« 本・城を噛ませた男・伊東潤 | トップページ | 本・日本合戦譚(小田原陣)・菊池 寛 »

2014年10月 9日 (木)

本・戦国鎌倉悲譚 剋・伊東 潤

小田原北条家の尖兵、玉縄北条家の当主・氏舜は一門を率いて関東の戦場を駆けめぐっていたが、心中では仏門への憧憬を捨て切れず、己の生きる道に思い悩んでいた。里見家より人質として送られて来た気高く美しい尼僧・青蓮尼を一目見たときから、その苦悩は一層深まる。理念と情念の相剋を描いた胸に沁みる物語。

20141010_book1

著者の本は何冊か読んでいる。
これからもっと読むだろう・・・・・
関東戦国史、北条の物語である。
北条は、氏が付く名前が多いのは知っていた。
そのうちに名前が無くなるのではないかと思った・・・・・
小田原が本城で各地に支城がある。
あの高名な忍城もそうである。
これを一門が守っている。
玉縄北条家の当主・氏舜はやさしすぎる。
家臣を思う気持ちがある。無駄に死なせたくないと思っている。
それが命令違反にもなる。
戦いなんて大局を見れば、小は犠牲にならなければならない時がる。
軍師 官兵衛の三木城見殺しもそうなんだろう。
が本人は出来ない!
それに仏門へのあこがれがある。
が当主である以上それは出来ない。
苦悩がある。
人質として送られて来た気高く美しい尼僧・青蓮尼を一目見る。
この母親が自由奔放に生きたようだ。
動揺する。

関東は乱れている。戦いが多い。
その中で氏舜は生きる道を探る。
が氏舜の青蓮尼への思いを見透かしたように、青蓮尼を還俗させて氏舜に嫁がせる話が持ち上がる。
氏舜はまんざらでもないのか?
青蓮尼も好意は抱いている。
が青蓮尼は自らの顔を焼いてまで、仏門に生きようとする。

北条を巡る情勢が変わってくる。
北条幻庵、北条氏規等も登場する。
そして家督を弟氏勝に譲り、仏門に入る。
そうして青蓮尼と仏の道を通じて一緒になる。
が時代は進んでいる。
秀吉の小田原北条攻めが始まる。
否応なしに巻き込まれる。
交渉役に本多平八郎忠勝が出て来る。
氏舜が指名される。仏門に入っているが・・・・・・・
降服を勧められる。
大勢をみて判断する。これ以上の戦いは意味がない。
が裏切り者と言う家臣もいる。
そうして家臣に矢を放たれて死ぬ。
死して初めて青蓮尼と一緒になれる。
なかなか乾いた味の小説である。


« 本・城を噛ませた男・伊東潤 | トップページ | 本・日本合戦譚(小田原陣)・菊池 寛 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

戦国武将(武将)」カテゴリの記事

 北条氏(小田原・早雲他)」カテゴリの記事

 黒田官兵衛」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 本・戦国鎌倉悲譚 剋・伊東 潤:

« 本・城を噛ませた男・伊東潤 | トップページ | 本・日本合戦譚(小田原陣)・菊池 寛 »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

無料ブログはココログ