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2013年12月10日 (火)

戦うハプスブルク家・菊池良生

近代の国家併存システムはいかに生まれたか17世紀前半、最大にして最後の宗教戦争“三十年戦争”は新たな国家間システムを生みだした。
世界帝国を目ざすハプスブルク家はこの時代の流れにどう対応したか 。


20131210_book2

30年戦争がある。1618年から1648年までの戦争を言う。
一つの戦いが30年続いたと言う事ではない。戦争なんてせいぜい5年と言う。
30年の間に、13度の戦争があり、10度の平和条約が結ばれたと言う。
つまり個々の戦争であり、相手も変わる。
この30年に、チェコ、スウェーデンも登場する。
今回行った国である。それで読み返してみる気になった。
大変面白い!

この戦争で人口が半減したと言う。特に戦場となったドイツ国内。
が当時の統計をそのまま信じるわけにはいかない。
スウェーデンがまとめた被害で、実在の村より破壊された村の方が多かった例もある。
どちらにしても 相当な人間が死んだ!
ただこの戦争を、必要以上に悲惨な戦争に仕上げている歴史観がある。
19世紀のプロイセンで出来あがったと言う。
今の中国・韓国の反日教育みたいな感じなのか?

チェコの宗教紛争。
窓から役人をほり投げる話から始まる。カトリックとプロテスタントの対立!
この行為はチェコでは反乱になる。

宗教の対立が原因と教科書では習った。
が最終的には宗教は関係なくなる。単なる方便なのか?
現にプロテスタント、スウェーデンはカトリック、フランスと結ぶ。
要はその時の情勢によってどうにとでもなる。
敵の敵は味方!
敵の味方は敵!
要はハスプブルク家に対抗する戦争なのか?
中欧に巨大な勢力が出来れば困る!特にスペインとオーストリアに挟まれているフランスは深刻である。
ドイツも諸侯が多く、わけが分からない。
読んでいても複雑なのはよく分かる。理解したとは言えないが・・・・・

最後の傭兵の話もある。
最後の大物と言われる。ヴァレンシュタイン!
その他にも名前が多く出て来る。
兵は飢えさせてはいけない。
その為には、飢えさせない程度の略奪が認められる。
飢えさせないと言うのがどの程度なのか?
これを出来る傭兵隊長の元には部下が集まる。

スウェーデンのグスタフ・アドルフが登場する。
大国スウェーデンと言う。
本人の死によりスウェーデンは没落?する。
わざわざスウェーデンより遠征してくる。相当な財政を危機に陥れる?
この時に戦死していなければどうなっていたかの、イフは面白い。
スウェーデンの没落が始まる。

スウェーデンで見た戦艦ヴァーサ号は1628年に就航している。
この戦争の真っ最中にだ。
最新の技術が結集されていたのだろう!
スウェーデンも気合が入っていたのか?
が戦場はドイツ・チェコだ。
活躍の場もなかったのでないか?
デンマークとの争いか?
イングランド、スペインハスプブルク家、ドイツ諸侯に備える為か?
大艦隊が、バルト海を往く。
壮観だろう!

勢力均衡!
パワーポリテクス!
小さな諸侯は存続を許されない?
何かゲームを見ている感じがするが・・・・・
著者の本は何冊か読んでいるが、読み返したくなってきた。

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