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2015年8月26日 (水)

本・物語 ベルギーの歴史 - ヨーロッパの十字路・松尾 秀哉

ヨーロッパの十字路に位置したため、古代から多くの戦乱の舞台となり、建国後もドイツやフランスなどの強国に翻弄されてきた。本書は19世紀の建国時における混乱、植民地獲得、二つの世界大戦、フランス語とオランダ語という公用語をめぐる紛争、そして分裂危機までの道のりを描く。EU本部を首都に抱え、欧州の中心となったベルギーは、欧州の問題の縮図でもある。

20150826_book1

ベルギー、白耳義・・・・・・・・
良くこの漢字を当てはめていると思うが・・・・・・・・・
ベルギー史 (文庫クセジュ)・ジョルジュ‐アンリ デュモンも読んでいる。
が少し専門的と言うか、日本人には分かり難いところがある。
似のン人が記述しているので、分かり易く記述していると感じた。
今もなお分裂の危機がある。
スコットランドの国民投票前に書かれている。
スコットランドの次はベルギーと言われている。
相当根深い物がある。
著者も初めは、ベルギー語があると思っていたようだ。
いまだにそう思っている人は多いと思う・・・・・・・・
今回ベルギー、ブリュッセルに行った。一週間ほどである。
現在4人に1人は海外の生まれと言う。

言語問題、人種問題、宗教、地域格差と大変そう!!
特に南北の対立は根が深そう・・・・・・・
しかし企業でも軍隊でも同じだが、言語が分からなければ伝わらない。
フランス語だけ、オランダ語だけしか喋れない人は、上官・上司の言葉が分からない人もいる。
軍隊なんか命令が伝わらない。

ガリア戦記に、ベルガエと呼ばれる人がいた。
もっともいくつかの部族の集まりである。
ガリア制圧を逃れたゲルマン民族がローマ領に侵入する。
現在のベルギーにはいったのはフランク族。
ベルギガを東西に走る、軍用道路がある。
そしてここで、ゲルマン(フランデレン)、ローマ(ワロン)を分かつことになる。
最終的に現在のラインに収束したのは1960年と言う。
フランク王国が分裂して、現在のフランス・ドイツがベルギーの民族性、宗教的統一を無視して分割した結果だと言う。
スペイン王カルロス1世時、オランダと合わせて、「ネーデルランド」と呼ばれる。
宗教革命があり、オランダ独立戦争がある。
独立するが、ベルギーは追従するわけでは無くスペインに懐柔される。
またカトリックも多い!
フェリペ2世の娘、イザべラの時に名目上の独立国となる。
ここで面白い名前が出て来た。
『ルーベンス』
画家ごときが・・・・・・・・
外交官でもあるようだ。
豊満な肉体を描く画家と思っていた。
アントワープの像を見ている。
フランスとオーストリアが対立する。
不安定なままフランス革命を迎える。
フランス革命時、徹底した単一語源政策を重視して少数言語を容認しなかった。
独立は1830年だが、1833年にはオランダ語は禁止された。フランス語が公用語になる。
ウイーン会議でオランダはベルギーを手に入れた。
今度はオランダ語を公用語とする。
南部の方がこの時期は工業が進んでいて豊かだったので重税を課せられた。
1830年、フランスの7月革命により、オランダからの独立戦争を戦う。
これに勝利して念願の独立を果たす!

最初オランダから王を迎える案があるが、拒否する!
フランスから迎えることを希望するが、イギリスが反対。
ザクセンより王を迎える。
と言う歴史の様だ。
歴史の教科書もなかなか面白い物になっているだろう・・・・・・・・

独立後から現在に至る歴史が記述されている。
チェコスロバキアのように、さっさと協議離婚した方が良いのでは??
チェコスロバキアは言語的には同じようだが、ベルギーは明らかに違う。
スコットランドも英語ではあるが・・・・・・
沖縄も日本語である。

帝国主義と民族主義がある。
ベルギーもコンゴを植民地している。統治ではない。
搾取していたようだ。
ベルギーも独立したので、帝国主義に目覚めたのか??
コンゴに目を付けている。
これも混乱を招いたのは、ベルギーの責任であるようだ・・・・・・・・
優しい国ではない!

1830年以降は、学校問題、宗教問題から言語問題になる。
しかし一国で公用語は2か国あるのはどうなのか?
両大戦ともドイツの侵攻を受ける。
小国の哀れさである!
永世中立国とは言え、無視される。

ブリュッセルは両国語圏になる。フランス語の権益を守る。
実質的に連邦制になるが、フランデレン側からフロンに対して不満が出るようになる。
1990年代になると、分離独立を求める声が出る。
今も出ている。
スコットランドの住民投票の時、次はベルギーだと言われていたがその時は分からなかった。今はよく分かる!
いずれ別れる運命にあるのではないかと思うが・・・・・・・
それまでの歴史が記述されている。
読んでいて面白いが、複雑である。
歴史を教えるのも、フランデレンとフロンでは違うのか??

コラムがある。
フランダースの犬で有名であるが、本国より日本の方が有名である。
地ビールの国である。
元ベルギーの首相のファンロンパイは俳句が出来る日本通と言う。
ベルギー王室とも皇室は良い関係の様だ。
奥さんの大好きな「タンタンの冒険」の国である。ショップに行かなかったのは残念である・・・・・・・・
美食の国である。ムール貝のワイン蒸しが、奥さんの大好物である。
量が多過ぎると思うが・・・・・・・・

分かり易い本である。
著者も初めはベルギー語があると思っていたようだが・・・・・・・

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