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2016年12月 4日 (日)

本・まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか(2008/2)①・マイケル・J・モーブッサン

人は意思決定する時、自分は特別の存在だと考えている。だが、そこに判断を誤らせる罠が待っている。ウォール街で最も影響力を持つ実力者、モーブッサンが教える失敗しない意思決定の技術。

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内容は下記の通りである。
序章  頭のいい人ほど陥る罠
第1章 自分だけはうまくいく?
第2章 他の選択肢が見えなくなる
第3章 専門家の意見は鵜呑みにするな
第4章 あなたも周りの状況に影響されている
第5章 “木を見て森を見ず”に陥らない
第6章 正解は、時と場合による
第7章 突然襲ってくる大規模な変化の危険性
第8章 運と実力を見極める
終章  もう一度、よく考えよう 

著者の意見なのか?
訳が適切なのか分からないが、『運』という言葉が良く出て来る。
『平均回帰』という言葉も良く出て切る。
これは納得できる!
何事もそうなんだろうが………

第1章 自分だけはうまくいく?
頭の良い人が判断ミスをする。「悪くてもしますが………」
間違った思い込みもある。
誰かのミスは、別の誰かのチャンスになる。

プロセスか、結果か、どちらに注目すべきか?
やはりプロセスの様だ!
一時的にひどい結果を被る事になっても、運と言うものは、時間の経過とともに相殺されていくものである。

成功する確率は低いが、自分の成功確率は低くない!
何の根拠もない!
人は決断を下す時、自分の状況は特殊であると考える傾向にある。
大変よく分かる例えである。
競馬でも自分のやり方は他と違い確率が高いと思う人間がまわりにもいる。
別にデータを付けているわけでもない。
単に負けたことは忘れるだけの様だ!

第2章 他の選択肢が見えなくなる。
「確証バイアス」???

人は自分に都合のよいように、それに反する考え方や不利な証拠を排除する時に起こる。
後智恵バイアスと同意語の様だ!
実際に人は自分の聞きたいこと、見たいものだけ受け入れ、そうでないものは聞きいれないものの様だ!
ビデオのバスケットボールでゴリラのぬいぐるみを着た女性が現われる。
これをパスの数を数える様にと指示したのと、何も注文を付けないのとに分けた。
注文を付けない方は、くすくす笑ったが、パスの数を数える方に指示された方は、ゴリラに気が付いたのは60%以下と言う!
脳をスキャンして傾向を判断する。
思い込みがある。勝手に予測して判断する。「たいがい間違うみたいだが………」
トンネルビジョン。
視野が中心だけに絞られた効果を説明する。まわりが見えない。
そうなれば判断を間違う!
そうならないようには、
① 他の選択肢を考えること。
② 自分と異なる意見を積極的に探すこと。
③ それまでに行った意思決定の記録を付けておく。
④ 平常心でいられない場合は、意思決定を避けること。
⑤ インセンティブを理解すること。「人の意欲を引き出すために、外部から与える刺激」

トンネルビジョンに陥っているかどうかを自問することが必要の様だ!

第3章 専門家の意見は鵜呑みにするな
ワインの価値の公式がある。
ワインの価値=12.14540+0.00117×冬の降雨量+0.61640×ブドウの生育期間の平均温度-0.00386×収穫期の降雨量。
単位は知らない。

ワインを飲まずにその価値を見抜ける?????
過去のデータから導き出したようだ!
当てになるようだ!
ソムリエが失業する???
専門家の言う事を鵜呑みにするなと言う事なんだろう…………

直観は常に上手く働くかどうか分からない。
直観が上手く機能するのは安定した状況下で、一つの動きに対する反応が分かり易く、
因果関係がシンプルなときと言う!
① 専門家は、その分野のパターンを認識している。
② 専門家は、初心者よりもすばやく問題を解決する。
③ 専門家は、初心者よりも奥深くまで問題を掘り下げて考えることができる。
④ 専門家が掲示する問題解決法は、初心者のそれよりもクオリティが高い。

専門家になるには瞬時に判断出来るように日々訓練している。
この訓練を軽くとらえてはならない。
訓練とは、同じ作業を繰り返し毎日行うことや、上司からの助言に素直に耳を傾けて、
より高みを目指して努力を続ける。
この基礎演習は、楽しいものではない。

著者のまとめがある。
① あなたが直面している問題に、最も適切な解決策をまずは自分で考えてみる。
② 多様性を見つけ出すこと。
③ 可能な限り、テクノロジーは使用すべきである。

専門家のもたらした判断基準がある。
その意見を覆さなければならない。
そうすると、申し訳ない気持ちになったり、自分は言うのはおこがましい。
そう言う人間心理が、正確な意思決定から遠ざけられてしまう、と著者言う!

第4章 あなたも周りの状況に影響されている
これは良く出て来る話である。
サクラがいる。
一番分かり易いのは、小澤征爾である。
海外で演奏と思うが、自分が正しいと思っていたが、まわりが皆違うと言った!
「間違っていない!」と言い切ったようだ。
と記憶している。著者の本では無いが、そのような話があったのを覚えている。
結局試験だったようだ!
普通の人間は、まわりに合わせる。「自分もだろう…………」

周囲の状況が、意思決定に大きく影響する。
① 判断力の屈折―自分が間違っていて、周りが正しいと決め込んでしまう。
② 行動の屈折―多数に迎合するために自らの知識を抑え込んでしまう。
③ 知覚の屈折―多数の意見によって、自分の視点が覆されてしまっていることに気がついていない。

最良の選択肢を自分で選んでいると思っているが、実際は選択肢がどう設定されているのかによって影響を受ける。
臓器移植に賛成か?
自分が臓器提供者になることに同意しているか?
最初の質問はほとんど賛成である。
自分の話になるとどうなるか?
ドイツとオーストリアの隣り合わせの国だが、臓器提供者に同意しているのは、
ドイツは12%で、オーストリアは100%と言う。
ドイツは、臓器提供者になる事を自ら申請しなければならない。
オーストリアは、臓器提供者にならない事を自ら申請しなければならない。
前提が違えばどうとでもなる????

結果が鮮烈である場合、確率に対してはほとんど注意は払われず、結果に対してのみ注目が集まる。
宝くじがそうであるが、確率が低くても誰か当たっていると思うと自分も買ってしまう。
「私メもそうである」

著者が言う、状況の影響とうまく付き合うアイデアがある。
① 周囲の状況に気を配ること。
② 状況を第一に考慮し、個々のことは二の次にすること。
③ 「横並びの強制力」に気をつけること。
④ 惰性を回避すること。
意思決定は常に周囲に影響されるが、気づかないでいる。

物事をよく考える意思決定者は、これらの無数の影響力を認識し、コントロールして決断しているようだ!

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