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2016年10月 6日 (木)

本・軍師二人「侍大将の胸毛・渡辺勘兵衛」・司馬遼太郎

この短編、司馬遼太郎は藤堂高虎の事を書きたくて書いたのではないかと思ってしまう!
高名な武将である。
槍働きも、采配も出来る!

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最初は浅井氏麾下の阿閉貞征に仕え、その後秀吉、秀勝、中村一氏、増田長盛と主を代えるが、関ヶ原合戦後は藤堂高虎に仕える。大阪夏の陣の後は浪人、睡庵と名乗った。
「槍の勘兵衛」として名を馳せる。
「三勘兵衛」と評される、勘兵衛の一人である。
他は石田三成家臣の杉江勘兵衛、田中吉政家臣の辻勘兵衛である。

池波正太郎:「戦国幻想曲」の主人公である。
親父が勧めてくれた本である。 今一つなじめなかった………
今回、真田幸村の関連で「軍師二人」を読んだ。
その短編集の中に「侍大将の胸毛」がある。
渡辺勘兵衛が主人公である。
関ヶ原の合戦後、降伏した増田長盛の大和郡山城の明け渡しで男を上げた!
命令と言うものは、直属の上司からの命令を有効とする。
すなわち、増田長盛である。
「主人の下知がなければ開城は出来ない」
増田長盛からの、開城の書簡が届き開城した。
本多正純に藤堂高虎が撤収役である。
それまでに関ヶ原で負けたと聞いて、金を持って退散しようとする家臣。
混乱に乗じてはびこる盗賊を退治した。
男として関ヶ原の合戦に出れず、盗賊相手の戦いが勘兵衛の関ヶ原と自嘲した!

渡辺勘兵衛は、了(さとる)と言う。
渡辺の性で名前が一字なのは、大江山の鬼を退治した源ノ頼光の四天王のひとり、
渡辺ノ綱の子孫と言う事のようだ。
近江出身で言葉に近江なまりがあるようだ。
なので近江出身の武将に仕えたようだ。
主をたびたび変えている。
この点最後に仕えた、藤堂高虎と変りは無いと思うが………

高虎が勘兵衛を抱えようとする。
所帯も大きくなり、軍を再配する侍大将が欲しい!
この高虎の対応を記述したくてこの短編を書いたのではないかと思うが………
たびたび記述しているが、藤堂高虎は好きではない。
絶対に司馬遼太郎の影響であると思っている。
が最近は高虎が主人公の長編も書かれている。
読むのが怖い感じである。
知り合いの女性が結婚した相手が、藤堂である。
どうも藤堂の名前が主人から与えられたか、関係があるみたい。
話がそれる………

この本では吝嗇であり、家康の顔色を伺う老人として描かれている。
勘兵衛は高虎に仕える。
その前に後藤又兵衛にも声をかけている。
藤堂家の家風に合わないと断られる。
分かる感じがするが………

仕えると、かっての部下が集まってくる。
仕えている主家を退散してまでやって来る部下もいる。
魅力があったんだろう………

そうして大阪の陣が始まる。
確か増田長盛の息子も入城している。
この夏の陣で大活躍する!
が高虎は大御所の顔色を伺っている。
命令違反はやらない。
勘兵衛は好機と見ればためらわない!
攻略家高虎と武略家勘兵衛が対立する。
御本陣の下知を最優先する高虎。
意見を聞きに行く。
が敵の軍勢を見て意見を変える。
「見てしまえばこの男も戦場で半世紀ちかくを送ってきた男である。
軍令にそむく罪はこわいが、この大軍を破らねば本陣ばかりか藤堂家も壊滅する。
ようやく決心がついた!」
ここまで書くかと思うが………

勘兵衛のおかげで藤堂家は面目を保つ。
損害も多かったようだが………
この後藤堂家を勘兵衛はでる。
奉公構にされる。又兵衛と同じである。
面白い武将である!
意地を貫き通した………

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