« 2016年度 NHK大河ドラマ 真田丸38回 「昌幸」 | トップページ | 入社以来の業者への挨拶回りを行った。 職人の腕をしのばせる!! »

2016年9月28日 (水)

本・世界地図の中で考える(1968/9)・高坂 正尭

なぜ人間は「悪徳」を取りこむ必要があるのか?
「悪」を取りこみ、人間社会は強くなる。タスマニア人の悲劇から得た洞察の真意とは。なぜイギリスは広大なインドを容易に征服でき、しかしその統治には失敗したのか。なぜ二度の大戦で勝利を収めたアメリカが、ベトナムでは敗北したのか。稀代の国際政治学者が、若き日に世界各地で綴った珠玉の文明論。

20160928_book1

若き頃読んだ本である。改めて読み返している。
読んだ時は、目から鱗であったと思う。
内容は下記の通りである。

第一部      タスマニアにて
第二部      パックス・アメリカーナ
第三部      文明の限界点
第四部      さまざまな文明・ひとつの世界
第五部      世界化時代の危機

この中でもっとも印象に残っているのは、パックス・アメリカーナである。
アメリカの力の根源??
圧倒的な兵力がある。
戦いは日本で言えば信長である。圧倒的な兵力を集めて戦う。
南北戦争の感想を聞かれた、普仏戦争の勝者、プロシア参謀長モルトケが言った。
「二つの武器を持った暴徒の戦いに興味はない!」
モルトケには混沌にしか見えなかった??

この時に、アメリカと言う国はこんな国なのかと思った。
第2次世界大戦の連合軍の作戦がある。
イギリスは戦争後を考えている。なので驚くような作戦もある。
ギリシャ、バルカン半島の事を考えている。
もっともノルマンディー後、一挙にベルリンへ進撃する作戦もあったようだが、突出せずに確実に攻めた。
アメリカの戦争と言うのはそう言うものだと言う。
ペイオフ。戦争は支払いに応じきれなくなった方が負けである。
湾岸戦争時、サンディープロジェクトに高坂 正尭が出演していた。
この戦争は、アメリカは支払いに応じきれると思った。日本がいる!
実際そのようになった………

最初がタスマニアである。
南半球から地球を見たかったようだ。コリオリの力が働く??
ここでタスマニアの原住民が死に絶えたようだ。
80年弱で絶滅したようだ。抵抗したので殺されている。
がイギリス人が持ち込んだ病原菌・細菌も影響している。
抵抗力が無いので簡単に感染して死ぬ。
イギリス人は長年にわたって鍛えられている???
現在の宇宙開発の問題がそれである。
やらない方が良いという意見がある。
南米に侵略したスペインはわずかな兵力でインカ、アステカ、マヤ文明を滅亡させた。
同じ事が地球でも起こりうる??
火星、金星には何があるか分からない??
宇宙戦争で火星人が滅んだのは、細菌である。
タスマニアもそうである。地球もそうなるのか??
滅亡の理由は数多くある。他人事は思えないが………

そしてパックス・アメリーカナである。
矛盾を含む多様性が強くする。
一枚岩で固まっているより、いろんな考えがある方が強いと言う。
当時と現在は違っている。
フランチャイズ制についても記述されている。
著者は、ボストンに住んでいたようだ。
レッドソックスとセルティックスのファンになったようだ。
出て行かれると野球もバスケットボールも見れない。
現在は衛星放送も発達しているが………
地方分権と言うのだろう………
大統領選挙の矛盾を記述しているが、まさにブッシュVSゴアの選挙である。
「単純な制度は控えめに言っても欠点がある」
大統領はより人口の多い州を代表している。

小さな州が代表されている下院。
上院は州ごとに2名である。人口に関係ない。
大統領になるには、予備選、党大会、大統領選挙と3つを勝たなければならない!
もっとまとめればよいという意見もあるが、完全な制度は無い。
日本の現状もそうである。
不合理とも思えることが、良い事もある???

文明の限界点、さまざまな文明・ひとつの世界、世界化時代の危機として色々記述されている。
ベトナム戦争でアメリカは負けている。
大兵力で決戦できない戦争は苦手である。
「骨董品店の象」と言う言葉があるようだ。
狭い骨董品屋に象を入れれば暴れて、物を壊す元である。
ベトナムではそれに近い状況だったようだ!
そう言う例として、ナポレオンのスペイン侵攻がある。
これもゲリラ相手に負けている??

インドネシアとベトナムがある。
どちらも共産主義が強かった。
インドネシアは共産勢力は、人民が支持しなかった。
インドのイギリスの支配。

各国のさまざまな事情がある。
農業についての記述がある。
食料である。人口に対しての増産は追いつくのか??
現在の世界では、飢餓に苦しんでいる多くの人がいる反面、捨てられている食料がいかに多いのか??
食糧問題は水と連動している。
どうしても揉める元である。
インドネシアのオランダの投資の話がある
農地を増やして、サトウキビを植える。
インドネシアは豊かになったようだ。
が、技術進歩がある。サトウキビにしても機械化が進み、それほど人間を必要としなくなった………
儲からなくなるとオランダは冷たい。
独立の時に、インドネシアに対して投資を請求したと聞く。
セコイ国である。流石オランダと言うべきか?

現在のIS国を見て、著者はどう言う事を言うのだろう………
読み返してみて面白さが、若かりし頃より分かったような気がする。
この本では、パックスアメリカーナが特に印象に残っている!!
今読んでも面白いし、当たっているところが多いと思が………

« 2016年度 NHK大河ドラマ 真田丸38回 「昌幸」 | トップページ | 入社以来の業者への挨拶回りを行った。 職人の腕をしのばせる!! »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

アメリカ (カナダ・メキシコ)」カテゴリの記事

インテリジェンス・国際情勢」カテゴリの記事

昔話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 本・世界地図の中で考える(1968/9)・高坂 正尭:

« 2016年度 NHK大河ドラマ 真田丸38回 「昌幸」 | トップページ | 入社以来の業者への挨拶回りを行った。 職人の腕をしのばせる!! »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

無料ブログはココログ