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2014年3月14日 (金)

売ろう物語・司馬遼太郎 『音に聞く、天下無双の豪傑 後藤又兵衛 男の欲とは?』

新潮文庫の 「人斬り以蔵」 の中に入っている。本屋で立ち読みして調べた・・・・・
短編である。学生時代だっと思うが読んだ。
何年前になるのか・・・・・
妙に印象に残っている。
『軍師 官兵衛』の影響なのか?読み返してみた。

乞食にまで落ちぶれた又兵衛と、同性同名の商人との物語である。
播州で幼馴染の二人である。
後藤又兵衛は黒田長政とよい関係ではない。
黒田如水がいたころはまだしも、亡くなった後は黒田家から出ていくことになる。
仲が悪くなったのは朝鮮半島でのたたかいの時からと言う。
主人長政が戦っている。一騎打ちのようだ。
この場面を、又兵衛が見ている。長政は苦戦しているが助けに行かない。
「朝鮮人なんかに負けませんよ・・・・・・」
かろうじて長政は勝ったようだ。そりゃ気に入られないと思う。
が、世間の見方は違うようだ!
「流石、又兵衛だ!主人に花を持たせたと!」
又兵衛は人気がある。
長政には嫉妬心がある。家来の評判が良いのは主人とって良いことと思うが?
秀吉も対毛利戦に、自分だけでも勝つが、大功をたてて信長に猜疑心を持たれるのを恐れて、信長の出陣をこう!

関ヶ原の合戦時、川を渡るべきかどうか?
藤堂高虎が、又兵衛を見つけて、長政を差し置いて聞く。
「存念は?」
「何が何でも渡るべし!」
勝利を収めたようだ。
長政が聞く。当家でわしが死ねば誰が采配をふるうのか?
『後藤又兵衛がいます』とたんに機嫌が悪くなる。
答えは間違っていたようだ。正解は『代わりはいません!』

冷静に見て、又兵衛は早く出ていくべきだったという・・・・・

幼馴染の解説がある。
男の欲がある!
長政が使い切れない、後藤又兵衛を、俺が使ってやる。
細川忠興、福島正則、池田輝政・・・・・・
そうそうたる顔ぶれが抱えようとする。
がその都度長政から横槍が入る!
又兵衛も頑固である。頭を下げるぐらいなら浪人のままで構わない。
乞食にまで落ちぶれる。
が大坂の陣が始まる。大坂側に招かれる。

最後の場面は好きだ。
幼馴染を訪ねる。商人は顔を見るなり、「何も言うな!」
鎧兜に小者までつけて、大阪城に入城させる。
無報酬の行為である。
家康に、播州一国50万石を与えると言われるが、最後を飾った・・・・・・
印象に残っている本だ!
男の欲!働き出してからだが、これは大変参考になった!
『そのような例が沢山あった・・・・』

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