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2015年10月 6日 (火)

本・ラグビー・ロマン―岡仁詩とリベラル水脈・後藤 正治

ラグビーは走る格闘技である。岡仁詩(1929年生)は太平洋戦争の真っ只中にラグビーと出会い魅せられた。のち選手として、監督として斬新な戦法をあみ出し、同志社大学をラグビー界のトップに導き、多くの指導者を育てた。日本の体育界に稀有なリベラル・ラガーマンの足跡を辿りつつ、アマチュアスポーツの原点を探る。

20151006_book1

著者の講演を聞きに行った。なので著者の本を読むことにした。2006年発行である。
もう何年にもなるが、会社の講演で、平尾誠二を呼んだ。
ラクビーを通して、リーダーと言うかコーチングの話をしてくれた。
大変好評であった。
その中で同志社時代の岡監督の話をしてくれた。
監督はテレビで観た事はある。親父がファンだったと思う。
平尾誠二曰く、日本でも有数の理論派であると!

同志社ラクビーの全盛期、大学日本一の相手が慶応大学だった時がある。
慶応はスクラムが強い。スクラムトライもある!
それでスクラムの対策の練習をしていた。
そこへ講義が終わった、岡監督が練習を観に来た。

「何しとんねん?」
「スクラムの対策の練習をやっています」
「それでスクラムで何点取られるのや?」
「2,3トライを覚悟しています」
「それやったら4トライ取ったらええんや!攻めたらええんや!」
そう言う会話があったようだ。
大八木なんか、5トライ取ったらええんや!
と言う事でもう勝った気になっていたようだ。

平尾が解説していたが、スクラムの練習なんか面白くない。
合計30人で練習しても、部員は100人以上いる。それが付き合わなければならない。
面白くない!
そう言う意味で言っていたと言う!!

慶応との試合は苦戦したようだ。
やはり大学生である。
ハーフタイムに監督に何か指示を貰いたい!
が監督は、『死ぬ気でやれ!』

今更付け焼刃みたいな事を言っても仕方がない!
それより今まで以上の力を出して闘えと言う意味に取った。
その岡監督の話である。

著者の本では、プロ野球、広島カープの木庭スカウトの本が面白かった。
プロ野球のスカウトの話にも同じ話がある。
評判の高い選手がいる。それを見に行くが違う選手に目が行く。
ラクビーの世界でもある。大学のスカウトなんてプロ野球ほどではないがやっている。
今はビデオがある。目的の選手の試合を送る。
がその選手には目が行かずに、逆に無名の選手に目が行く!
要は見て観なくては分からない。
評判の悪い織田信長の若い頃も、斉藤道三は自分の眼で見て判断を変えた!
が、勧誘された方は悪い気はしない。
が同志社は無試験では入学できない。頭も要る!
京大のラクビーも選手に制限がある。
そう思うとアメリカンフットボール、京大ギャングスターは凄いと思う!!
その同志社の自由な雰囲気に憧れて入学してくる学生も多いと言う!
そうして入学した選手に向山昌利がいる。九州の熊本工高。県立高校である。
その後ニュージーランドでラクビーをする。アルバイトで生活しながらラクビーを楽しむ!
「本場では、試合当日に相手をぶちのめす!」
そうやって日本に帰り日本一にもなる!

岡監督は理論派と言う。
高校入学で北野高校では無く天王寺高校に進学した。そこでラグビーに出会う。
浪人して同志社大学に入学する。
ラグビーとの付き合いは、ある意味運命だったんだろう・・・・・・・
その中で人との出会いがある。
沢山の名前が出て来る。凄いと思う経歴の人も多い!
体育会系なんて精神論が主体である!
それこそ気合である!
が合理的に考えれる人の様だ!

岡監督は、海外の文献も調べている。日本はラクビー後進国である。
が、けっして選手に方針を押し付けないようだ。
情報として選手に与える。
それをどうするかは選手が考えるようだ!
教え子には指導者になっている人も多い。
ラグビー選手についてはそんなに詳しくない。
がいろんな選手の名前が出て来る。
神戸製鋼に負けたサンヨー宮地克実監督が出て来た。
岡監督の教え子になる。
ロスタイムにウイリアムに走り込まれて逆転されたゲームがあった。
この時の特集があり、、宮地監督の表情が印象的だった。
早く笛が鳴って欲しかったと思うが、無常だった!

色々な選手の人生がある。
が名門校なんて部員は沢山いても試合に出れるのは15人である。
一度も公式戦に出ない選手もいる。
難しいところである!そう言う状況だから強いとも言える!
出れない選手は、自らシベリア組と言う!
この選手にも試合のチャンスを与える。
気を使ってくれるのは分かるが、控えの選手の気持ちは分からないだろう、と言われたようだ!
ラフプレーで退場になった選手の人生もある。
「同志社大学と同志社大学ラグビー部の伝統と名誉の為に闘おう!
 個人の名誉を賭けて闘おう!俺たちは強い!一人ひとりが目の前の敵を倒せ!」

こういう檄を飛ばされたら皆興奮するだろう・・・・・
明治に勝ったようだ!
その前年にラフプレーで退場になった選手がいる。
どうもミスジャッジの様だった感じだが・・・・・・

監督当初に、明治に負けて、明治北島監督に相撲から始めた方が良いと言われた。
足腰を鍛えろと言う事の様だ。
北島監督自体相撲部から応援でラグビーの試合に出たそうだ。チョッとビックリだ!

同志社大学神学部が出て来た。
思った通りに名前が出て来て嬉しかった。
佐藤優!!
ここでこの名前が出て来るとは・・・・・・・・
この神学部の自治会委員長と対立している。
が月日は流れる。
この自治会長の社会奉仕と言うべき、千葉の町おこしにも協力している。

大変面白い本でした!
引き続き著者の本は読んでみたい!

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ラグビー・ロマン―岡仁詩とリベラル水脈・後藤正治

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