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2016年10月12日 (水)

本・忍者と忍術(2010/5)・戸部新十郎

「歴史の深淵にかかわったかもしれない忍者とは、そもそもどのように成立し、どう働いたかを考えてみた。しょせん、忍術は一個の芸能であり、発生は遙かシルクロードの彼方にあると思う」(あとがきより)。
大作『服部半蔵』の著者が、忍者研究の集大成として語る。歴史の闇に蠢動する、忍者の源流と足跡。

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著者の本は大好きだ! ブックオフではたいがい著者のところに行く!
剣豪小説、忍者物………
昔、服部半蔵の文庫10巻を親父に見せた。
感想はメチャメチャな本やな………
面白いと言う意味だ!が登場人物が多過ぎて本当に関係あるのかどうか分からないと言う意味だった。
著者は剣術、忍術に詳しい。自らも剣道をやっている。
この本は、いつもながらのお得意のブックオフで見つけて買った。
一気に読めた! 面白かった………

著者自ら記述しているが、忍具には触れていない!
水蜘蛛等、水の上を歩ける装備。一粒飲めば満腹になる丸薬。
そんなものが漫画、テレビに出ていた。潜水艦もあった。
忍者物で最も影響を受けたのは、『白戸三平の真田忍群等の忍者物・カムイ外伝・サスケ・忍者武芸帳・風魔・真田剣流』、『横山光輝の伊賀の影丸』

テレビの『品川隆二の忍びの者』 『大瀬康一の隠密剣士』
これらの作品が子供心にも残っている!
著者が記述しているが、忍者に超人的な活躍を求める。
100mも3秒ぐらいで走るのではないか?
そんな期待をみんな持っている。

松尾芭蕉が隠密だったのか?
その話から入る。伊賀者は得体の知れぬ存在なのだろう………
織田信長の伊賀攻め!徹底的に皆殺しにした。
要は得体の知れない者は排除される!
が忍びの理想像がある。これを守れば忍びでなくても完璧な人間になる。
理想像として求めている。

忍びの歴史がある。
聖徳太子が忍びを使ったとある。
古代中国、三皇五帝!またまた古い話だ。
朝鮮半島ではない。
武田信玄の三つ者、上杉謙信の軒猿、相州北条家の風魔、前田利家、伊達政宗、真田忍群………
武将は情報収集の為に忍びを使う。
盗み出すようなこともしたが、風説を集める。
が明らかに他国のものと分かれば怪しまれる。
そこで方言等も研究する。
他人より優れた体力を持つために訓練する。
よく言われていた成長の速い木の上を飛び越える。当然毎日だ。
水に顔を突っ込み、息を止めて鍛える。肺活量も大きくなるだろう・・・・・

果心居士、飛び加藤の高名な忍びが登場する。
果心居士は著者の好みか?よく登場する。
松永弾正の話では良く出て来る。
戦国武将は疑り深いのか?技術の有効性は認めても相手に使われる心配をする。
そうなれば殺さなければならない。

忍びとの関係が深いもの。
鬼、童子(酒呑童子)、猿楽、陰陽道、山伏、仙術との絡みも紹介されている。
安倍晴明、芦屋道満も出て来る。
夢枕獏が良く書いている・・・・
服部半藤は、鬼半藤と言われている。渡辺半藤は槍半藤。
服部半藤を鬼半藤と言うのは意味があるのか?
鬼も忍びも得体が知れない!

徳川時代になり忍びの使い方も変わる。
伊賀の国は藤堂高虎が支配した。忍びを取り込んだ。
あちこちウロウロされると困る!
各地の大名を調べる。国情を調べる。不満が無いのか?一揆が起こらないか?
播州浅野家の、刃傷騒ぎを起す内匠頭長矩の10年前の報告がある。
『女色を好み、政道は家臣にまかせきり。家老も諌めない』とある。
伊賀者は重宝されたようだ。情報収集に都合が良い。

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よく抱えられたようだ。
伊賀同心、甲賀、根来と幕府は抱える。
後に吉宗がお庭番をつくる。
この辺りは誤解していた。隠密をお庭番と言うと思っていたが違った。
命令を受けるのに、庭の池で待っている。そんな漫画をよく見た!
そう言うものだと子供の頃は思っていた!
柳生はどうか?
但馬守の柳生の剣客は各地で抱えられている。
彼らが隠密の可能性はある。が十兵衛の隠密説はなさそう………
夢が無くなってしまった………

薩摩飛脚!
薩摩に隠密として入る。見つかる可能性が高い!
成功したのは、間宮林蔵と言う!
この方法もうなづけるものがある。 言葉でばれない方法。
「間宮林蔵参上と残して行く」
面白い本でした!

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戸部新十郎

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