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2016年7月14日 (木)

本・梟の城 (新潮文庫1965/5)・司馬 遼太郎

信長、秀吉……権力者たちの陰で、凄絶な死闘を展開する二人の忍者の生きざまを通して、かげろうの如き彼らの実像を活写した長編。

20160714_book

初めて読んだのは10代の後半だったと思う。
メチャメチャ面白かった。
子供の頃は、忍者物としては、白土三平に興奮した。
伊賀の影丸もある。
品川隆二の忍びの者、大瀬康一の隠密剣士もあった。
悪ガキが興奮していた。
先日、後藤正治の司馬作品の講演を聴きに行った。
その中でこの作品の話も少しだが出ていた。
それでではないが、読みたいと思ってこの本は買っていた。
ブックオフである。108円である。105円の時では無かった・・・・・・・・・

今改めて読み返してみた!
メチャメチャ面白い!
乾いた味の本である。忍びの者を扱っている本の中では最高傑作ではないかと思うが・・・・・・・
もう一人、戸部新十郎がいる。
これも面白いと思うが・・・・・・・・・

物語は単純である。秀吉暗殺である!!
伊賀を滅ぼした信長を狙うが、本能寺の変で死ぬ。
その後継者、秀吉暗殺の仕事を請け負う。
伊賀きってのてだれ、葛籠重蔵!!
今は世を捨てている。
時の権力者、秀吉のおかげで不遇を被っている商人がいる。
超大物である。当然堺の商人である。
今井宗久!!
信長には取りいったが、秀吉は自分好みの商人を使う。
利権にありつけない。
家康は名前が出て来るだけで何も関与しない。
ほのめかしてはいるが・・・・・・・・

重蔵の師匠、下柘植次郎左衛門が秀吉暗殺を請け負う。
が重蔵の明輩、風間五平が裏切る。
忍びの世界より表の世界に出たい!
前田玄以に仕える。
が前田玄以も狸である。
保険をかけている。
甲賀者を雇い入れている。超大物である!!

甲賀と伊賀の対立になる。
伊賀の忍びは老いている。
重蔵の師匠も老いている。甲賀の摩利洞玄を狙い返り討ちにあう!
重蔵配下の伊賀者は甲賀に殺される。
重蔵の仇討ちになる!
摩利洞玄に勝つ!!

秀吉暗殺の為に伏見城に忍びこむ。
そして秀吉と会う!
老人である。殺すのをためらう!
「ひどく老いぼれているではないか?」
秀吉との会話がある。
司馬遼太郎は、これを書きたかったのではなかったのかと思う!!
二人の通力の種類が違う。
「秀吉は人を動かすことに精魂を傾けて、ついに日本に号令するまでに至った!!」
「重蔵は自分自身を動かすことのみに心血を注ぎ、自在に自分自身を操ることができるようになった!」
「秀吉はその権力を大明征伐に傾けた!!」
「重蔵は秀吉暗殺の為に己をかけた!!」
この場面は最高に面白い!!

物語は、くノ一、剣客も登場する。
間者だらけである。
一気に読めた本である。
面白かったです!!
この作品は2度映画化されている。
最初は大友柳太郎で、脚本が隆慶一郎だったと思う!
次作は中井喜一だった。
どちらもイメージ的には今一だったが・・・・・・
本が面白過ぎるからか!!

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