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2014年5月29日 (木)

本・零戦 なぜ、これほど愛されるのか・三野正洋

日本人が創った世界最強の技術!それは、技術者・堀越二郎の逆転の発想にあった!零戦の勝利と敗北を語る。

20140529_book4

著者の本は久しぶりに読む。
ほとんど読んでいる。
好きな作家だ!
ゼロ戦の事も沢山記述している。
堀越二郎の晩年に従事している。貴重な経験をしている。
ゼロ戦は今年アメリカに行った時に見た。
ワシントンDC!
スピットファイヤー・メッサーシュミット・P51ムスタングと並んで展示されていた。
大変楽しかった!

さてゼロ戦である。懐古的なのか?

映画で」登場する。
ジブリ、『風立ちぬ』
映画 『永遠の0』
作品は評価されているが、すぐに騒ぐ隣国がいる。『良く分からない・・・・・』
又日本に飛行可能なゼロ戦が、帰ってくると言う。
世界各国に30機程ゼロ戦はあるようだ。

当然日本でも展示するべきである。

子供の頃は戦記物をよく読んだ。
必ずアメリカに数で負けたと!

一対一だったら負けないと!
そう信じていたが、長じるに従って実情が分かって来た。

戦闘機単体として優れているのは間違いない。
著者は他の本で戦闘機の分析を行っている。
それから判断すると、やはり職人芸の世界なのか?
大量生産に向いているのか?
1万機製作されたとはいえ、メッサーシュミット・スピッツファイヤーは3万機造られている。
戦闘機は重戦闘機がいいのか?軽戦闘機がよいのか?
簡単に言うと、一撃離脱型か?格闘戦重視か?
結論は出ていない。そのうちにミサイル全盛になった。

大量生産するには工程が単純な方が良い!
翼がある。アメリカ・ドイツは角ばっている。
造り易い。
子供の頃思った事がある。写真を見て思った。
アメリカ、グラマン戦闘機は空母に乗っている時、翼を大きく畳む。
性能は多少落ちるが機体は小さくなる。空母に沢山積める。
日本のゼロ戦は翼の先の一部しかたためない。
それが戦闘機の性能が落ちないギリギリのところだと!
つまるところ、量が優先される考えである。

著者がドイツの戦車の事を記述していた。
ドイツの戦車も優秀であるが、こだわり過ぎる。
ソ連は割り切っているのか?T-34を5万両制作している。
ドイツは3号から5号パンテルまで2万3千両造った。『数字は前後するかも?』
アメリカもM4シャーマンを5万両造った。
戦争はやはり数が物を言う!
日本の戦闘機の総数は3万機弱。
それに対してアメリカは10万機弱。
それにアメリカは重爆撃も沢山造っている。
B17、B24、B25、B26、B29・・・・・・・

ゼロ戦の特徴。
① 軽いことによる俊敏性、上昇力。
② 長大な航続性能、操縦のし易さ、信頼性の高さ。

③ 機体強度、防弾性の不足。

ゼロ戦の前は96式である。これを堀越は担当した。
次に零戦になるが、堀越はパイロットの考えを理解している。
パイロットに気に入られなければ上手く行かない。
ゼロ戦のエンジンは栄発動機。優秀なエンジンだった。
間違っているかも知れないが、もう一つ候補のエンジンがあったようだ。
これは馬力が高い。が大きい。戦闘機が大きくなる。
これをパイロットが嫌がるのでは?どうしても格闘戦重視で小回りが利く方を好む」。

そう言う戦闘機を造ってもパイロットに支持されない。
著者言う。発展の余裕が無かった。
比較としてスピットファイヤーをあげている。
大戦末期になると別の戦闘機かと思えるほど進化している。
速度も700kmを超えているみたい。

最後の方はかなり品質が保てていなかったようだ。
翼の機銃内で暴発したのも多かったようだ。
機銃もアメリカは統一されている。12,7mmのブローニングが性能が高く、陸海軍、空軍も使っている。
日本は同じ20mmでも陸軍と海軍とでは使えない。
大量生産と言う考えが無いのではないか?
制作した零戦を、又分解して飛行場まで牛車で運ぶ。そこで又組み立てる。
工場に隣接していない。
非効率極まりない!
著者も批判している。

これも子供の頃だが、ラバウル航空戦に興奮していた。
確かに日本の精鋭パイロットが集まっていたようだ。
アメリカも相当な被害にあったようだ。
そう言う戦歴もある。
良くも悪くも日本を象徴する戦闘機だんだろう!

面白い話が記述されている。
中国戦線で、敵飛行場に着陸して敵戦闘機を拳銃で撃破しようとした。
これが評価された。
著者言う。おかしいのではないか?
そんな物は機銃掃射で撃破すればいい。拳銃でなんか撃破出来ない。
それよりも零戦が奪われたらどうするのか?
舐めているとしか思えない!

最後に後継機烈風が記述される。
相当な戦闘機になっていたようだ。
が同時期に開発した列強の戦闘機はジェットエンジンで一世代進んでいる。
それが現実の技術力だったんだろう・・・・・・
久しぶりの三野正洋で楽しかったです!

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零戦 なぜ、これほど愛されるのか・三野正洋

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