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2016年8月27日 (土)

雑誌・日本軍「戦略なき組織」検証 失敗の本質 情報敗戦③ プロフェッショナリズムの暴走

ダイヤモンド社、ハーバード・ビジネス・レビュー・(2011/1)
問題の陸軍である。
読むのが怖い!!
情報敗戦 プロフェッショナリズムの暴走 戸部良一

20160826_book1_2

石原莞爾は当然登場する。

主役である!
司馬遼太郎が絶えず批判の対象とする、「統帥権」がある。
その番人を任じていたのが、参謀本部の軍人と言う。
政治家、財閥が批判されている。
東北の農民の貧しさをなんとかしたい。
徴兵された兵の家族も苦しい。
最初の動機は純粋だったんだろう………

軍人は専門職化すればするほど、非政治家になる。(ハンチントン)
が、日本の軍人も専門職化している。
が逆に専門職化、プロフェッショナル化した故に政治介入した??
軍人はもともと政治化し政治に介入する内在的な傾向があると言う。
国家の後見人、守護神を自任している。
自分たちが考える国益に反するようであれば、矯正しようと政治に介入する。
第一次世界大戦は総力戦となった。
これを経験せずに見ている。
軍縮により軍人生活が脅かされて将来の不安を募らせた。
政党政治は党利党略にかまけ、政治への信頼が薄れている。
総力戦を戦うための国家システム(総力戦体制)を構築しなければならない。
政治家の仕事であるが、軍人達が政治家に任せれない。
軍人がやるべきである。
軍人が関与した、三月事件、十月事件、五・一五事件、二・二六事件とテロ、クーデターを起こす。
軍人の暴走が始まる。
張作霖の爆殺がある。
河本大作がやったのかどうか?
ソ連と言う説が有望であるが、本人がやったと言っている。
やれと命令されていたので、他人がやろうと自分がしたことにしなければならなかった??
河本を裁判にかけると、国際的信用を失う。
そう言う事をやっているから、許されると思う。
二・二六事件も、自分達が処罰されると考えていない軍人も多かったようだ………

石原莞爾に板垣征四郎。
自分たちの思う方向に、現状の国家体制、外交をつぶし新しい国家体制を造ろうとした。
総力戦への体制造りには、皇道派も統制派も一致していた????
多くの行動が行われたが、出先機関が勝手にやっている。
中央は追随するだけである。
本来なら処罰の対象になるが、何も出来ない。
出先の軍司令官は天皇直隷であり、幕僚組織に過ぎない参謀本部が掣肘するのは、統帥権干犯である。
思いあがりもはなはなだしい!!!!
陸軍大臣は現役の大将、中将で無ければならない。
気に入らない内閣には大臣を出さずに、潰す事も出来る。
総力戦を戦うには、あらゆる要素を投入しなければならない。
軍事的合理性を主張するが、軍の利益も介在している。

軍の政治介入の推進力となった中堅幕僚長は、エリート軍人として純粋培養された軍事プロフェッショナルであり、多くの場合有能な軍事官僚であった。
軍事面だけでは、合理的でもあったようだ。
このシリーズに見られる大局観に欠けるようだ。
自軍の損害に見合う講和を求めた。

中堅層が実権を持つのは日本の特徴と言う。
実権を持った中堅幕僚層が、有能なリーダーの登場を拒んだ。
実際にそうである。
権力の核心が中堅幕僚層に移行する。
軍事プロフェッショナル、テクノラートの狭隘な合理性と独善性が政治を歪めた。
より狭い合理性と組織的要求がせめぎ合いが、政治の中心的位置を占める。
こうした状況が、一見軍部の独裁と見えた実情と言う。

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