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2014年8月20日 (水)

本・勝ち上がりの条件 軍師・参謀の作法・半藤一利 磯田道史

乱世を生き抜いた豊臣秀吉も東郷平八郎も、黒田官兵衛と秋山真之という軍師・参謀がいなければ勝ち残れなかったであろう。天災、経済危機、圧倒的なリーダーの不在。現代という困難な時代にあってこそ、組織を生き抜いた軍師・参謀から、組織で生きざるを得ない私たちが学ぶべきことは多い。二人の歴史家が確かな目で綴った、軍師・参謀の系譜と時代を生き抜く普遍の極意。

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6章からなっている。
① 軍師参謀の役割とは何か
② 治世の時代に生き残る秘訣は何か
③ 天才軍師・名参謀は動乱期にあり
④ 一気にわかる、軍師制度の変換
⑤ 近代日本に名参謀をさがして
⑥ 名参謀の資質
吉備真備から始まる。
そうして太平洋戦争まで行く。

日本人は軍師・参謀が大好きだ。
『策を帷幕の中に巡らし、勝ちを千里の外に決する』
諸葛孔明、楠正成、山本勘介・・・・・
そう言うのが好きだ!
身体が不自由な設定が多い。

参謀・軍師も時代によって違う。
列伝にすれば時代もごっちゃになっている。
昔は何でもやらなくてはならない。
儀式の段取り、作戦、出陣の日とかある。
占いもする。足利学校もあった。
官兵衛・半兵衛は書籍と実践によって軍師となる。
両者共作戦に集中できた。
それ以前の軍師とは違う。
軍事のみに集中できた時代。政治的な軍師・参謀の時代。
動乱の時代と治世の時代とでは参謀が違う。

色々本を読んでいるが、明智光秀に軍師・参謀がいた話は聞かない。
明智秀満?斉藤利三?
織田信長、徳川家康、武田信玄、上杉謙信に本来の軍師・参謀が必要なのか?
迷信深い兵を納得させるために坊主がいる。
武田信玄の家臣、駒井高白斎!
天候に対する雲の動きを記録しておき、天気予想の参考にしていたと言う。
アドバイザー的な感じと思う。
そんなに決定に影響力があるとは思えない。

嶋左近を褒めている。誉め過ぎかなと思う
軍師列伝には出て来る本多正信!
参謀と言われるのはどうかなと思うが、栄達を求めなかった。
人間通だったんだろうと思う。ただし息子正純は調子に乗ったようだが・・・・・
上杉の軍師と言われる直江兼読を処刑しなかった。
すれば、佐竹・毛利・島津の謀臣も処刑しなければならない。
半藤一利が、幕末から昭和に詳しいのでその時代の参謀の話が多い。

参謀の条件!
「はかりごとをするときの目的が矮小化されていないこと。大局観があること」
「願望と現実を見極められる能力」
「参謀にカリスマ性は不要」
「人材など騒がなくても眼玉一つでも居るよ。勝海舟」
「反実仮想力の必要!将来のイフを考えて予測対策を考える能力」
「幕末の桑名の立見尚文!立見に負けた山県有朋は能力を買い、立見を取りたてる」

あまり面白くない話もある。
三八歩兵銃、明治38年の銃を太平洋戦争で使う。
造り過ぎて、銃も玉も余っていたからと言う!
雪印の社長会見。
「疲れている」
レイテ沖海戦の栗田、小柳コンビ。
乗っていた船は撃沈され、疲労困憊だったと言う!
責任ある人が疲れているではどうしょうもない!

安倍総理の靖国参拝がある。

時代毎の軍師・参謀と言うよりも、リーダーと補佐官の役割が記述されていると思う。
面白かったです!

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半藤一利 磯田道史

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