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2015年2月27日 (金)

本・闇のファイル 戦火の陰に潜む人間像①・吉田一彦

戦争では人間の多様な側面が露呈する。賞賛すべき人間性の発露もあれば、醜悪な所業が平然と横行する。
月刊誌『歴史街道』に連載した記事に加筆したものが主体となっている。第一次大戦から東西冷戦にまでだが、主たる戦場は第二次世界大戦である。印象的な個々の事件に光を当てて詳しく取り上げている。。日本を変えたあの戦争を、思い返してみるのも意味のないことではない。歴史は繰り返すのである!

20150227_book


著者のファンである。
この分野の本はほとんど読んでいる。
アマゾンで著者を検索すると、英語学と情報史学 特に戦争のインテリジェンスに詳しい。
仏教にも詳しいが、同姓同名のようだ。
ほとんどと言うか、インテリジェンス関係は全部読んでいる。
エピソードから裏話まで、読んでいて嫌になる時もあるが、面白い。
15章からなっている。

第1章  独の仮装巡洋艦アトランティス
第2章  マレー沖海戦の真相
第3章  原潜輸送艦インディアナポリスの最後
第4章  緑十字船「阿波丸の悲劇」
第5章  風船爆弾の威力
第6章  アメリカの情報機関OSSの秘密工作
第7章  知られざる暗号解読作戦
第8章  ドイツがソ連に侵攻した日
第9章  アイゼンハワー暗殺計画
第10章 「解放の英雄」アメリカ軍の蛮行
第11章 レイテ沖海戦の真実
第12章 ソロモン沖から生還したケネデイ
第13章 ドイツ軍ロケット兵器の恐怖
第14章 空極のスパイ フリッツ・コルベ
第15章 「バネー号事件」の真相

まずは武士道、騎士道がある。
スバラヤ沖海戦、日本の圧勝である。そして撃沈された敵船の乗組員を救助した。
もっとも戦況が進むと、アメリカは平気で機銃掃射している。
ドイツの仮装巡洋艦アトランティス、ロゲ艦長!
これは映画になっているとの記述に納得した。
何十年前か、テレビの放送で見たことがる。
妙に印象に残っている。
警告なしに撃沈するわけではない。乗組員も保護する。
原潜輸送艦インディアナポリスと、緑十字船「阿波丸の悲劇」はどちらも情報の確認が問題と感じた。
インディアナポリスも撃沈されたのは仕方がないが、助けれる乗組員を助けれなかった。
遭難信号が問題のようだった。
阿波丸も可哀想である。
この船は見逃されると言うので沢山の乗客がいたようだ。
緑十字船は完全に対戦国が安全を保障する。
この連絡を平文で打つ。暗号ではない!
が電波状況が悪くよく分からない。暗号でないのでたいした連絡でないと思ったようだ。
それで軍艦と思い攻撃した。
キング、ミニッツは怒っていたようだ。
アメリカは全面的に非を認めた。
阿波丸には財宝、金が積まれていたとの噂がある。
信じた中国が引き上げたが、そんなものは無かった!

三野正洋に、「日本軍の小失敗の研究」がある。
この本で風船爆弾についての章がある。
子供の頃の少年雑誌が、この風船爆弾について、凄い兵器と持ち上げていた。
分からんなりに凄いと思った。
アメリカに相当な被害を与えたと思った。
が、三野正洋は「思いつき」によるものであり、かけた費用に対する効果が期待出来たのか?
1万個造られ、9300個が放たれた。1000個がアメリカに着いたと言う。が被害はほとんどない。
民間人の死者も10人もいない。
厳しい!
著者は違う意見のようだ。
実際にアメリカは、残骸を見て初めは面白がったようだ。
が恐怖に代わる。
現在の大陸間弾道弾に匹敵すると!
材料こそ原始的であるが、仕掛けの巧妙さ、高度維持装置の精密さはアメリカの研究者を驚嘆させたと言う!
もっともこれにガス・細菌兵器を散布されればと言う恐怖があったようだ。
音もなく攻撃される恐怖。
これに対して戦闘機等の防衛体制も築いたようだ!
要は効果があったと!
アメリカは気球に据え付けられているバラストの砂を調べたようだ。
それで日本の何処かを推測したようだ。実際に当たっている。
原爆投下も、細菌をばらまかれると言う恐怖から行ったと言う指摘もある。
戦後、風船爆弾の調査団が直ぐに来たようだ。
それなりの効果はあったと思いたい!

暗号解読、ドノヴァンについては著者は詳しい。
何冊か読んでいるのでよく分かる。
しかしOSSは何でも手を出す。
愛国者を集めた、悪の集団!
そう言う人間を集める。
コウモリ爆弾、猫爆弾、薬品を蒸発させてヒトラーの失明を図る。
この本には記述されていないが、東南アジアでは、日本軍の行為に見せかけて相当住民にあくどい事をした。
日本軍を恨ませる為に・・・・・
ヒトラーの暗殺計画。ヒトラーに指揮して貰った方が良い!
もっともヒトラーは暗殺を恐れて、定期的な行動はとらなかったようだ。
気まぐれで動いていたようだ!
暗殺して、もっと有能な将軍が指揮されると困る!
暗号解読では暗号を解読している事を守る為には犠牲がある。
コベントリーへのドイツの報復爆撃がある。
これを知りながら避難命令を出さなかった。
チャーチルならやりかねないと思ってしまう。
その暗号解読の恐れがあるのに実行した。
山本五十六機の襲撃命令!『山本五十六の代わりはいない』
ドイツアフリカ軍団への補給船の攻撃!『ロンメルを叩く』
リーダーの決断である!

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