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2017年9月 2日 (土)

本・戦国史譚 徳川家康(1990/6 )・戸部 新十郎

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「人の一生は重荷を負うて、遠き道を行くがごとし」  三河の小大名の子として生まれ、人質、敗戦、嫡男信康の切腹と、数々の辛酸をなめながらも、心の片隅に野望を持ち続け、耐えに耐えて、ついに天下を掌中にした家康。その生涯のうちに波瀾万丈の前半生に焦点を絞って、家康がどのような重荷を背負い、それを糧としてどう成長していったかを克明に探る本書は、大成後の家康を描く多くの類書とはひと味違った、人間・家康の原点に迫る会心の人物伝である。
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この本は昔読んでいる。 再読した………
家康の出自の話がある。
南条範夫、「長編 三百年のベール、中編 願人坊主家康」を読んだ。
内容は衝撃的だった。
そして、この本で読んだ。  歴史は新田義貞の末となっている。
そんな事は、学者間では信用されていなかった??
最下層と言われる職業の出身である。 ササラ者??
途中で入れ替わる!
このネタを最大限に活用している作品は、「白土三平 カムイ伝、隆慶一郎 影武者家康」
カムイ伝は、傍若無人に振舞っても取り潰されない、日置藩の秘密が、家康の出自である。
これを探るために、忍びが派遣される。 しかしこれ程の秘密を知れば生かされない。
忍びは抜けるしかない………
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教育者の村岡素一郎が調査している。
『史疑 徳川家康事蹟』がネタになる。 史実かどうか?? 歴史の闇である。
ただ著者が言っている、史的真実がある。
村岡素一郎の300年毎に 『貴・賤』 が交代する独特の歴史観がある。
なので 『貴』 の室町幕府の次は 『賤』 になる。 ならその前の鎌倉幕府は??
維新後の政権は『貴』になるのか???
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『家康は家康である。自力の英雄である。新田義貞の後というたとて、
別段名誉でなく、また乞食坊主の子孫というたとて、別段恥辱でもない』
徳富蘇峰の言葉である。
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『家康公遺訓』がある
人の一生は重荷を負うて、遠き道を行くがごとし。いそぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば、困窮したる時を思い出すべし。
堪忍に無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、まくることを知らざれば、害、その身にいたる。
おのれを責めて、人を責むるな。
及ばざるは、過ぎたるよりまされり。
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内容は下記の通りである。
家康像の虚実
徳川前史
岡崎進出
竹千代
人質時代
桶狭間
元康から家康へ
三河一向一揆
三河武士団編成   御家の犬
東海一の弓取り   信玄、姉川の合戦、三方が原の合戦
開けた“わが道”   長篠の合戦、築山殿始末、本能寺
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徳川前史??  時宗の遊行僧、徳阿弥???
坊主が流れてきた……… その坊主が家康の祖先になる??
それが新田義貞の末と言うのはこじつけのようである。
二郎三郎氏親である。 子孫多く婚姻により勢力を伸ばす。 
ハスプブルク家の戦略か???
一門衆、十四松平、十八松平の形成の始まりと言う!!
二代泰親、三代信光、四代親忠、五代長親、六代信忠、七代清康、八代広忠、
九代元康となる。
家康の父、広忠に、祖父清康がいる。
清康は阿部弥七郎に、広忠は岩松八弥に刺される。 村正である。
どちらの下手人も、植村新六郎が討ち果たしている!! 偶然とはどうかなと??
ここらも作られた話のような感じがする。
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竹千代が生まれた時に奇瑞譚がある。
誕生に際し、「真達羅大将」の尊像が消え、家康が没した時戻って来ている。
誕生とともに、岡崎城頭高く、瑞雲がたなびき、金鱗の竜が躍ったと言う。
英雄につきものの話である。
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小国三河は尾張織田と、遠江今川に挟まれている悲劇がある。
「山岡宗八 徳川家康」はその観点で書かれたようだ………
松平は今川に属し、竹千代は人質となる。
織田に奪われて6歳から8歳までを織田の人質になる。
この時に信長と会っているのか???
海音寺潮五郎は会っていると想像している??
面と向かって会っているわけではないが、好奇心の強い信長なので絶対に行っていると!!!
信長の兄、信広を人質にして、交換で三河に帰る。
が駿府へ人質で行く。 この時代のエピソードは有名である。 
恩も恨みも忘れない?? 北条氏規と親しくなる。
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かの有名な瀬名姫を嫁に貰う。 築山殿である。 
10歳年上?? 3,4歳?? いずれにしても年上である!
義元の元を貰い、元康と名乗る。
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桶狭間の合戦になる。
今川大敗で松平は自立する。
この時期、氏真か、補佐の軍師が有能であれば、松平は自立できたのか??
護家の犬、三河軍団が働く。 
三奉行「仏高力、鬼作左、どちへんなきは天野三兵」らの人に恵まれる。
人質を取り戻し三河で自立する??  織田と同盟を結ぶ。
そうして勢力を伸ばす。 武田信玄と戦い、外交交渉を行い鍛えられる。
信長の忠実な同盟国として協力する。
姉川の合戦にも参加する。 主戦場は東である。
家康の四度の大難に遭う!!
① 織田に売られる。
② 三河の一向一揆
③ 三方が原の合戦
④ 本能寺の変
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一向一揆がある。
家臣も分裂する。 不満分子が表に出て来る。 松平でも敵にまわる松平もある。
最終的には、下記のことが出来たようだ。
① 旧勢力の一掃
② 反抗土豪に、国人の討滅
③ 家臣団の整理
その時に今川がこの一揆を利用して三河に攻勢をかけてくればどうなるのか??
やはり隣国は無能なのが良いようだ………
寺を元に戻すと言って、平地にした。 元は野原である!
これぐらいの策謀は出来なければならない。
後年の大阪城の堀を埋める話の時に似ているが………
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今川領を武田信玄と分割する。 ドイツとソ連のポーランド分割みたいなものである。
信玄に翻弄されて、三方が原の合戦で大敗する。 これが家康の信用になる!!
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長篠の戦いが有り、武田を滅亡させて、本能寺の変までが記述されている。
やはり松平前史とも言うべき、徳阿弥から広忠の前半が面白かった………
著者の作品は好きである。 剣豪物は著者の本で知識を得ている??
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読んでいて気になった事柄がある。
今川方に律儀に従属していた遠州井伊谷城主、井伊肥後守直親など、謀反の罪で殺されている。
当時直政は2歳である。  ごくわずかであるが、記述されている!!
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兵力がある。 例えば織田信秀が三河に8000の兵で侵攻してきたと言う。
8000である。 桶狭間の時は信長は約3000の兵のようである。
山県昌景3000寄騎の兵をもって遠州に侵攻して来て家康の軍と出会う。
どうも兵の数が信じがたいと思うが………
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戸部新十郎
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