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2014年4月10日 (木)

本・戦国軍師の合戦術・小和田哲男

戦勝祈願時に瑞兆を見せ、陰陽道で開戦日を決め、敵兵に呪をかけ、敵陣の気を読む。戦国大名達は、軍師に非科学的方法を遣わせて、合戦に臨んだ。前近代的な軍略と切り捨ててはならない。こうした軍師の術は、当時の用兵において合理的な意味があったのである。数千の寡兵を以て数万の大軍に挑むことを可能にした合戦術の謎を戦国史研究の第一人者が解き明かす。

20140410_book1

著者お得意の分野だ。
同じような内容の本はあるが、面白い。
だいたい日本人は軍師・参謀が大好きだ。諸葛孔明・楠正成・・・・・・
補佐役程度でも、大々的に取り上げたい民族なのか?
果たして例えば武田信玄が山本勘介の言うとおりにしたのか?
軍師に頼らなければならないほどなのか?
著者の本でよく分かったが、軍配者!
足利学校がある。
しかし気を読む!そう言えば『司馬遼太郎 覇王の家』で蒲生氏郷が家康の軍を見て、兵気がみなぎっている。
と言う場面がある。
戦場に長くいれば分かるのかもしれない・・・・・

北条早雲。人間の器が違う・・・・
仏神を信し申しへき事。
『神や仏を拝む。上の者をうやまい、下の者を憐れむ気持ちが大切と!』

軍神を祭る。愛染明王、摩利支天、毘沙門天、不動明王、愛宕勝軍地蔵・・・・・
武将は信心深いのか?単に安心を求めているだけか?
妙見信仰、北振信仰とかもある。ちょっと信じがたい話が並んでいる。
易、占いに頼っている。

軍配者の役割。出陣の日を決める。
悪日がある。何を持って悪日と言うのか?
それを決める法則?がある。複雑で専門家でなければ分からない。
読んでいて、よくやると思った・・・・・
両軍に軍配者がいる。両方ともよき日と出たらどうするのか?
自然現象を生かす。
鳥の飛ぶ方向。彗星。
呪術師!
織田信長でさえ軍配者がいたようだ。
もっとも信用したかどうかは別と思うが・・・・・・・・・・
しかし兵が信じている。ならばそう思わせることも将たる者の役割か?
自然現象をこじつけでも自軍に有利に持っていく。
武田信玄の家臣。駒井高白斎。天気と雲のかかわりを記録している。
こうなれば単なる占いではなく、一応の根拠のある予測になる。
と言う事は、軍配者の予想がそれほど当たっていないのか????

おみくじも重要だったようだ。
手柄争いで面白い話がある。
一人の首を3人がかりでとった。誰の手柄か?みんな譲らない。結局おみくじで決めたとある。

戦意高揚の工夫がある。
こじつけともいう。
ムカデを旗の絵にする。むかでは前に行くだけである。引かない。そういうこじつけもある。
蜻蛉もそのようだが・・・・・・
『打って勝ってよろこぶ』 打ち鮑、勝栗、昆布。
??????
こじつけ以外の何物でもないと思うが・・・・・
そんな例が一杯あって大変面白い。
著者も言っているが、今の常識で戦国時代を判断してはいけない!
五行配当表がある。言葉は知っているが意味は全然分からない。

人柱伝承。
伝承は沢山あるが、実際に発掘調してもそう言う遺跡は出てこないと言う。
それよりも人形を人柱の代わりに埋めたようだ。それが本当に人間を埋めた話として伝わっている。

大変面白い本でした!!

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戦国軍師の合戦術・小和田哲男

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