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2016年7月22日 (金)

本・名君 保科正之―歴史の群像・中村彰彦

この清らかにして驕らぬ無私の精神を持ったリーダーが、今の日本に求められている。
保科正之と時代を変えた武士達を描く歴史随想である。

20160722_book1

著者の本はよく読んでいる。
保科正之に関しては、書き過ぎとも思うが・・・・
3つの時代に分かれている。
「豊臣秀吉、徳川家康をめぐる人々」
「名君 保科正之とその末裔たち」
「幕末、明治の群像」
著者のお得意の、専門分野の会津藩が一章ある。
どうしても戦国時代に目が行く。
宇喜多直家、秀家親子がそれぞれ単独で取り上げられている。
なかなか面白い。
秀家の妻、豪姫の事も記述されている。
秀家35歳で八丈島に流される。
関ヶ原の敗者でありながら、誰よりも長く生きた。
戦国の貴公子???
養父秀吉の期待に応えたのは、秀家だけなのか??
家康も3章ある。
関ヶ原の島津義弘の退却、本多忠勝、小野次郎衛門の話は短くまとまっていて、
分かり易い!

保科正之は著者の専門である。
会津の人材については、著者の本が詳しい!
あまり良く言わない人もいるが、著者の本で知った名前は多い。
保科正之、田中玄宰、佐々木只三郎、黒河内伝五郎、森要蔵父子、伊庭八郎、
佐川官兵衛、秋月悌次郎らが記述されている。
著者の本はよく読んでいるので、知っている話が多いが、読んでいて楽しい!

幕末はあまり興味が無い。
徳川慶喜、側室を連れて大阪から逃げた!
子供が21人と言う。
高貴な人は考えが違うのだろう・・・・・

河井継之助。
スネル兄弟と取引する。
商人である。死の商人と言われる。
が、河井を「古今の大義」に殉じた者として悼み、資産を失った事も後悔していないと言う。越後長岡の藩主を万が一の時、亡命させる事まで依頼していたようだ。
銭金抜きで河井に協力したと言う。
もっとも河井は距離を置いてみていたと言うが・・・・・

面白い歴史随筆である!

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名君 保科正之―歴史の群像・中村彰彦

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