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2016年12月14日 (水)

本・ルーズベルト一族と日本(2016/2)・谷光 太郎

親日セオドアと反日フランクリン。両大統領の実績と経歴の類似点と相違点を検証しながら日米の近代史を新たな視点で見つめ直す。図版多数収録。

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著者の本は良く読んでいる。
キング、ミニッツ、ハルゼー、スプルーアンス等の知識は著者の本によって知り得た。
第2次世界大戦時の戦略なんかについても同じである。
ハリーホプキンスがいる。 病気になり何も求めず忠実にルーズベルトに仕えた!
もっともソ連(?)のスパイだったと言う説もあるようだが………
著者がそれについて記述していなのには何か理由があるのか??

日本の重要な戦争、日露戦争と太平洋戦争に影響を与えた大統領である。
セオドアは親日、親独であり、フランクリンは反日、反独である。
両者の生い立ちから記述されている。
オランダ系の移民のようだ。 名前をローゼンベルトからルーズベルトとアメリカ風に改名しているようだ!
オランダは、海を干拓して牧草地を広げ、風車を造って干拓地の排水し、製粉等に利用する。 欧州一の裕福国に成る。
普通の人でもジャガイモ、パン、魚、羊肉、牛乳、バター、チーズを摂取出来ている。
なので体格も良い! 今でも大男に大女である。

マハンについては両者共信者である。
参考にして海軍の増強を図る!!

世界通商の中心は東から西へ移動している。
コンスタンチノープル、ベネチア、ロンドン、ニューヨークと。
間にアムステルダムも入るのか??

セオドア・ルーズベルトの経歴を読んでいると、付いてくる人間は多いと思う!
魅力的だったんだろう………
フランクリンの場合はどうなのか??
両者の違いが記述されている。
セオドア・ルーズベルト。
親日独。 女性関係は綺麗である。 自らリーダーシップをふるい、直言強直・熱血漢的で男性的だったと言う!
日本を称賛した。その逆に清国を見下げたようだ。
黄色人種蔑視の感情は薄かったようだ………
沢山の著書がある。

フランクリンは逆のようだ! それが日本の不幸なのか??
「貴人に情け無し」のようである!!

セオドア大統領の時代はまだ帝国主義が残っている。
優勝劣敗、適者生存、弱肉強食のダーウイン的な考えがある。
白色人種優越である。
遅れた民族を支配するのは当たり前である。
インデアン、ハワイ先住民、フィリッピン人、清国はアメリカが支配することにより幸福になれる???
当時はそう言う考えがある。
日本も同じように思われている。
がセオドアにはそれほどの考えは無かったようだ。
むしろ経済力、軍事力でのライバルと思っている。
黒人、清国、フィリピンは脅威と見なさいようだ!!

海軍次官を自認して、義勇軍としてスペインとの戦いに参加する。
英雄である!!
日露戦争の仲裁役になる。
日本は始めからアメリカに仲裁を依頼する気でいる。
その為の手は打っている。
大統領と同期の金子堅太郎がアメリカに行く。
初め断るが、伊藤博文に説得される!
アメリカも日本が大勝するのは好まない! アジアに大国が出来るのは好まない!
ロシアが一方的に勝つのも困る!
そう言う事で仲裁を行う。
仲裁後は日本を仮想敵国とする!
パナマ運河を再度掘りに行く。
白色艦隊を日本に派遣する。 当然戦意を煽るとの反対意見もあるが無視する!
リーヒ、スターク、ハルゼー、キンメル、スプルーアンスらも日本に来ている!

日本人排斥の問題もある。
豪州は、ロシアを打ち破った日本人を排斥し、国も無いようなポーランドや、アイルランドの無教育・無一文の移民は認める。
アジアからイギリスの影響が少なくなる中、アメリカが頼りになる。

日本の動向に敏感になっていたようだ!

第一次世界大戦になる。 再び義勇軍を率いてヨーロッパに渡りたいが大統領は拒否!!
海軍次官はフランクリン・ルーズベルトになる。 有能だったようだ!
戦後、ワシントン会議をリードしたのは、セオドア・ジュニア!!
反対の将官を集めて一喝する!!
父親譲りなのか??
フランクリン・ルーズベルトは、大統領を全うしてから進歩党で大統領に立候補するが落選する。

晩年は野鳥の泣き声を聞いている。 イギリスまで行っている。
「死を善くしない者は生を善くしない。そして人生の悦びと、人生の義務からしり込みする者は死を善くしない」

フランクリンの性格で面白いのは執念深い事のようだ!!
恨みを忘れない。 逆らったものを決して許さない!!
昇進にもクレームをつけ許さない。
なので自分に忠実な人間を重要視する。
実際に高い地位につける。

真珠湾攻撃の責任を取らされた形のキンメルも引き立てた。
その後の海軍をキング・ミニッツにした。
両者共優秀であるが………
権限規定で問題になることがある。
大統領を補佐する海軍参謀長は、合衆国艦隊司令長官か?海軍作戦部長か?
両者をキングに兼任させもめ事を避けたようだ。

海軍次官を務めて海軍の事を知り尽くしている?
自分の考えがある。 「マイネイビー」と海軍の事を呼んだ!!

大統領に4選している。
最後は病気でうつろなところもあったようだ。
4選はしない方が良かったが、戦時中である。
替えるわけにはいかない。

戦争は第一線で活躍している将軍が名前を知られる英雄である。
キング、ミニッツ、マッカーサー、アイゼンハワー………
パットン、ハルゼーもそうなんだろう………
マーシャルの名前は知られない。 黒子に徹している。
が、マーシャルがいなければ戦争は進まない!!
ノルマンデイーもマーシャルにやらせたかったようだが、後をやる人間がいない!
アイゼンハワーが司令官になる!!

別の本だが、キングが自分の幕僚に迎えた軍人がいる。
本人の軍歴を考えて第一線に戻そうとしたが、戦争遂行が大事とそのまま任務を続けた!
キングもそのようなところがあるのには驚きであるが、現状の職務を第一に優先した軍人も偉い!
果たして日本は???

キングは太平洋優先である。
アメリカの国力の15%しかまわされていないのが不満である。 せめて30%にしたい。
その考えがヨーロッパ優先のチャーチルと合わない。
チャーチルにも反対する!
あげくの果ては、「トラブルメーカー」とまで言われる!
政略家ではない。攻略家であり、勝利に対して最短の道を目指す。

面白いのはイタリアに対する考えである。
攻略に反対する。 いまのままでもドイツの重荷になっている。
下手に味方にすれば食料から援助しなければならない。
船舶等の戦力も割かなくてはならない!

蒋介石への援助は増やすべきである。
中国戦線が崩壊すればその100万とも言われる日本軍が太平洋に出て来る。
これは避けなければならない!
その為にイギリスに援助せよと迫る!
がイギリスもドイツとの戦争で精一杯である!
チャーチルがキングを嫌うはずである!
そうなればキングを飛び越えてルーズベルトに直接交渉するようになる!!

白人優先主義がある。
原爆が日本に使用されている。
ドイツでなかってよかったと!!
フランクリンには日本蔑視があった!!
こう言う大統領と戦争したのは日本の不幸である!!!

著者の本は良く読んでいるので、重複する話もあるが面白い!
ロジェステックについても著者の本で教えられた!
又、新刊が出版されること期待したい!!

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ルーズベルト一族と日本・谷光太郎

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