« 野茂英雄―日米の野球をどう変えたか・ロバート ホワイティング | トップページ | ワールドカップは誰のものか―FIFAの戦略と政略・後藤 健生 »

2014年2月25日 (火)

人は誰もがリーダーである・平尾誠二

組織は生きている―組織を動かし、成果を上げるためには、自分で考え、判断し、行動できる「強い個」が求められる。そして「強い個」であるかぎり誰もがリーダーであり、その集合体が、つねに矛盾や問題を抱えた組織を前進させていく。そのときリーダーとは、もはや肩書きではない。著者のラグビー人生は、不安と葛藤の連続だった。しかし、そのほうが試合の集中力も高まったと言う。「弱い自分」を自覚して初めて不安から脱出し、「強い個」に変わることができるのだ。リーダーをめざす人、現在リーダーの人必読の書。   

20140225_book2    

著者、平尾誠二の講演を聞いたことがある。
やはり人気があるので、講演も慣れていると思った。
なんせ高校、大学、社会人で日本一になった実績が物を言う。
実際に話を聞いていても面白かった。
この本にもあるが、同志社の岡監督との話はメチャメチャ面白かったのを覚えている。
チョッと雰囲気の違う本を読みたくなったので、読んでみた。
やはり面白い!

内容は下記のとおりである。
①弱さを知って初めて「強い個」は生まれる。
②部下の弱さを克服させ、強さを生み出すリーダー力。
③人は生まれながらにしてリーダーである。
④強い組織は成熟した個人の集まりから生まれる。
⑤個人と組織の力を最大限に生かす戦略とは
著者の実体験なので説得力はある。
それに納得できる話は多い!
著者は100人以上の指導者と巡り合っていると、講演で言っていた。
それだけにリーダー、指導者について考えることが多いのだろうと思う。

弱さを知る。弱さは決して弱点ではない。
弱さと向き合う事により、それを乗り越え成長する。
強みを、得意分野を伸ばすことにより弱さをカバーする。
人間得意分野は無理してでもやるようだ!
「勝ちたい」と「負けてはいけない」 とは似て非ざるものと言う!
負けてはいけないでは、どうしても安全策を取るので消極的になる。
勝ちたいと思えば、どんな手でも使おうとする。
どちらを選択するのかにより状況は大きく変わる!

物事は考え次第でどうにでもなる。

コーチングの要諦は「やる気にさせる事」とある。同感である!
そうして、楽観的コーチ論がある。
長所を伸ばす。短所を直すのが先決なのかどうかは分からない。
やらされていると言うより、自分でやる気になる方が効果はある。
目標を努力すれば手が届くところに持っていき、成功を達成させる。
「叱るために叱る」 ではダメである。当然であるが・・・・・・・
本来直すところがあるので叱るが、それが自分のセリフに酔ってしまい関係ない事まで責める。
よくある話である。
誉める場合も難しい!
要は相手のタイプがどうなのか把握することが重要だと!
ミスにたいして、気合と集中力の不足を言う。
が果たしてそれだけなのか?
思うに不安を取り除くことが重要と言っている!
実例があるだけに説得力はある。

リーダーにはカリスマが必要である。
が今はそれほどでもないと言う。
「ミッション」と「ビジョン」
何のためにそれをやり、そうなって欲しいかを明確にする。
漠然とやらせるのではない!

チームワークと言う言葉がある。
どちらかと言えば自己犠牲の言葉である。
著者は「パズル型」と「積み木型」に分けている。
パズル型は、パズルに納まるように均一、一定の個性を造り突出する事を認めない。
それに対して積み木型は、多少の出っ張りは無視して積み上げていく。個性を生かす事を考える。
監督の意に沿わなければ排除するではダメで、まして個性を殺してはいけない。
個人の目的を許容し、組織の目的を共有する。
異質な者も排除しない。
その為の方法も記述されている。

リーダーとは調整役の事なのか?
又リーダーの分業も勧めている!
一人で全部対応できなくなってきていると言う。

勝負の本質を的確に把握する。
自分たちの強みと弱みを自覚して、異なった視点から戦略を立てる。
個人競技、マラソンのように「不特定・複数」
自分のペースが基本になる。
団体競技、「特定・単数」では相手が分かっている。
臨機応変に考えると言う事と思う!
例として、全国社会人ラクビーの決勝戦、三洋戦での戦い方を言っている。
著者言う、あの試合は神戸製鋼のペースだったと言う。
確かに三洋は強かったようだ。負けるかもしれないと思ったのも事実のようだ!
だから最後まで食らいついていく戦略だっと言う。
そしてウイリアムに、ロスタイムに走り込まれる!
面白い本でした!

« 野茂英雄―日米の野球をどう変えたか・ロバート ホワイティング | トップページ | ワールドカップは誰のものか―FIFAの戦略と政略・後藤 健生 »

スポーツ」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人は誰もがリーダーである・平尾誠二:

« 野茂英雄―日米の野球をどう変えたか・ロバート ホワイティング | トップページ | ワールドカップは誰のものか―FIFAの戦略と政略・後藤 健生 »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

無料ブログはココログ