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2016年9月 9日 (金)

本・昭和史の深層 15の争点から読み解く(2010/5)・保阪 正康

太平洋戦争、昭和天皇、南京事件、慰安婦問題……。
論争点となってきた15のテーマを通して、表層的ではない昭和史の本質を探る。

20160909_book1

著者の「検証・昭和史の焦点」を先に読んでいる。重複する項目もある。

第一章       満州事変前後の国家改造運動
第二章       二・二六事件と新統制派
第三章       日中戦争と「現地解決・不拡大」
第四章       南京事件
第五章       太平洋戦争とその歴史的本質
第六章       毒ガス・原爆・大量殺りく兵器を許した論理
第七章       北方四島、北海道占領をめぐるドラマ
第八章       「敗戦」と向き合うということ
第九章       東京裁判が真に問うていること
第十章       占領期に見る宰相の資質
第十一章 占領は開放か、それとも抑圧か
第十二章 強制連行の実態を考える
第十三章 沖縄戦の本質を見つめる
第十四章 慰安婦問題に見る「戦場と性」
第十五章 昭和天皇の歴史的役割を検証する

帝国陸軍には戦場神経症になるような意気地のない将校は存在しない!!
診断書を書いた軍医はこうそくされたようだ!
日本軍はそう言う集団と言いたいのか??
現実に目をつぶっている!!
国家改造運動で、「小善・大善」と言う言葉が出て来た。
小善は、軍人勅語を守り、その枠内で帝国軍人としての務めをはたす。
大善は、天皇陛下の御心に添って勤めを果たす。

思い出すのは、習近平に無理やり天皇陛下に会わせた件である。
小沢一郎が、天皇陛下もそうおっしゃるに違いない!
と言って正当化していた。
開き直っていた感じがする。
この時の小沢一郎を見て、この政治家に任せて大丈夫なのかと思ってしまった。
この当時の陸軍軍人も変わらないのではないかと思ったが………

二・二六事件は、失敗して成功した!
このクーデターが成功していたらどうなっていたか?
陸軍は、対ソ戦に走っていた………
敗戦の結果は変わっていないが、もっと悲惨だったのではないか!
ソ連に領土を取られて、シベリアに抑留される人数も多くなっていたと思われる。

日中戦争の間違い。太平洋戦争もそのようである。
①   戦争終末点を考えていなかったこと
②   国際社会の勢力を無視していたこと
③   国民に向けての戦争説明がなされなかったこと

不拡大の石原莞爾は煙たがられていたようだ!
日本陸軍の30%が恒常的に中国大陸に縛られている。金もかかる!
この当時の主敵は共産主義のスターリンである。
国民党、共産党両方を相手にしている。
「敵の敵は味方」 この時に戦略を誤っていなければどうなっていたか?
国民党と講和して共産党にあたる。日本の主敵はスターリン、共産主義である!
軍人の欲望の為に戦っている。
その結果が南京事件を起こしている。
このような計画も無い日本が、虐殺をしたのではない。
そもそも計画的な皆殺しなど、日本軍に出来るわけは無い!
比較にもならないが、ドイツとは違う!
そんな計画的な民族では無い。
著者が記述しているが、司令官自体これを見て情けなかったようだ。
皇軍なんて大層なものはいない!
中国にも問題があったのは事実である。
しかし30万と言う数字は絶対にない??
カチンの森のポーランド将校の虐殺。
殺して埋めている。
それにより虐殺が分かった??
30万の死体の処理はどうしたのか??
人骨がうじゃうじゃ出て来たのか??
30万も殺したのであればその後の南京の人口はどうなっていたのか??
まぼろしと言う意見もある。
戦場心理なんて異常なものである。
著者は当時の日本兵にインタビューしている。
死んでから話してくれ!
名前は出さないでくれ!
機関銃で乱射して殺している。
機関銃なんて日本が持っていたのか??
会社に入ってから中国戦線で戦った人の話を聞いたことがある。
機関銃の話をしていた。
たいがい弾詰りで撃てなくなったと言っていたのが印象に残る。
同じ皇軍でも虐殺に走った部隊と、しなかった部隊がある。どう違うのか??

太平洋戦争とは?
①   自存自衛戦争
②   東亜開放の戦争
③   典型的な侵略戦争
④   強制された戦争
⑤   近代の清算の戦争
⑥   政治的解決の失敗した戦争
⑦   民族解放戦争

実際に朝鮮半島、台湾を統治と言うが、植民地支配している。
戦争開始後も、戦後も東南アジアの国を開放したわけではない。
インドネシアは戦後日本の兵が自主的に戦って、戦後感謝されている。
日本国がそうしたわけでない!!
やはりドイツ頼みの③の典型的な侵略戦争になるのか??
侵攻した国で、傀儡では無い自国の政権を造らせれば又違ったのかもしれないが………

北海道占領では、危なかったようだ。
スターリンは北海道を狙っていた。東半分のようだが………
何か事あれば侵攻する気だったようだ………
トールーマンとスターリンの交渉がある。
占守島の戦いもある。勝者が占領地を広げようとして戦いを仕掛けている??

著者の持論であるが、証言には「一対八対一の法則」がある。
信用できるのが一で、はっきり言えば嘘が一で、残りの八は曖昧である!
曖昧であればそれを言い、当時思っていた事とその後に得た知識の違いを正確に言う人がいる。
全く嘘を言っている。
鶴田浩二がいるが、特攻隊員ではなく整備兵だったと言う。
これも嘘になるのか??
もっとも知っている人も、特攻の代表と言うことで黙っていたようだが………

東京裁判で、この大戦終了時にドイツと日本で世界を分割する案があったようだ。
信じられない話である。
何処が民族解放戦争、東亜開放の戦争になるのか??
たまたまインドネシアの独立戦争に従軍した日本兵が3000人いた。
素晴らしいが、日本国がやったのではない!

靖国の合祀問題がある。
元宮司の松平永芳が合祀したようだが、A級戦犯も犠牲者と言う考えである。
天皇陛下が不満に思っていてもやった。小善でも大善でもない。
関東軍参謀ではないかと思うが???

徴用に慰安婦がある。
日本人としては触れたくない話である。
組織だっての話なのか??
本人の諒解を得ての自主就労か、拉致なのか?
日本は記録を消去している。
なので朝鮮半島、中国の証言しかなくなっている。
いかにアホかが良く分かる。
もうサンフランシスコ条約で解決済みでは済まされないようだ!
慰安婦も同様だろう………
ただ戦場の性がある。
性病がある。これに感染すると戦力にならない。
なのでそう言うところへの出入りは禁止している部隊もあったようだ。
慰安婦を連れまわして戦場に行くのではない。
歴史、人権問題であり、民族問題では無いとも言う。
日本も終戦時書類を焼いている。
慰安婦の書類も都合が悪ければ焼かれている。
そう言う書類が残っていないのでは、無いとは言えない。
何でもかんでも焼くので、吉田証言みたいな嘘がまかり通る。
疑問をつける事自体問題になる。

沖縄の戦いがある。
これは本土決戦の戦いと言う!
サイパン島の島の戦いでは無い。
北海道から兵が来ている。
集団自決命令がある。
実際どうだったのか??
この話になると、命令書は無かったと思う。
ただ、空気がある!
司馬遼太郎が終戦前、関東平野に配置されている。
その時に上陸してきた米軍を迎撃する為に出動して、避難して来る日本国民に遭遇したらどうするのか??
と質問した兵がいる。
答えは、ひき殺して進め!
島で島民をどうやって守るのか?
そう考えたら命令を出さなくても、目が言っている!!!
裁判で争うことも無いと思うが………
ただ大江健三郎は問題である。
ノーベル賞作家とは言え、頭が悪いので読んだことも無い。売国奴と言う声もある!
安倍総理を呼び捨てにしていた。
天皇陛下も沖縄には行きたかったようだ。
もっとも迎える沖縄はどう言う態度か分からないが………

天皇陛下は靖国参拝に行かなくなった。
合祀の問題以降である。
天皇陛下の為にと言っていた人達も、いざとなればどこまで信用出来るのか??
二冊続けて読んだが面白かったです!!!

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保阪正康

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