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2016年10月15日 (土)

本・サバイバル宗教論(2014/2)・佐藤 優

目に見える政治や経済の動きを追うだけでは、世界は分からない。民族や国家の原動力となり、実際に世界を動かしているのは、しばしば目に見えない宗教だ。
宗教を知ることは単なる教養のためではない。今後の世界を生き抜くために必須の智慧だ。禅宗寺院の最高峰、京都・相国寺で行った特別講義の全4回テキスト!

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著者はキリスト教徒である。
同志社大学神学部である。
そこでは仏教も教えるようだ………
この特別講義は、受講者が受講者なのでレベルが高いようだ!
四講に分かれている。
第一講 キリスト教、イスラーム教、そして仏教
第二講 「救われる」とは何か
第三講 宗教から民族が見える
第四講 すべては死から始まる

宗教とは言え、国家・民族・社会・資本論・インテリジェンス等何でもありの講和である。
著者らしいと言えばそうだが、面白い!
話が飛ぶ!
と言うよりそれに絡んで、膨らんで行く!
著者の博学さがそうさせているのか??
著者の本はよく読んでいる。まだ積んである本も多い!
読むのは早いほうであるが、著者みたいに速読は出来ない!

第一講 キリスト教、イスラーム教、そして仏教
一神教は不寛容で、多神教は寛容か??
著者がアッとするような事を記述している。
サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』と言うインチキな言説が流通している。

著者の本はよく読んでいる方である。
良い読者とは言えないが………
イスラエルの話がある。
ユダヤ教、イスラーム教、キリスト教、正教、カトリック、プロテスタント、
他にアルメニアの教会等がある。
宗教的な紛争が起きたのは、1948年のイスラエルの独立以降と言う。
一神教は、自分と神様との関係にしか興味が無いと言う!
仏教は多神教と言うが寛容か?
スリランカの内戦、タイの暴動はどうなるのか?
スペインもレコンキスタの前は、キリスト教も、ユダヤ教も、イスラーム教も争う事無く住んでいたようだ。

西欧を形つくっているものがある。
「ユダヤ・キリスト教の一神教の原則」
「ギリシャ古典哲学の原理」
「ローマ法の原則」「合意は拘束する」いざとなれば適用されない!
チェコのヤン・フス。
教会を批判して火あぶりになった。
捕まえない約束をしている。
が捕まり火あぶりになった。
「約束はしたが、守るとは言っていない!」
日本にもいる。
辞めると言っておきながら辞めない首相。
辞めるとは言ったが、約束を守るとは言っていない!
菅、鳩山元総理がそのようだ………

中東の話になる。この辺りは国際情勢である。
12イマーム派の事は、著者の本で教えられた。
イランは核戦争を恐れない!
中東の核の問題は第3次世界大戦を招く。
ドミノ理論なのか?
イランが核を持てば、パキスタンの核がサウジアラビアに移転する。
そうなれな中東の各国が核を持とうとする!
地域大国トルコがいる。
日本はイランとの関係を保とうとしている。
が考えた方が良い意見が多い!

イランの核については西欧の攻撃がある。
ウイルス感染もそうである。
イランに北朝鮮の技術者が行っている。
長距離ミサイルの技術供与である。

ソ連は崩壊の時に、ミサイル技術者が他国に流れないようにした。
モスクワに国際科学技術センターを造り、技術者を集めて仕事と金を与えた。
これにカザフスタンや、キリギス、タジキスタンも参加した。
が、ウクライナは参加しなかった。
なのでウクライナからイランにも技術者は流れていると言う!
ウクライナ製巡航ミサイルもある!

第二講 「救われる」とは何か
宗教とは何のためにあるのか?
基本的には人間の救済の為にある!
が、今現在でも宗教の違いで殺し合っている!
死ぬことが救済になっているのかと思ってしまう??
著者の話には、キリスト教にイスラム教の話は良く分かる。
仏教についても、何々派と出て来る。
著者の好きな(?)チェコが出て来る。
この辺りは良く分からない………

第三講 宗教から民族が見える
民族と言う事で、著者は沖縄を例に出す!
沖縄となると、著者は琉球人になっているかとの錯覚に陥る!
ロシアは多民族国家で、多宗教国家である。
ロシアと言うより、何処の国も問題は多い!
国家の長を公選制で直接国民から選ぶと、王政は無くなる傾向にあるようだ!
日本で公選制が実現出来ないのか?
目に見えない憲法とどこかで関連していて、必ず天皇制とぶつかる!
宗教が関係していると言う。
民族とは?
原初主義:血筋・言語・地域・文化で繋がっている。

日本国家が壊れるぐらいの問題がある。
それが沖縄問題のようだ!
ここからは宗教と言うより、インテリジェンスの世界である!
分かり易く記述していると思うが、読むのがやっとである!!

第四講 すべては死から始まる
国家と宗教の話である。
定住すると、死の問題と向かい合う。
死んだ人をどうにかしなければならない。埋葬する。
そこから宗教が生まれる?
本能的に権力の継承を恐れようだ。
その対策も古代から考えている。
カトリックの神父は結婚しない。
プロテスタントと正教は、キャリアとノンキャリアに分かれる。
どんなに能力が高くても妻帯している神父は出世できない。
ノンキャリア組のトップと、キャリア組の一番下が同じレベルと言う。
聖職者が独身性をとっている国は、宗教が力を持っている。
子供に権力、地盤を引き継がせようと、させないようにする知恵がある。。

日本はどうなのか?二世議員みたいなものか?
中国は宦官がある。日本には宦官の制度は入って来なかった。
この辺りは何か事情があるのかと思うが??

社会は三段階で発展している。
狩猟採集社会  社会はあるが国家は無い。
農耕社会     社会はあるが国家はある場合と無い場合がある。宗教が生まれている。
産業社会     国家はある。

一つの例がある。
沖縄の離島に、久米島がある。
人口8000人。みんな顔を知っている。生活保護の不正も無い。
逆に恥ずかしいと辞退する。物々交換もあり、経済論理性と違う理論で動いている。
高福祉負担の国家は、人口1000万を超えない!
高福祉国は警察国家と言う。監視国家になる。
スイス・スウェーデンがそうである。
日本の識者が見本とする国である。
スウェーデンは国民総背番号制である。
全てが国家に監視されている。貯蓄も分かる。
不用意に貯蓄が増えれば、それだけで脱税と見なされる!

日本じゃ絶対に出来ない!

賃金とは?
著者は資本論の解説もしている。博学である!
1ヶ月の賃金。
① 労働者が1ヶ月分の食糧を買い、家を借り、衣服を買い、レジャーを楽しみ後1ヶ月働くエネルギーを蓄える事が出来るお金。
② 労働者階級の再生産。家族を持ち子供を育てて、労働者として働けるまで面倒を見るお金。
③ 科学技術の進歩に適応するための、自己教育の為のお金。
労働者はいくら頑張っても資本家にはなれない??

マルクスは階級で世の中を考えた。
① 資本家階級
② 労働者階級
③ 地主階級
それとは別に存在したのが、官僚・国家と言う!
ここで著者の512日の拘留生活が出て来る。
官僚とはなにか??
良く分からない………

郵政民営化の話は訳が分からない。
単に小泉総理がやると言っただけで、必要は無かった??
そうなれば、あの郵政選挙はなんだったんだと思うが………

中間団体と言う団体がある。
国家と個人の間にある。
大家族・教会・ギルド等を言う。
こうした組織がいくつもあることによって民主主義は担保される。
そうでなければ、国と個人が直結してしまうようだ。

宗教の話とは言え、国家・社会・資本論・哲学と話が膨らんでいる。
講義を受けている人も驚いているのではないかと思うが………

自由主義の解説がある。
「おれにさわるな!おれがなにをやろうとかってだ!」
「他者危害排除の原則」がある。他人に危害を加えない。
が、マリファナは他人に危害を加える。
なので「他者危害排除の原則」に反する。
が、酒井法子は運が悪かっただけと思っているようだ。反省なんかしていない!!

著者は酒井法子の本まで読んでいる。
その方が驚きである!

個別の話は良く分かる。
が、宗教に哲学となれば、やはり難しいと思う

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