« 本・「歴史」の意外な結末―事件・人物の隠された「その後」(2001/9)・日本博学倶楽部 | トップページ | 本・内閣官房長官秘録 (2014/10)・大下英治 »

2016年11月17日 (木)

本・「地勢」で読み解く太平洋戦争の謎(2016/7)・三野 正洋

いかなる戦いにも、必ずや戦場となった理由があり、勝敗を分けた要因が存在する。
「地勢」という新たな視点から、太平洋戦争の数々の謎に迫る。
シンガポール要塞を、日本軍はいかに陥落させたのか?
アメリカ軍による山本五十六〝暗殺″の真相は?
日本陸軍が、珍兵器〝風船爆弾″にこだわった理由は?
アメリカが広島と長崎に原爆を投下した意図は?


Photo

内容は下記の通りである
第1章 日中戦争、太平洋戦争開戦の謎
第2章 シンガポール要塞、ミッドウェー海戦……攻勢期の謎
第3章 ソロモン、ガダルカナル……戦局転換期の謎
第4章 日本陸軍による戦局打開策の謎
第5章 マリアナ、フィリピン、硫黄島の謎
第6章 沖縄戦、原爆投下、ソ連侵攻の謎

第1章 日中戦争、太平洋戦争開戦の謎
膺懲する???
懲らしめると言う意味のようだ。
日本はこの本にある中国の地図を見れば分かるが、広い!!
得るところは無いのに戦線を拡大した。
そう言えば中国のベトナム侵攻も、懲らしめると言う事だったと思うが………
ノモンハンの戦いも、ソ連の戦力を見極めようとする意図があったようだ。
後からは何とでも言えるが、この当時の日本の軍人の頭の構造はどうなっていたのか??
戦争をしたくてうずうずしていた??
国際連盟を脱退した松岡洋右なんか、国賊ものである??
やりようがあったと言う。 そう言う努力をしないで戦争に走った。
何事も始めるときは簡単であるが、引く時が難しい!!
広い中国戦線を確保出来ずに、引っ込みがつかずに戦い続けた???
真珠湾攻撃がある。 日露戦争の旅順要塞攻撃と同じである。
良く成功した作戦である。
しかし、真珠湾を占領するぐらいで無ければ優位に立てない。
どちらにしてもワシントンを占領は出来ない。 完全な勝利は望めないようだ。
陸軍も同様である。
ソ連:革命思想がはびこり、上官への信頼が薄く、士気は低い。
アメリカ:快楽なな生活に浸り、闘志は希薄。
アメリカが損害が多くなれば休戦、和平になると考えた…………
日露戦争は最初からアメリカの仲裁を当てにしている。 その努力もしている。
第二次世界大戦は世界戦争である。 仲裁国なんてない!

第2章 シンガポール要塞、ミッドウェー海戦……攻勢期の謎
日本軍の癖がある??
主作戦を分からないようにする為に策を講ずる。
ミッドウエーを目指すのに、攻撃はアリューシャンから始まる。
そちらが主目的と勘違いさせようとする。
もっともキングも再度ハワイに来ると思っていたようだが………
それが出来ないからミッドウエー攻撃なっている??
やはり中途半端になっている。
暗号は解読されていたが、ミッドウエーとまでは分かっていなかったようだ………
だから、「ミッドウエーに真水が不足している」 との情報が平文で打たれ、日本の目標が分かってしまったようだ!!
気迫が違う! ファイティングスプリットが違う!!
目的を正確に司令官に伝えるアメリカ。 これはやはり山本五十六の責任になる???

ニューギニアについての記述がある。
日本の面積の2倍ある。 3000m級の山岳と密林である。 食料も無い。
オーストラリアに対する備えとして20万と言う兵を継ぎ込み、18万の将兵が死んだ………
著者が記述しているように、補給を考えていない。
地獄の戦場と言われた。 餓死した人も多かったようだ。
これも補給も何も考えていない。

第3章 ソロモン、ガダルカナル……戦局転換期の謎
ガタルカナル攻防戦がある。
アメリカの上陸を許した。
即座に日本は反応した。「見敵必戦」である。
が輸送船に攻撃をかけずに引き上げた。攻撃を進言した艦長もいた様だが………
中途半端になっている。
キングとミニッツについては、こっそり始めた私的な反撃である???
実際にミニッツは太平洋戦争でこの敗戦が一番応えたようだ!!
が反撃は鋭い!
戦意不足と見れば更迭する。 ハルゼーを持って来る。
戦艦による砲撃が成功した。
柳の下にドジョウは二匹いるのか??
結局アメリカの戦艦は真珠湾意外に撃沈されていない!
ガタルカナルも補給線の戦いである。
ゼロ戦も活躍したが、もうかっての栄光は無くなりつつある………
アメリカの戦法、新鋭機に対抗出来ない??

山本五十六の暗殺がある??
暗殺とは………
楽観的に考える。 根拠無き楽観と言う!!
暗号解読されていると疑ったが、大丈夫だとと考える
本気で戦争しているのかと思われるが………

トラック島への攻撃がある。 真珠湾の仇討である!
完敗である!!
何故これほどの完敗をしたのか??
指揮官の怠慢以外ないと言う!!
この人達は更迭されたのか???

第4章 日本陸軍による戦局打開策の謎
ここは風船爆弾、戦車、インパール作戦、大陸打通作戦/一号作戦が記述されている
著者は風船爆弾につては、酷評は避けている。
アメリカは、これに細菌、生物兵器を持って来られることを恐れた!
中国での研究の情報を掴んでいる。
アメリカ本土まで攻撃できたと思えばそれなりの効果はあった??
戦車については著者は「戦車対戦車」で書きまくっている。
日本の戦車については、元戦車兵の司馬遼太郎が詳しいと思う!!
インパール作戦については、何を読んでも情けない。
この牟田口廉也については酷評されているが、良く殺されなかったものだと思う。
自決もしていない。 ここも補給である。
距離は大きくはないが、高さがある。
山脈を越えなければならない。 補給は当然ない。 現地調達なのか??
陸軍は本格的な輸送機を持たなかったようだ………
相手は輸送機で補給できる!!
大陸打通作戦/一号作戦は姑息な作戦である??
陸軍は戦果が欲しい。 中国大陸ではアメリカ相手より勝利の可能性は高い???
作戦は成功なのか???
しかし地図を見ると日本の能力も大したものである!!
話題になっていないし、しなくても良い作戦だった???
日本軍も消耗した。 蒋介石の国民党も消耗した。
これにより兵力を温存できた、毛沢東の共産党が戦後の戦いで有利になった。
日本のおかげと、毛沢東が日本の社会党の議員に言ったと聞くが………

第5章 マリアナ、フィリピン、硫黄島の謎
マリアナ沖海戦。
新鋭空母大鵬を始め、歴戦の空母翔鶴、瑞鶴以下全部で9隻の空母を持って戦った。
アメリカは15隻の空母である。
艦載機は日本が550機にアメリカが900機である。日本は基地航空隊もある。
一度で900機と言う事は、対抗できる国は少数である。
国力、技術力に差がついている?? 
日本は先に攻撃隊を発した。400機と言う。 アメリカ艦隊までたどり着けたのは40機と言う。 「マリアナ沖の七面鳥撃ち」とまで言われた………
フィリピンの戦いに日本は40万の兵と投入するが、アメリカは125万と言う。
レイテ沖海戦前に、台湾沖航空戦がある。 課題な戦果を信じた日本。
戦果を報告した搭乗員に確認すると怪しくなる………
これを、「命を賭けて戦っている兵の報告を信じないのか?」
これでは冷静な判断は出来ない!!

もっともおかしいと電報を打つが、握りつぶした参謀がいる。
その結果でフィリピンの戦いの作戦が立てられる。
フィリピン沖の海戦は4人の中将がいた。
栗田、小沢、志摩、西村艦隊である。
問題は栗田艦隊である。 何故栗田艦隊なのか?? もう人がいないのか??
フィリピンまでは日本からの方が近い。 台湾もある。
負けるべくして負けた………
硫黄島占領はアメリカにとっては最重要である。
サイパンと東京の間にあり、B29の不時着地として使えて、P51ムスタングが東京まで行ける距離である。
激戦の上占領した効果はあった。

第6章 沖縄戦、原爆投下、ソ連侵攻の謎
沖縄は日本本土上陸、九州南部志布志湾上陸、オリンピック作戦の基地になる。
11月1日決行となっている。
この作戦については、嫌と言うほど読んでいる。
大和特攻の空気が醸成された。
沖縄の為にこれだけやったと思うか??
本土の為の犠牲となったと思うべきなのか???

原爆に関しては、著者の意見の千葉県の富津岬の陸軍要塞に落とせば、はるかに少ない犠牲で効果がある???
横須賀から見える。 東京からも見える。
そうしたほうが良かったのでは??

ソ連に和平交渉を依頼する??
「今にも喧嘩を仕掛けてくるかもしれない相手に、別の喧嘩相手との仲直りを依頼するようなものである」???
正にその通りである。 ソ連の侵攻は予測されたのか???
勝手に日本の都合でソ連は攻めて来ないと信じる???

読んでいて思ったが、日本の高級軍人の無能さを感じてしまう!!
兵も死ぬだろうと思うが………

12

「地勢」で読み解く太平洋戦争の謎・三野正洋

12

« 本・「歴史」の意外な結末―事件・人物の隠された「その後」(2001/9)・日本博学倶楽部 | トップページ | 本・内閣官房長官秘録 (2014/10)・大下英治 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

インテリジェンス・国際情勢」カテゴリの記事

山本五十六」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 本・「地勢」で読み解く太平洋戦争の謎(2016/7)・三野 正洋:

« 本・「歴史」の意外な結末―事件・人物の隠された「その後」(2001/9)・日本博学倶楽部 | トップページ | 本・内閣官房長官秘録 (2014/10)・大下英治 »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

無料ブログはココログ