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2014年10月 8日 (水)

本・城を噛ませた男・伊東潤

「奴に城を取らせる。そして俺は国を取る。」乱世に雄飛するため、希代の謀略家・真田昌幸が仕組んだ秘策とは?大勢力がふづかる狭間で、ある者は平身低頭し、ある者は乾坤一擲の勝負に出る。生き残りをかけ、なりふり構わず戦う人間を熱く描いた渾身作全五編!

20141008_book1

著者の本は最近よく読む。
面白い!
5作品ある。関東の事はあまり良くは知らない。
著者のように特徴ある武将を取り上げてくれると嬉しい・・・・・・
①   見えすぎた物見 天徳寺宝衍(佐野房綱)
②   鯨のくる城   高橋短波守政信
③   城を噛ませた男 真田昌幸、猪俣能登守那憲
④   椿の咲く寺   今福短波守虎高
⑤   紅雪左文字   板岡部紅雪

面白い内容だ。

見えすぎた物見
大国の狭間の小国の生きざまか?
北条、上杉の間にたち、その都度裏切る。
今どちらに属しているかも分からない時がある。
小国の苦労、悲劇がある。
佐野房綱は藤原秀郷の末と言う。
なまじ名門ゆえの苦労もある。
北条氏政、上杉謙信にも対面して責められる。

鯨のくる城

変った作品である。
それゆえ鯨が重要になる話は面白い。
が高橋短波守政信の生き様は面白い。

城を噛ませた男 

真田昌幸は「表裏比興の者」と言われる。
誉め言葉なのか?
この小説ではかなりあくどく描かれている。
騙された方が悪いのか?
武門の嘘を知略と言う!
最も過大評価されているところはある?????

椿の咲く寺 
  
今福短波守虎高、名前が悪い。高虎?????
武田に仕え、勝頼滅亡後家康を狙う。
死んだと思われているが、息子と共に生きている。
尼となっている娘に協力する。
がここに徳川の忍びが暗躍する。
最後は悲劇的な結果になる。

紅雪左文字
これは面白い!
北条、豊臣、徳川と仕える。
回想と言うか子供頃の話から始まる。
これが最後に生きて来る。
北条の為に尽くす。
父の遺言がある。
家宝の太刀を貰う。
見たところ普通の太刀だが、ひとたび抜けば人の眼をとらえて離さない。
人には妬心がある。
ようは出しゃばるなと言う事なんだろう。

有能だったんだろう。
色々な功績がある。
対外交渉にも行く。顔も広くなる。
小田原北条の滅亡後、秀吉に仕える。
が石田三成とささいな事?で感情的になる。
上手くいっていない。
ゆえに秀吉亡き後家康に仕える。
そうして関ヶ原を迎える。
家康に小早川秀秋を味方に引き入れるように頼まれる。
ほぼ味方に引き込むが、今一信用できない。
家康が秀秋に空手形?を出しているように、三成もエサをちらつかしている。
家康は不安である。どうにかせいと言う!
ここで最初の小ども頃の話と繋がる。
面白い話である。
こう言う知られていない武将たちの小説は好きだ。
短編なのが良い。
面白かったです!

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