!
陸軍エリート将校は、無条件降伏なら、いつ降伏しても条件は変わらない。ならいつ降伏しても同じだと言ったようだ。

ミッドウエー海戦。護衛機をつけようとして時間がたちアメリカの攻撃を受けた。
人命を大事にした。これを批判されて兵の命の事を考えずに攻撃するようになったと言う。
そうして特攻になる。
特攻に熱心だった指揮官は、「死ぬのが仕事だ!」
と言って特攻に送り出した。艦艇が見当たらなければ、桟橋に特攻を命じたと言う。
保阪正康が記述していたが、特攻を命じた部下の家を焼香して回り、最後に自らの命を絶った指揮官もいたと言う。
エリートと言われても、そんなものなんだろう!
「無責任社会」
今も責任を取らない人は一杯いる。
こう言う話もある。

選挙に敗れたチャーチルが、ルーズベルトに、「日本に対しては条件降伏を認めた方がよいのでは!」
そう言う提案をしていたようだ。
最後に一兵まで戦うと言っても、実際に戦ったのは日本だけだと!
読んでいて楽しい本ではないが、現在の事かと思う事も多々ある!

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