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2013年11月27日 (水)

司馬遼太郎 歴史のなかの邂逅〈7〉正岡子規~秋山好古・真之

傑作『坂の上の雲』に描かれた正岡子規、秋山兄弟をはじめ、日本の前途を信じた明治期の若者たちの、底ぬけの明るさと痛々しさと―。人物エッセイ二十二篇 


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今尖閣問題がある。やれば勝てる。中国海軍恐れるに足らず、と勇ましい意見がある。
このエッセイは、「坂の上の雲」 明治と日露戦争のエッセイが中心である。

日露開戦前、在野の論客が開戦論を伊藤博文に言う。
伊藤博文は偉い。「諸君の名論卓説より、大砲の数に相談しているのだ」
民衆は常に景気の良い方に立つ。
首相、桂太郎に7人の帝大教授が言う。
「今こそ開戦時期だと」
桂太郎は、「私も軍人なのだと!」
余計な事を言うな!と言う事なのか・・・・・・

今の尖閣での強硬派と言われる人の意見と変わらない。
歴史は繰り返すのか?

山本権兵衛がいる。著者曰く、明治の海軍を造り上げた。
一時相撲取りになろうとした。身体も頭もある。
しかし親方は言う。「無理だな。頭が働き過ぎる」
興味深い例えである。
そのおかげで、明治のロシア艦隊に対抗する連合艦隊を造り、連合艦隊司令長官に東郷平八郎を抜擢した。
その前に、名前だけの将官を首にしている。

リーダーの話がある。
著者は軍隊に対して思う事が多いと思う。
陸軍大臣、寺内正毅。重箱のスミをつつく男と言う。
規律好きである。陸軍士官学校の金文字の看板に、青さびが出ていた。
これを見つけ、校長に説教する。
「恐れ多くも・・・・・から始まり、日本帝国の国辱である。で終わる」
著者言う、愚にもつかない形式論理は、帝国陸軍に遺伝相続され、伍長に至るまでこの種の論理を駆使し、兵を叱咤し自らの権威を高めるのに使ったと言う。
陸軍の為に、何一つ創造的な仕事をしなかったと言う!
陸軍大学に教科書が無い事に文句を言った。
が職をとして反対した。いったん採用されるとそれが権威となり、踏襲するだけになる。
書類の整理が好きだ。文字が罫線からずれていたら、相手かまわず大喝して叱ったと言う!
一番使えたくない上司のタイプ!自分の会社にもそれに類する人はいると思う・・・・・

参謀本部編纂、全10巻の膨大な日露戦史がある。
これを著者は道頓堀の古本屋で買う。古書籍商人は本の値打ちを分かっている。
買ったのは目方売りの紙くず同然の値段だったと言う。
要は内容が無いと言う事だ!

旅順要塞。
現地の司令部の位置が後方過ぎたと言う。要は安全地帯にいる。
どうも第1回の総攻撃で取れていたようだ。望台、旅順要塞を見下ろせるところまで到着した。
援軍があれがこれを取れると!が退却命令が来た。
乃木司令部は、批判されても仕方がないが、任命責任はどうなるのかと思うが・・・・

調子の良いほら吹きは何処にでもいる。ロシアにもいたようだ。
日本風に言うと、壮士になるのか?策士?単なる詐欺師なのか?
が、こう言う意見をとりあげられるようだ!
ロシアのベゾブラゾフがそうだったようだ!
が煽ったが、まさか日本が向かってくるとは思わなかったようだ!
日本の暗号がある。ベゾブラゾフが 「私の名前がかわりましたな!」
暗号を読まれている。
ウイッテ伯爵に言われる。
「日本の暗号は日本人だけがそう思っているだけで、他国にしてみれば誰でも読める平文みたいなものである!」
今も変わらないのか・・・・

板垣退助。
軍人と言うのは著者の本で良く記述されている。有能だったようだ!
長州の陸軍で無ければ、軍人になっていたか?
「飛ぶが如く」 にあったが、征韓論の時に日本の遠征軍の司令官に、西郷隆盛は「板垣退助」 と言ったある。

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