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2016年12月20日 (火)

本・ハイブリッド外交官の仕事術(2016/7)・宮家 邦彦

本書は、伝説の外交官と呼ばれた著者が、外務省で勤務した27年間に個人的に蓄積してきた仕事上のノウハウを1冊にまとめたもの。他人より1秒でも早くビジネス・チャンスを見出すためには、一瞬にして「本筋」を見極めるための「大局観」を養うべきであると説く。人脈術、語学術、交渉術、メモ術、プレゼンテーション術、発想術、情報整理術、危機管理術。

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ハイブリッドの意味は、「異なった要素を混ぜ合わせたもの・組合わせたもの」
または、「雑種」という意味のようだ。

元々は「雑種」という意味のようだ。
「電気」と「ガソリン」の力で走るので、雑種=ハイブリッドカーの意味になるようだ。
電気もガソリンも元は石油であるが???
「飼い豚と野生の猪の混種」という意味でも使われている。
二つの機能を組み合わせたものを言うようだ!

ハイブリットカーは、日本では省エネ見たいな感じで使われている。
当たり前である。二つ組み合わせて燃費が悪くなればそんな組み合わせはしない!
自らハイブリッド外交官と言うからには、自信があるのか??
内容は下記の通りである。

第1章    人とは一味違う仕事をするための「人脈術」
第2章    人とは違う言語を喋るための「言語術」
第3章    人とは違う結果をだすための「交渉術」
第4章    発想力と発言力を高める「メモ術」と「プレゼンテーション術」
第5章    人とは違う大局観を持つための「発想術」
第6章    人より早く先を読むための「情報術」
第7章    緊急事態発生でもパニックにならない「危機管理術」
最終章 大局観の鍛え方

著者の経験から、実体験からの話である。
友達と知り合いは違う。
単なる知り合いでは、それだけである。
ファイスブックで1000人登録していても、本当も友達が何人なのか?
その中で人脈作りがある。
アラブと中国の共通点が5つある。
①    世界は自分を中心にまわっている。
②    自分の家族・民族以外の他人を信用しない。
③    面子を重んじる。
④    援助はさせてやらせるもので、感謝するものでは無い!
⑤    都合が悪くなると、外国の陰謀説を持ちだす。

著者の経験が語られる。
が、ハイブリットとどう結びつくのか???
少しわからないが………
やはり友人は見極めて、とことん付き合う!
山内昌之の本にあったが、中央アジアの某国の元首相だったと思うが、
落ち目の時にインタビューをした。
その人が返り咲いた。
その時に日本から親善か何かの訪問をした時、喜んでくれて、大切な友人とまで言ってくれた。
同じ話がのっている。著者がイラク問題で外務省に取り次いだがダメだった。
が取り次いだのは著者だけで他の西側の外交官は無視のようだった。
取り次いだだけでも感謝されて、友人になったようだ!!
こう言う話は楽しい!!

聞き流しても英語は上達しない。と言うのは辛いものがある!
が著者の経験であるので信憑性はある。

佐藤優も外国語学習については意見があった………
留学しても効果が無い場合があるようだ………
知り合いに、学生時代に語学留学した女性がいる。
朝から晩まで英語づくめで楽しいと言っていた。
これなら効果があるか??

著者のやり方がある。
音楽を使う。ビートルズと来た!!
得意のジャンルを持つ。
外国語漬けにする。
短時間に集中する。
と言うような例が上げられている??

交渉術は著者の外交関係の例が多い。
特写な事がらも多いが、読んでいて面白い。
国益と省益の話がある。業界の事も考える。
強者とは1対1の勝負は避ける。議長を取る。
最後は強引に押し切る。
やはり力ではないか???

メモ、プレゼンテーションになる。
著者自身の経験談なので面白い!
聞き手のことを良く知る。
わかりやすさに徹する。
細かい文字で詳細を書かない。 これはその通りである。

が美しいスライドを作るは何のアドバイスにもならない!!
注意事項は大変よく分かるし納得できる。

発想術の話に地政学がある。日本では軍国主義に結び付くとタブーである。
中東とアフリカの国境線の意味。
あってない様なものである。
地図を逆さに見て発想を変える。
海洋国家、大陸国家、
眼に見えるパワーがある。
「他者を強制して服従させる力」
バランスが崩れた時、世界は動く!

中東に住むと、イスラム教が唯一の完成された一神教と思うようになる。
地図を逆さにするように、日本から中東を見ないで、中東から日本、欧米を見る。
平時で有れば常識的に、有事であれば常識を疑う!!

ビスマルクの名言がある。 これは好きである。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
が実際はどうも違う様である。

「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む」
同じような意味ではある。 それに間違ってはいない。俗説では無いと言う。
博物館の見学を勧めている。
ベトナムの博物館は対中国との衝突の歴史である。
そう言えばトルコも博物館もサルタンの肖像画があり、征服の歴史である。
日本では絶対に出来ないようだが………
陰謀説は信じない!
200%賛成である!!!

情報術になると、海外で効果的に現地の空気を知る方法が記述されている。
市場に行く。これはそう言う意味ではないが、我が家は行く。
行けば楽しい。 売っているものを見れば生活が分かる。

某国のガイドは市場に行きたいと言っても連れて行かない。
なにか事情があるのだろう………
タクシーの運ちゃんと喋るのも良いと言う。
必要な情報の9割は公開されている。
「アラブの春」は無かった???
イスラエルが言ったと言う「アラブの冬」になりかねない??
実際に冬になっている。 革命では無かった!!

当時確かに、インターネットでの広がりによる革命と言われていた。
言った学者の無責任な事!
又それを取り上げるマスコミもええ加減である!!
外交、国際政治、歴史を学ぶための必読書のリストがある。
何冊かは読んでいる。
これも「継続は力なり」の世界である。 読み続けることも必要と感じたが………

危機管理術がある。「継続は力なり」とある!
著者の言うように何かあれば危機管理である。
どうでも良いような「危機管理マニュアル」を作り、やったような気になっているのが普通である。

初動対応が全てを決める。「戦力の逐次投入」は避けなければならない!!
「他力本願の誘惑に負けない!」

誰かやってくれるだろう………
マニュアルより常識を優先させる。 これは良く分かる! 目の前が真実である!!
アルジェリア事件があった。
これに対する提言があったが、引き続きやっているのかどうか??
東北大震災後の災害訓練はどうなっているのか??
畑村洋一郎が沢山の提案をしていたと思う。
津波はTUNAMIで和製英語である。
「継続は力なり」の精神が続いているかは心配である!!

宮家邦彦、佐藤優、手嶋龍一、山内昌之と大変好きな作家・評論家たちである!
今後も読んで行きたい!!

ハイブリッド外交官の仕事術・宮家邦彦

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