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2016年10月10日 (月)

本・手掘り日本史(1990/11)・司馬 遼太郎

日本人の底の底には無思想という思想、簡単に言ってしまうと美意識があるのではないかと思う。日本人が初めて持った歴史観、庶民の風土、「手ざわり」感覚で受け止める伝統的美人、義経という人気者、幕末三百藩の自然人格。
歴史小説に新しい地平を開いた圧倒的国民作家が、自らの発想の原点を解き明かした好エッセイ集。

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文庫本でブックオフで見つけた。もう20代の頃だったと思うが読んでいる。
改めて読み直した。やはり面白い!

内容は下記の通りである。
私の歴史小説
歴史の中の日常
歴史の中の人間
日本史と日本人
わが小説のはじまり

我が家の実家は高砂である。仕事の関係で姫路方面にも行っている。
播磨の知人も多い。知り合いに三木さんがいる。地主の息子である。
この三木さんが済んでいる地域は、ほとんどの姓が三木とあと二つと言う。

司馬遼太郎の祖父の話になる。
軍師官兵衛巡りで、英賀保に三木は行っている。
播州の人間は、ここに籠城したと言う言い伝えが残っている家が多いようだ。
我が家には残っていないが………
司馬遼太郎の祖先もそのようだ。
その割には、三木城をひいき目に記述していない。
明治維新で姓を貰う。
その時三木の姓を貰った人が多い。
が祖父は不義理をして貰えなかった。
祖父の母親は、おふくと言う名前である。
それで福田となった。
えらいエエ加減な事である!

大阪の兵の弱さがある。東京もである。
兵は東北と九州が強いと言う。
封建度の強い地方ほど強い。
ここを死守せよ!!
と言われても、自分で判断して兵を引く。
お上の恐ろしさを軽く観ている。
封建度が強ければお上の言う事を聞く!
その違いが大阪兵の弱さと言う!

又も負けたか八連隊!
と言われるぐらい戦闘には参加している。
自分も関西人なので、(大阪人ではないが…)この辺りはそう思いたい!

司馬遼太郎が良く記述している話がある。
兵の強さである。
戦国時代の加藤嘉明がいる。伊予松山の城主だった時期があり、秋山兄弟がこの城を見て育った!
兵とは真面目な、律義者が良い。引くなと言われれば死守する。
進めと言われれば進む!
英雄豪傑を嫌う!

それで塙団右衛門を嫌った??
英雄豪傑はスタンドプレーに走る??
口だけに達者なのが多い??

学生時代に「燃えよ剣」と「新撰組血風録」を読んだ。
それまでテレビで「栗塚旭」主演で観ている。
読んでみてメチャメチャ面白かった!
何と言っても新選組副長土方歳三である。新選組と言う組織を造った。
この故郷での話であるが、石田散薬という薬の原料を集める。
刈る者、運ぶ者、陰干しする者、釜に掘り込む者、薬研でする者、袋に入れる者。大人数である。
これをいかに効率よく動かすか?これを歳三は14歳の頃からやっていた。
そう言う事が組織造りに役立っている??

史観??
人物のイメージが固まっている。
斎藤道三、楠正成、源義経、坂本竜馬、織田信長、河井継之助………
イメージから外れた小説を書くと、読んで貰えないかもしれない。義経がそののようだ!
義経は軍事的天才と言う。騎兵の使い方である。
騎兵は坂の上の雲が詳しい。
歴史上騎兵で勝利した戦いは少ない。
ナポレオン、フリードリッヒ大王、モルトケ???
チンギス・ハーンがいる。兵は皆騎兵である。
信長の天才性は博打をやらなかった。桶狭間の合戦での勝利は万に一つの物だと理解している。
以後の戦いは、絶えず敵より多い兵を集めるし、集まるまで待った。
桶狭間の合戦を通例とするような戦いはやらなかった。
長篠の戦いから武田を滅ぼすまでも時間をかけている。

南北朝時代は小説になり難い??
全て利害が絡む?
そう言う事が書いてある。

世の中には体制製造家と処理家がいる。
肥前佐賀は学問が盛んである。優秀な人間、技術屋が多い。
薩摩とは違う。
この肥前から多くの人材が政府に参加した。
江藤新平、副島種臣、大木喬任、大隈重信らがいる。
問題は江藤新平である。体制製造家と言う。
西郷隆盛、大久保利通の体制製造家である。
違いは大きくは無いと言う。
体制製造家、体制製造論者は命が危ない。
現に皆死んでいる。
処理家はそう言う危険は無い。
実は天下は処理家が取る???
織田信長はそう言う意味では天才であるが、やはり倒れている。
家康はビジョンが無い。なのでその状況に合わせる事が出来る。

徳川幕府は徳川家を守る為にあった。ジジ臭い!
若年寄り、老中、大老………
老の字が付く!

板垣退助は製造家でも処理家でも無い。軍人である。
自由民権運動をやっている政治家かと思ったら、そうではない!
そんな事を記述しているのは司馬遼太郎だけであるが………
いぜれ薩長が仲たがいするので、その時は四国十三藩をまとめて中央に打って出る???
天下取りである!!
この人も不幸である!
軍人として活動させればもっと後世に名前を残したのではないか??

明治の鉄道の話がある。
川上操六がいる。骨の髄までの軍人でプロシア信望者である。
鉄道を海岸線ではなく山中に引けと。
戦争になったら輸送路が砲撃でやられる。
膨大な予算になる。
これを止めさせたのが、同じ薩摩の黒田清隆。
「操六、表に出ろ」
それで話が付いたようだ。
川上操六は日清戦争の立役者である。
その後日露戦争の案を造るが重圧による物なのか、死亡!

天皇が実権を持った事は無かった?
明治維新で天皇の位置付けを考える。偉いのではある!
この時に普仏戦争が起こりプロシアは勝利する。
プロシアは皇帝がいる。
これを参考にする
日本史で天皇が権力を握ろうとすれば、乱が起きる。
日本独自の物を、中国・西洋の皇帝・王に当てはめるのは間違いなのか?

光秀の事も記述している。
古典的教養がある。信長には無い。
側室もいていないようだ。
両者に違いはある!性格的に合わない!
要はノイローゼである??
最近では四国問題、斎藤利三が話題であるが、やはり病的なものが原因であろう………

出雲に美人が多い話や、日清戦争で敵将丁汝昌に降服勧告の手紙を出している話もある。
面白い本でした!!

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