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2015年10月23日 (金)

本・国家経営の本質 ―大転換期の知略とリーダーシップ(2014/10)・戸部 良一 (著, 編集, その他),

歴史を動かしたリーダーは何をとらえていたのか。巨大な転換期に直面し、国家再生へ大きな舵を切ったリーダーたちの構想力と指導力を解明。『失敗の本質』 『戦略の本質』に続く待望の姉妹編。
本書執筆のきっかけは東日本大震災!日本の政治家のリスク管理力の欠如、リーダーシップの不在に危機感を抱き、国家の指導者に必要とされる洞察力とは何かに迫ったとある。

20151023_book1

本書のリーダーとしては、具体的には、マーガレット・サッチャー、ヘルムート・コール、中曽根康弘、ロナルド・レーガン、ミハイル・ゴルバチョフ、鄧小平の六人のリーダーを取り上げている。
1980年前後のリーダーである。
鄧小平を除く五人は、同時期のリーダーである。
中曽根康弘はレーガンと信頼関係があった。
ゴルバチョフもサッチャー、レーガンとの関係は深い。
読んでいて思ったが、いずれも信念がある。曲げない!!!

サッチャー    イギリス病
レーガン     ソ連との対立
中曽根      日米同盟体制の強化
コール      ドイツ統一
ゴルバチョフ   ソ連邦解体
鄧小平      現実路線への軌道修正

それぞれにエピソードがある。特に思った事が多い!
サッチャー!!
フォークランド紛争があり、鉄の意志で応じた!!
「トップに立つものは、死傷者をだしてもそれを受け入れる準備をしておかなければならない。死傷者を出した場合、リーダーが強くあることがいかに大切か!!!」
実際にアルゼンチン巡洋艦を撃沈しているし、駆逐艦も攻撃されて40名の死者を出している。
サッチャーは耐えたと言う!
今日本の集団自衛権問題がある。
もし万が一これが発動されて、自衛官に死傷者が出た場合、日本のリーダーは世論に耐えれるのか???

労働組合との対決にも意志を曲げなかった!
だいたい、ドンとかキングとか言われるのが労働組合の指導者!
たいがい手を出せない!
これに戦いを挑む!13ヶ月後キングから敗北宣言が出た!
この時、スト破りを行う組合員を暴力的に阻止する。
目的を貫くためには、暴力も許される!!
断固とした態度を取ったようだ!
(日本ではどうだろうか?)
政権奪取の為の権謀術数もある。
レーガン、ゴルバチョフとも仲間である。
ドイツ統一と、ユーロには反対したようだ。
独仏枢軸を恐れたようだ・・・・・・

中曽根康弘も評価されている。
風見鳥と言われる。少数派閥を率いて政権を奪取する??
レーガンと個人的な関係を結ぶ。
有名な、『不沈空母』発言がある。
この時は、覚えているがソ連の反応が凄かったはずである。
不沈空母は有り得ない!
実際はそう言う意味では無かったのだが、中曽根康弘はあえてそのままの訳で行ったようだ。
アメリカに対するメッセージになる。
ソ連とレーガンが交渉をまとめようとした時、中曽根が反対したので、レーガンが引込めた事もあったようだ!
マスコミは、サミットの記念撮影で、真ん中に立つ!
目立ちたがりとも言われていたが・・・・・・・・・

ヘルムート・コール!
手嶋龍一の本での描写が良かった。この本でも引用されている。
ダイエットに失敗している話は人間味を感じさせる。
今ギリシャで住民投票と言う話がある。
これをコールは嫌がっている。何のための政治家か?
と言う事は読んだことがある!
激動の時代にリーダーになる。
独仏枢軸???
ミッテランとの関係は良い!
ドイツ統一に賭ける熱意!
今しかない!!!
反対も押し切る。
秘話があるが面白い。
ハンガリーから誰とは分からないが会いたいと!
首相が来ていて、ドイツとの国境を開放する。
これにコールは見返りは何かと聞いたようだ。
何も要らない!実際はあったようだが。
ビスマルクを意識している。
ドイツ統一に際し。中曽根康弘が「ビスマルク以上のことを成し遂げた」
との祝電に喜んだようだ!
こういうエピソードは面白い。あまり取り上げられないが・・・・・
晩年は色々あったようだ!

ゴルバチョフと鄧小平!
同じ共産圏の国である。
置かれている国の位置が違うのだろう!
ヨーロッパに接しているソ連!
中国は現実路線を歩む。
日本にも援助を求める。
「白猫も黒猫が問題ではない。ネズミを捕るのが良い猫だ」
裕福になれるなら先になれ。後で追いつく!
そうは言っても後からはなかなか追いつけないと思うが。
それが今の中国の問題だと言えると思うが・・・・・・

一つ思ったが、今のギリシャ問題にこの時代の政治家だったらどう対応していたのか?
同じ状況は何無いので比較は無理だろうが・・・・・・・・


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