« 本・戦国時代の組織戦略①信長・秀吉・堺屋太一 | トップページ | 本・小村寿太郎とその時代・岡崎久彦 »

2014年8月19日 (火)

本・戦国時代の組織戦略②秀長・官兵衛・堺屋太一

著者の評価が高い秀長がいる。官兵衛は高くない!
秀長の事を知ったのは、『司馬遼太郎 豊臣家の人々』によってである。
目からうろこだった。
その後は著者によってである。秀長の長編もある。
兄弟の相克が多い戦国時代に、まれな例である。
補佐役に徹した。かといって武将の能力が無い訳ではない!

豊臣政権が成長する時、武断派と官僚達との対立も秀長が間にたった。
秀吉がやたらと死を命じるのも、秀長の死後であると言う。
主役と補佐役のまれに見るよき例と言う。
自分を殺し、表舞台に立つ事は無かったようだ!
関ヶ原の時に生きていたらどうなっていたのか?
非常に面白いイフであるが・・・・・

最後の章が官兵衛である!
著者は評価はしているが、天才軍師???
そこまで評価していない様だ・・・・・・
播磨の土豪の家老にしか過ぎないが、天下争奪の舞台になる。
織田に付くことで小寺をまとめるが、織田家の誰に申し継ぐのか?
これをあやまれば、四国長曽我部と光秀の関係になる。
秀吉と読む!
広い情報網と冷静な判断力を持つ。
その反面、自信過剰と自己顕示欲の強さが欠点になる。

別所氏離反の加古川評定!
織田が仕組んだとも言われるが、この席を仕切っている官兵衛に対する反感がある。
たかが小寺の家老ではないか?
それが上から目線で命令する。
能力はあってもそのあたりが見抜けない。

荒木村重の説得に、有岡城に行く。
オレなら出来る!
強烈な自信である。
主家に裏切られる。
その報いは身体に残った。
著者も厳しい!当たっていると思うが・・・・・・

復帰後は軍師に復帰する。
調整実務の秀長!
終始作戦、著略を専門に考えた官兵衛。
この機能分担がなされていた時期が、豊臣政権の成長期に当たる。
そして秀長が死ぬ!
官兵衛の策謀癖は止まない!「凄い表現である!」
秀秋を毛利の養子に送り込もうとする。
あわてた小早川隆景は、自分の養子にして毛利本家を守る。
結局小早川家も毛利家も官兵衛にとっても、誰にとっても良くない結果になった。
そうしてなければ、小早川家も関ヶ原でどう行動したか?
九州で動き回った官兵衛も関ヶ原が一日で終わるとは思わなかった。
が官兵衛自らがその種をまいている事になる。

成長過程の豊臣政権。
皆領土を欲しがる。その為に朝鮮半島に出兵する。
がそれをやらなければ豊臣政権はもたなかったと言う・・・・・
朝鮮半島はじめ、強国の侵略を受けた国は災難だろう・・・・・・

12

堺屋太一

12

« 本・戦国時代の組織戦略①信長・秀吉・堺屋太一 | トップページ | 本・小村寿太郎とその時代・岡崎久彦 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

戦国武将(武将)」カテゴリの記事

 豊臣秀吉 (秀吉関連)」カテゴリの記事

 黒田官兵衛」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 本・戦国時代の組織戦略②秀長・官兵衛・堺屋太一:

« 本・戦国時代の組織戦略①信長・秀吉・堺屋太一 | トップページ | 本・小村寿太郎とその時代・岡崎久彦 »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

無料ブログはココログ