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2015年10月24日 (土)

本・語られざる中国の結末(2013/10)・宮家邦彦

海洋進出への野心を隠そうともしない中国。「膨張するものは必ず縮小する」。アヘン戦争のトラウマを払拭するかのごとく米国に挑戦し、来るべき「第二次東アジア戦争」に「敗北」したあと、はたして巨大国家が経験するのは旧ソ連のような民主化か、それとも分裂なのか―。いま最も注目される外交評論家が、近未来のシナリオを大胆に予測する。

20151024_book1

著者の本では、「哀しき半島国家 韓国の結末」に次いで読んだ。
中国も複雑である。
現状では、格差、腐敗の問題があり、国家主席自身が撲滅を言っている。
それを認めているのは凄いと思うが・・・・・・・

「核心的利益」とは??
良く聞く言葉である。中国の核心的利益???
台湾とチベットと言う。ウイグルも入る。
南シナ海も入る。東シナ海もか???
四方を敵に囲まれている。
東夷・西戎・南蛮・北狄とある。
北・北東アジア:ロシア・北朝鮮・モンゴル。
中央アジア  :カザフスタン・キルギス・タジキスタン・アフガニスタン
南西アジア  :パキスタン・インド・ネパール・ブータン
東南アジア  :ミャンマー・ラオス・ベトナム
いずれも衝突の可能性は無い。
今はそれより海からの資源獲得の方が重要である。。
なので念願の海洋進出に、海軍の整備に金を継ぎ込んでいる。
「第一、   第二列島線」と言う概念がある。
良く観る。地図に線が引いてある。
ここから中に入って来て貰ったら困る。
と言う事でベトナム・フィリピンとも揉めている。
そう言えば日本も、太平洋戦争時、「絶対国防圏」と言う言葉があった。
ただこれらは相手がある。
線を引く方が劣勢である??
今は日米の海軍力に勝てない???
中国は2040年に勢力が整う???
それまで経済的にもつのか??

「中華思想」と言う言葉がある。
かっての夏王朝!!
これが理想と言われている。その後継にならんとする。
夏→華と同じ読みである言葉に置き変えて、中華思想。
と思っていたが、著者は否定している??

と言うより、「自己中 ジコチュウ」と言うべきと!!
アラブ人もそう言う事に対しては負けていないようだが・・・・・・
その一 世界は自分を中心に回っていると考える
その二 自分の家族・部族以外の他人は基本的に信用しない
その三 誇り高く、面子が潰れることを何より恐れる
その四 外国からの援助は「感謝すべきもの」ではなく、「させてやるもの」だと考える
その五 都合が悪くなると、自分はさておき、他人の「陰謀」に責任を転嫁する

「華夷思想」の方が一般的と言う。
中央の優れた「華」と、辺境の劣った「夷」が前提となる世界観がある??
ところが現在は、華の中国より辺境の欧州・アメリカ・日本の方が進んでいる。
そういう不満もあるようだ。
中国の身勝手さ、傲慢さが、中華思想・華夷思想にあるとは断定できないようだが・・・・・

エコノミストの中国経済分析ほど当てにならないものはない??
政治的自由と自由市場が無い国では欧米の常識は当てはまらない。
悲観論、楽観論があり、常に崩壊論があるが崩壊していない。
今後の中国の発展モデル。
第一モデル 繁栄は民主化を促進する
第二モデル 繁栄は独裁を強化する
第三モデル 独裁は長続きしない
第四モデル 結局独裁は続く

どれも当てはまらない??

60年前の三反五反運動。
三反
反汚職、反浪費、反官僚主義。
五反
反賄賂、反脱税、反手抜き工事、反国家財産盗取、反国家経済情報盗取。

今も変らない・・・・・・

米中関係が記述されている。
狐と狸か??
中国人は「戦わずして勝つ」ことを考える。
2003年の「人民解放軍政治工作条例」がある。
「三戦」の実施。
輿論戦
敵の戦闘意欲を弱める為に内外の輿論の醸成を図る
心理戦
宣伝等により、敵軍の抵抗意志を粉砕する
法律戦
国際法、国内法を利用して国際的な反発を排除して、支持を獲得する
現在の尖閣諸島の中国の対応が当てはまる。
相手の対応を見る為に、ギリギリのところまで踏み込む。
何度もやれば相手が疲れる。
見極めを行うが、偶発事故もある。
尖閣に侵入してくるのも日本がどこまでやるのか見極めている。

サイバー攻撃がある。
北朝鮮と言い、中国も相当な人員を配置している。
グーグルと中国の喧嘩!!
が世界最大のサイバー部隊はアメリカなのか?
今軍事衛星を落されたらアメリカの優位が危うくなる。
その対処の重要さを記述している。

南シナ海で紛争が起こる。
が長期戦は出来ない。どちらにしても短期で終わる。
中国は敗北を認めない。情報を統制する。
ここから著者お得意のシナリオの登場になる。
考えれるシナリオを並べる。
そう言う訓練をしておかなければならない。
いざという時にあわてなくても良い!!
これは読んでいると疲れる!

1998年に金大中大統領が訪日した。
「一連の発言で日本の戦後の努力を評価し、今後は過去の問題を持ち出さない!」
そういう演説をしたようだ。
著者は感動し、救われた気持ちのなったようだ。
が3年後対日関係を見直す決議をした。
金大中大統領の発言による共同声明は破棄された!
最後に著者は指摘する。
「地政学」的発想の重要性。(これは地球の問題?)
「サイバー攻撃能力」の研究。(やっているのだろうと思うが・・・・)
韓国と争っている時なのか?(哀しき半島国家 韓国の結末を読んでいる)
ロシア・インド・ASEANを当てにするな!(これはどうかなと!敵の敵は味方!)
そうしたら日本はどうしたらよいのか?
記述されていないが、日米同盟なのか?

語られざる中国の結末・宮家邦彦

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