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2016年10月 6日 (木)

本・動因を探せ: 中東発世界危機と日本の分断(2016/3)・佐藤 優

国際社会と日本が抱えてしまった不穏な現実。パリ同時多発テロ、サウジとイランの国交断絶、南沙諸島と米中対立、北朝鮮の兵器実験、集団的自衛権行使容認、自民党の政治とカネ、沖縄と中央政府の対立、ロシア外交の進撃をいかにして我々は受け止め、乗り越えていくか? 国際社会を動態分析した最新刊。

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題名が、中東発世界危機とある。
内容は下記の通りである。

国際社会を変える最大の動因とは何か  まえがきにかえて
第一章 人類の存続を脅かす中東の危険因子
第二章 日本・中国・韓国……… アジアの震源を読む
第三章 日本にも発生しつつある国家統合の破綻
第四章 ロシアとの衝突を避ける国際社会
日本の内政を変える動因は何か  あとがきにかえて

著者の沖縄の考えは、著者の本をよく読んでいるのでそれなりの理解はある。
が、これは題名の、「中東発世界危機」とは違う感じがするが………

中東の話は著者の本でよく読んでいる。
ロシア・イラン・サウジ・トルコと中東の主要プレイヤーがいる。
がトルコは補欠のようだ????
クーデター騒ぎもあったようだ………
中東の国境はアフリカと同様に直線的である。
地図に民族・宗教に関係なく線を引いている。
ロシア正教とバチカンの手打ちがある。
キューバで無神論者のカストロの前で行われた。
キリスト教世界として、対イスラムの戦略があるのだろう………
イスラムは対立が解けないようだが………

パレスチナへの同情だけでは事態を見誤まる。
日本はパレスチナに同情的である。 実情はハマス等が自爆テロを引き起こし、
その報復と言う事になる。
イスラム国、ISの将来は??
① 完全に息の根を止める。
② 他に影響を与えない形で残す。

著者の本をよく読んでいるので、それなりに、あくまでもそれなりに理解している。
サウジとイエメン=イランの代理戦争。
スンナ派とシーア派である。

著者はここで第3次世界大戦の火が噴くと思っているようだ!!
ISはスンナ派である。カタールは見かじめ料を払っている。攻撃してくれるなと!!
ISとイランは対立している。
イラク、シリアは割れる。 支配下が違ってくる。 一つの国でまとまらない!
対イスラエルと言う事ならば、イスラムはまとまる。
対イスラエルでは、組織が気に入らなくても援助するようだ。
原油減産にはサウジは反対である。
価格が下がってもシェアを確保したい。 あくまで主導権を確保したい!!
下がれば、イランの石油収入が増えない。
ISがトルコに密輸しているが、この値段も上がらない??
そう言う事で、いまの原油安は続くのか???
原油が安いから、原発が要らないと言うが、実際に上がればどうなるのか??
日本への影響は大きいようだ。

ISの2億ドルの身代金は非現実的と言う!
これだけの金は集められない。 ドルにしても小額紙幣で足のつかない金は集めれないし、重さも2トンになる。金塊なら4,5トンになる。
江戸時代の日本の泥棒が千両箱を盗めないのと同じである。 重すぎて運べない!!

イランが核を持てばサウジにパキスタンから核が移設される。
この話は絶えず記述されている。
サウジとイエメンの戦争が始まる。
サウジVSイランの代理戦争である。

盛り沢山の内容である!!
ISの中央アジアへの進出。
著者の解説で理解できたことは多い!!

「地産地消」
アメリカ型の一般競争入札が全てではない。 安いだけでは問題が多い。

鳥取県の大山の牛乳の入札の話があった。
これは著者の意見に納得できる。
地元の牛乳で、それも美味しいとなるならそうすべきである。
安ければよいと言う物ではない。 信用と言う事もある!!
慣れないにならないシステムの構築は必要である。

田母神俊雄、ただのハゲのおっさんの百田尚樹がいる。(どこがただのハゲか?)
著者は批判的である。 百田尚樹も喋り過ぎである???
ウケを狙っていると言えば叱られる???
著者は公明党の平和主義を評価している。 たいがいの本でそれは言っている。
私自身、著者に洗脳されている面がある???

いびりの話がある。 官僚なんて恐ろしいと思った。
旧陸軍の新兵いびりと同じである。 その例が記述されているが陰湿である。

① 歳を取ると何故白髪になるのか??
② 赤い小豆の中は白いのになで黒いあんが出来るのか??
③ 何故空は青いのか??

根性入魂棒みたいなものなのか?? まともな人間であれば辞める??
「自殺の大蔵」「汚職の通産」「不倫の外務」が何となく分かる!!
著者もよくやる!! これだけ色々内情を暴露してもクレームが表だって出て来ない!
実名をあげられている人は大変である!
内々で名前を出さないように頼みに来る人も絶対にいると思うが………

沖縄に一章割いている。
琉球語を喋れない人も多くなって来ている。
著者の本で知ったが、言葉を変えると言う事は、昔の文献を読めなくするためにやる。
現に朝鮮半島はハングルになっているので古代の文献が読めない。
翻訳した文献を読むことになる。
改ざんされている可能性も排除できない??

日本でダメなら海外メディアと言う考えはどうかなと!!
簡単には行かないだろうと思う………
しかし知事の中国を向いていると言うのの真偽は知りたいが………
この章が「中東発世界危機と日本の分断」に結びついているのはどうかなと!!
スコットランド独立の投票にに沖縄に新聞社は特派員を派遣している。
著者は沖縄の新聞社の分析を評価している??
「日本の分断」の場所である。
琉球は徳川時代に薩摩に編入された??
スコットランドも同じような時期か??
たかが400年ぐらいでは同化できないのか???

最後はロシアである。
存在感がある!!  兵の損傷を欧米ほど恐れない!!
これは中国と同じか??
自国の為に中東にかかわっている。
コーカカス地方にISの勢力を入れたくないと言う話を著者は良くする。
NATO、ウクライナ、シリアと介入している。
トルコとは険悪になりかけたが、今又良好な関係になりつつある………
露土戦争で何度も戦っている国である。
両国とも粛清を平気でやる! それこそ帝国である!!
いずれはやりかねない国同士であると思うが………
中東発世界危機である。

今回はイスラエルの話が無かった………
著者言う、日本の誤ったシグナルをロシアが誤解する??
ロシアとは北方領土問題もある。
著者もきつい!!
外交官の実名をあげている。何の成果もあげずに高給を貰っている外交官!
責任を感じて、ロシアの言う「本当の男だったらハラキリせよ!!」
と、その通りに、赤の広場で切腹したら効果がある。
日本に与えた損害も含めて!!
この外交官達は反論しても同じと思っているのではないか??
もっと仕事して、著者を批判出来るほど頑張れと応援したい!!!

あとがきに、沖縄問題がこじれたら独立問題に発展すると!!
いつもながら大変良く分かる解説、分析である。
引き続き昔の本から読んで行きたい!!

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