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2016年9月10日 (土)

本・文明が衰亡するとき(1981/11)・高坂 正堯

なぜ文明は衰亡してしまうのか?本書では、巨大なローマ帝国が崩壊する過程や、中世の通商国家ヴェネツィアの興亡を検証。繁栄そのものの中に衰亡の本質はあり、その原因には多くの共通項があることを説く。そして現代、膨張し続ける超大国アメリカにも、すでに衰亡の萌芽が…。人類の栄光と挫折のドラマを描く、必読の文明論。

20160910_book1

これも本の整理をしていたら出て来た本である。
この本はNHKのスペシャルでやっていたのを観た。
本を読んだのは、書評で見たからだ。
それから塩野七生の本を読むようになった。
ローマ、ベネチア、アメリカ、日本と続く。
このベネチアの章に、「塩野七生 海の都の物語」の紹介があった。
それから間もなく、「コンスタンチノープルの戦い」が発行された。メチャメチャ面白かった!

衰繁栄の頂点に達すれば、後は下がるだけなのか?衰亡論がある。
ローマ帝国は滅んでいる。が、東ローマ帝国は西が滅んでから1千年保っている。

ローマ帝国の滅亡の理由は??
いろいろ記述されている。みんなそれなりに原因の一因なんだろう………
気候の変動をあげている学者もいる。
その気候はアメリカ大陸の木の変化によって推測している?地中海とアメリカでは違う!
国が起こるときは、人々は一生懸命働く。自国のすぐそばでの戦いには皆必死になる。
が帝国が大きくなると、辺境の争いは他人ごとになる。
生活も豊かになる。兵役にもつかなくなる!創業時と滅亡時は民族が違っているのではないのか??
ローマ市民がいる。
エペイロス王・ピュッロスに負けても、勝ったピュッロスが、勝っただけと言ったようだ。
ハンニバルに負けても直ぐに志願兵で兵を補充している。
領土の拡張も限界に来ている。巨大なるが上に滅んだのか??
と言う風に理解したが………

ベネチアには行った事がある。「塩野七生 海の都の物語」何度か読んでいる。
ミラノ・ベネチアに行く飛行機の中でも読んだ。
ベネチアへは、ミラノから列車で行った。
電車の中で、パソコンと携帯電話を盗まれた。バッグの中のパソコンが無くなっていた。
不用心である。列車の棚の上においていたのを、中だけ抜かれた。
情けなくなったが、ハラは立たなかった………
さてベネチアである。かっては交易で栄えた。その名残が残っている。
今は観光で食べている都市である。
過去が息ずく町?? 過去で食べている町!!
ベネチアは楽しかった。料理も口に合って美味しかった!
街を歩いていても楽しい。橋まで行きのに遠回りしなければならない??
水上バスも一方通行なので大分遠回りの時もあった。サンマルコ広場も楽しい!
ここを見ているので、海外の美術館でもこの絵画は直ぐに分かる!

ベネチアも繁栄の頂点に立った。
イタリアの海に関係する船、海軍の国旗には、ベネチア・ピサ・アマルフィ・ジェノバの4都市の国旗が真ん中にある。
ベネチアは「緋色に黄金の獅子」である。
ジェノバとの抗争、戦争も徹底的まではやらない。
経済活動に影響があると思えば休戦している。
この辺りは、「海の都の物語」が詳しい!
この章で直接選挙の弊害の警戒心が記述されている。
世襲制も恐れたようだ!
実際に能力がありながら世襲になると言って、元首にならなかった人もいる。
まず国の為になるかどうか考える。複雑なシステムを築造している!
日本でも直接選挙になれば、杉村太臓、田中真紀子首相にもなりかねない!

地中海貿易で繁栄を極めながら15世紀になり陰りが見られる。
オスマン・トルコにフランス・スペインである。
大国に対して、都市国家では対抗できなくなる。特にトルコとのやり取りは厳しい!!
トルコは人的資源が豊富である。損害を恐れないし直ぐに補充できる!とても太刀打ちできない。
スペイン・ポルトガル・オランダ・イングランドが大西洋に航路を開く。ガレー船から帆船になる。
ベネチアは地理的状況もあるが、地中海交易で栄えて、船も地中海用で良かった。
ジブラルタル海峡を越えてまで大西洋に出ていかない。
それに船も造れない。
ガレー船も漕ぎ手が市民だったのが、奴隷に変って来たと言う。裕福になれば考えも変る!
ローマ帝国の末期と同じように感じるが………
「通商国家はつねに新しい変化に対応する姿勢を持ち、時代が変化したり、危機がおこるときに臨機の措置を講ずることができなくてはならない」
国民が変化を求めなくなった??
帝国主義と言うのか、ヨーロッパ各国が力を付ける。
都市国家では対抗できない、無理な状態になっている。
時代がそうなって来ていたのか??

アメリカがある。
超大国である。
この本が書かれた時点では、米ソの対立がある。
中東も今とは違う。ヨーロッパ自身も違う。
今は中国がソ連に代わるアメリカの仮想敵国なのか??
より良い住まいを求める。
豊かになって来ている。
郊外に家を建てる。
それにより民族、収入、階層による差別が出来て来る??
ローマ帝国も一挙に衰亡に向かったわけではない。
五賢帝の時代もあり、持ち直している。

成長の限界がある。
誰もがアメリカにあこがれていた時代は、1ドル360円だった。
永遠に続くかと思われていた!!
ドルの敗北がある。
当時は大きいアメ車にあこがれていた。
石油危機から変わったのか??
ガソリンのがぶ飲みが批判される。
企業のやる気が無くなる。製造より金融になる??
ベトナム戦争で負ける?? 各国で反アメリカ活動が盛んになる。
イランとの対立! アメリカの正義が怪しくなる。
この本に書かれた時代からソ連が崩壊して、イラク戦争、イスラムの台頭がある。
ほぼ頂点に立ったのではないかと思う!
後は緩やかに下がって行く?????
大統領選挙がある。
かっては政党の長老が候補を決めていた。プロが決める。透明性は無い!
いまやショー化している。 民意を反映させる為に予備選が行われる。
予備選は、超マラソンレースになっている。
カネとスタミナがいる。
民意を反映させる原則の為に、他を忘れている。
カネの事もあるのだろう………
企業も経験軽視に、分析尊重になっているようだ。楽な方向に走っている??
俺のカンでは売れる、と言う事は通用しなくなっている。

最後に日本の運命がある。
戦後の幸運な時代がある。アメリカに保護されていた???
狭い国土の通商国家。オランダ、ベネチアがある。
繁栄にはそれだけの理由がある。衰亡にも衰亡の理由がある。
ねたみも買う。
通商国家はより強力な国の造る国際関係を利用する。嫌われる!!
変化への対応力が無くなれば、衰頽になるようだ。
何年後か日本も衰亡するそだろう………

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