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2017年6月 2日 (金)

本・発想の航空史―名機開発に賭けた人々(1998/11)・佐貫 亦男

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プロペラを「悪魔の道具」と嫌い、人力飛行機にこだわったリリエンタール。
金もうけに走って晩節を汚したライト兄弟。彼らの発明を認めようとしない偏狭なフランスの飛行家たち…。
黎明期から現代まで、航空機開発にこめられた開発者の「発想」を追う、異色の航空エッセイ。
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実家で本の整理をしていたら出て来た本である。
面白かったのを覚えている。
著者の本は、この本から始まって何冊か読んでいる。
第2次世界大戦に時にドイツに行っている。
昨年の9月に、ポートアイランドに観に行っている。
「陸軍三式戦闘機 飛燕」 の復元機である。
実際に観れて嬉しかった………
各国の航空博物館に行っている。
興味は第二次世界大戦のレシプロ機である。
Bf109、P51、Fw190、Me110、スピッツファイアー、ハリケーン、モスキート、Ju52、B17、
紫電改、ゼロ戦等を観ている。
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著者の本ではいろんな知らないことを教えられた。 恐竜の本まである。
三野正洋にも教えられている。
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航空機の開発があるが、興味はやはり第二次世界大戦の戦闘機である。
子供頃、悪ガキの話題は、ゼロ戦とグラマン、メッサーシュミットとスピットファイヤー、
どちらが強いか??
感覚で喋っているだけである。 エンジン馬力なんて話題にもならなかった………
機銃はみんな知っていたと思う!!
ただしその機銃の性能までは知らなかったが………
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この本を読み返すのは、本の真ん中が興味がある部分である。
すなわち第二次世界大戦のレシプロ機の話である。
特に著者が強調しているのは、技術である。
日本の技術力はどの程度だったのか??
飛行機はエンジンで動く。 このエンジンも性能がある。
ダイムラーベンツの液冷エンジンがある。 高性能である。 このエンジンを日本はライセンス生産した。
作れなかったと言うのも情けない話である。 つまり技術力の差がある。
著者は各国のエンジン生産数を推定している。
ドイツは年産    3万台。      機数は     9万4千機。
アメリカは年産     20万台。       機数は     27万5千機。(4発機が多い)
イギリスは年産   4万2千台。      機数は     13万機。(イギリスも4発機が多い)
ソ連は年産約    2万台。         機数は     8万機。
日本                                      機数では  6万4千機
イタリア、フランス等もあるが、これでは日独は勝てない。
日本のエンジンは質的には劣っている?? 繊細な職人芸のエンジンを造る。
プロペラをアメリカからライセンス生産したが、工作機械が輸入禁止になり造れなかったようだ………
飛燕のダイムラーベンツのエンジンも日本は造れなかったようだ………
クランク軸が造れない。 ドイツではどこが難しいのですか?? と不思議がられたようだ………
クランク軸鍛造専門技術者が見たら、こんな大容量ハンマーは日本にない、
機械工作専門技術者が見たら、研磨盤にかかるかな??
それほどの技術の差があったようだ………
実際に著者はドイツにこの為に行っている!!
行って2年半いて、ドイツの工業力と、イギリスの爆撃にもあっている。
そうしてソ連を通過して、幸運にも日本に帰れたようだ………
憧れのドイツに行けて嬉しかったようだ………
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日本期待の戦闘機、ゼロ戦の後継機、烈風!!(堀越二郎)
一式陸攻(本庄季郎)
新司偵(久保富夫)
飛燕(土井武夫)
五式戦(土井武夫)
疾風(小山悌)
紫電改(菊原静男)
それぞれの特徴が、設計者の人物と共に記述されている。 大変興味深い!!
ワンショット・ライター???  そう呼ぶのは日本のようだ??
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戦略爆撃機の話になる。
He111によるイギリス本土爆撃。Ju88、Do17らの爆撃は双発である。
著者言う、双発爆撃機の爆撃は花火見物??
4発重爆撃が開発されていない??
He177がある。 ドイツの技術編重主義が問題と言ったのは、三野正洋である。
著者が実際にイギリス空軍の爆撃を体験している。
怖くて防空壕で震えていた??
爆撃に使用する機数と、搭載爆弾の量が、イギリスとドイツでは差がある。
ドイツは、ロンドン爆撃より、重爆撃機で飛行機工場等の軍事目標を爆撃したらどうなっていたのか??
そうすれば、逆に4発爆撃機の生産を遅らせれた??
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烈風は期待されていたが、開発時のドイツ、イギリス、アメリカはジェット戦闘機の開発を行っている。
やはり日本は遅れていたと!!
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各国の解説がある。
著者はイギリスを褒めている。 褒めているとしか感じ取れないが………
ドイツに比べれば、戦闘機、爆撃機の開発を評価している。
大型好きである。二郎が大好きなモスキート爆撃もある。
スピットファイアーの外形は曲線である。 理由は人間に直線は存在しない??
本当か?? イギリス人のユーモアではなく、著者のユーモアなのか??
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ソ連に対しては、ドイツの抜き難い先入観がある。過小評価している
それにスターニングラードでの包囲孤立は、ルーマニア軍とイタリア軍にある??
後で両国の悪口を言っても、その戦力をあてにしなければならなかったドイツに責任がある。
ソ連には地上攻撃機イリューシン2型シュモルモビクがある。
頑丈と言う! 3万5千機製造されている。 ソ連の製造した1/3の機数である。
これがドイツ戦車を狙う!!
お互い戦略爆撃機を持たない為に、戦場で破壊する。
これに対応するのは、Ju 87であるが、5千7百機である。
しかも各戦線、イギリス、アフリカ、地中海でも使われている。
機数が全然違う?? いかにウンス・ウルヒッヒ・ルーデルがいても焼け石に水なのか??
要はソ連を舐めている。 確かに戦闘機の能力も初期は差があったようだが、学習して高性能機を製造している??
独ソ不可侵条約で、ドイツの技術者がソ連に行き、ソ連の正しい情報を手に入れていたが、ヒトラーとドイツ一般人は信じなかった………
ここらは日本の技術を舐めたアメリカと同じである??
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映画の解説がある。
『メンフィス・ベル』 『頭上の敵機』 である。
どちらも迫力があった!
特に頭上の敵機はテレビドラマでも放映されていて、楽しみに見ていた。
『トウェルヴ・オクロック・ハイ』
これはテレビドラマでの絶叫が印象深かった………
シュワインフルト、ボールベアリング工場への爆撃である。
発進した288機のうち60機が撃墜されている。 暗い木曜日と言う!
それ以外に帰って来たとは言え、スクラップになった機体も多い!
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改めて読み直したが面白い!!
もう絶版の本と思う! 大事にとっておこう!!
本の真ん中、第二次世界大戦時が一番興味がある。
読んでいて、「空軍大作戦」 「頭上の敵機」 「メンフィス・ベル」 を見たくなった!!
前半は、航空機の発達から第一次世界大戦まで。後半はジェット戦闘機と、著者による明記の解説。
大変面白く。興味深い本でした!!
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