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2017年11月 4日 (土)

本・智将は敵に学び 愚将は身内を妬む(2017/3)・中村彰彦

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智将のもとで才能を発揮するか、愚将のもとで不運を嘆くか。
―日本一の裏切者は、明智光秀か小早川秀秋か。
上杉謙信と武田信玄の決定的な違いとは? 豊臣秀吉はなぜ養子・秀次を憎んだか?
幸村を妬んだ豊臣家重臣・大野治長。
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著者が好きなような、大名と家老、指揮官と参謀の話が中心である!
著者の本もよく読んでいる方である。 山内昌之との共著も多い!
両者共、山口多聞を褒めちぎっている??
内容は下記の通りである!
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I章 反目し合った君臣たち
豊臣秀吉はなぜ養子秀次を憎んだか
徳川家康を袖にした武田家の姫君
関が原の抗命──小早川秀秋の主命を拒否した松野主馬
豊臣家家老・大野治長、真田幸村の戦略眼を理解せず
将軍になりそこねた二人の男──源義経と徳川忠長
「刃傷松の廊下」余話──大目付を告発した目付・多門伝八郎
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II章 名コンビ列伝
どこまでも一枚岩──上杉景勝と直江兼続
広島城明け渡し そのとき福島正則家の城代家老はどう動いたか
日清戦争/伊東祐亨・島村速雄がみせた 勝利の采配
日露戦争/大国に挑んだ隼の児玉源太郎・ヌーボー式の大山巌
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III章 歴史の水面下
江戸時代に活躍した忍者たち
幕末・維新の忍者たち
熊本城物語
還暦ゴジラ 咆哮いまだ止まず!
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あとがき
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知らない話もあり面白い!
I章 反目し合った君臣たち
〇 豊臣秀吉はなぜ養子秀次を憎んだか
「司馬 遼太郎  豊臣家の人々」を読んだときには感動モノやった??
豊臣秀長、豊臣秀次、宇喜多秀家、結城秀康、小早川秀秋、八条宮らが記述されていた!
豊臣家の藩屏として取り立てた養子の内、期待に応えたのは宇喜多秀家だったようだ………
後継者、秀次を憎んだ理由が記述してある! 金を有り余るほど持っている!!
細川忠興が秀次から金を借りていて、秀次切腹の後その借金を家康に面倒見て貰ったようだが………
立場が分かっていなかった………
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〇 徳川家康を袖にした武田家の姫君
流石信玄の娘と言うべきか?
五女松姫、信忠の許嫁である! 信松院となるが、家康の女好みで側室にしようした?
が身代わりを出すが、子供を産む! 後の武田信吉で武田を継ぐが若くして亡くなる。
次女見性院、穴山梅雪に嫁ぎ、夫亡き後尼になる。
面倒見がよかった!  秀忠の浮気で出来た子供を守った!
嫉妬深いお江与の方から幸松を守り、保科家へ養子に出す!
秀忠の許可は貰っている!
後に会津に転封となり、のちに松平容保が京へ行くことになる!
今なお旧会津藩士の集まりがあり、見性院殿法要が行われている!
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〇 関が原の抗命──小早川秀秋の主命を拒否した松野主馬
松野主馬、「司馬遼太郎 関ケ原」で知った名前である!
こういう武将もいたのかと思った!!
小早川秀秋の事が記述されて、関ケ原に行く!
この時に秀秋は三成を裏切る!
この時に抵抗したのが松野主馬! 裏切るにもタイミングがある!
天下注目の場所でこのような時期に裏切りを行えば、「楯裏の裏切り」になる。
断固拒否したようだ! 結局戦いには参加しなかったようだ! 
兵をその場に留めて戦を傍観したようだ!
もし秀秋が裏切らなかったら、松野主馬が血刀を下げて家康の陣に突っ込んでいた!!
後に小早川家を退き、柳河田中家、忠長と仕えたがいずれも断絶!
本多忠勝の孫に500石を与えられて82歳で亡くなったようだ!
好きな武将であるが、栄達からは程遠い名将である!
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〇 豊臣家家老・大野治長、真田幸村の戦略眼を理解せず
この経緯は語りつくされている??
大野治長はどのような人物なのか? 言われているほどアホだったのか?
最後の花を咲かせたかったのだから、後悔はないだろう………
それにしても後藤又兵衛も面白い!
大野治長と渡辺糺が刀に手をかけて揉めたが、
「惜しいかな、ニ姦とも死せざるとは」と言ったようだ!
場内の雰囲気が伝わる??
著者言う南北朝時代の公家たちの戦術・戦略に口を出しているのと変わりがない?
関ケ原の前に、家康暗殺計画事件の首謀者の一人として罪を問われ、下総国に流罪とされる。
関ヶ原の戦いで東軍に参戦し武功を上げた事で罪を許され。
戦後は家康の命で「豊臣家への敵意なし」という家康の書簡をもって大阪に戻り、江戸に戻らずそのまま大坂に残った。
そんなに愚将だったのかとも思うが………
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〇 将軍になりそこねた二人の男──源義経と徳川忠長
どちらも弟と言う甘えがある!
結果から見れば、頼朝の兄弟は、ほとんど誅されている。
源氏の惣領となるべき一族も干している!
義経もいずれそうなっていたのだろう………
兄ではなく絶対権力者ということを理解できなかった……
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忠長も保科正之を見習うべきだった………
しかしこの話は著者によって知ったが、子供の頃に家光を殴った家臣がいる!
家光は執念深い!秀忠が死んだ時にこの家臣は殉死している!
家光は、「よもや活きて居られまじ………  」
死ぬしかなかったのか? 生まれながらの将軍は相当やばい!
どちらも参謀に問題有と思うが………
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〇「刃傷松の廊下」余話──大目付を告発した目付・多門伝八郎
多門伝八郎の話は有名である。
が、この章はⅢ章の忍者の活躍の、浅野内匠頭の評価と並べて読むとメチャメチャ面白い!
浅野に対する同情の感情があり、吉良の容態も疵は2か所で、老人故どうなるか分からないと、いい方に答えている!
上司にも言うべきことは言う! 切腹の場所についても、家臣に会わせている!
内匠頭を止めた梶川与惣兵衛は700石から1200石に加増されたが、川のある土地を欲しいと言った!
欲が有り過ぎるのにもほどがある??
多門伝八郎は干された様だ!  うるさ型は出世出来ない???
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II章 名コンビ列伝
〇 どこまでも一枚岩──上杉景勝と直江兼続
語りつくされた内容である!
天下の仕置きが出来る者、大名にいない! 陪臣に三人と言ったのは秀吉!
小早川隆景、直江兼続、堀監物と言うが、鍋島直茂の話も聞いているが………
ともあれ悪くは書かれない武将である! 「将に将たる器」とも言われている!
関ケ原の合戦時、三成挙兵を聞き撤退する徳川追撃を献策した!
どちらにしても上杉軍としてまとまっている上杉の軍と、革籠原で対決しても、追撃で対決しても相当な激戦が想定されている?
兼続の女性に対する考えがある! 亭主関白と言うべきなのか?
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〇 広島城明け渡し そのとき福島正則家の城代家老はどう動いたか
福島正則である!
徳川の嫌がらせである! 重箱の隅をつつく!
作ったのではないと思うが、状況を上手く利用して改易に追い込んだ!
この城の引き渡しを、家老福島丹波が行った!
正則の指示が無ければ渡せないと!
そして引き渡しにも、武具馬具の目録を付けて引き渡した!
後に大石内蔵助が赤穂城の引き渡しの参考にした!
本人は歳の事もあり引退したが、家臣の再就職に努力した!
関ケ原の合戦後の大和郡山城の引き渡し時も、渡辺官兵衛は主人増田長盛の指示を待った!!
「映画 切腹」の主人公は福島家の家中であったが………
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〇 日清戦争/伊東祐亨・島村速雄がみせた 勝利の采配
自身の経歴、戦歴を誇ることなく、NO2に徹した!!
著者には「海将伝 小説島村速雄」がある。
武士道精神に溢れている!
日清戦争時、清国の丁汝昌提督に対して亡命を勧めた!
自殺後のせる船が無いと知って、輸送船1隻を与えたと言う!
日露戦争時、バルチック艦隊がどの海峡を通るのか?
対馬海峡に来ると確信していたようだ!
「司馬遼太郎 坂の上の雲」では、日露戦争は秋山真之がやったとして、
自慢はしなかった!
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〇 日露戦争/大国に挑んだ隼の児玉源太郎・ヌーボー式の大山巌
多彩な才能が有るようだ!
日露戦争前に参謀本部次長が亡くなっている。
その為本来なら参謀になる階級でもないのに、適任者が居ないということで自らなったようだ!
台湾の総督にもなっている。 基隆港の大改造を行っている!
満州軍総司令官 大山巌のもとでロシアと戦う!
そんな事は無いと思うが、一切を児玉源太郎に任せたようだ!
この章、ドイツから招へいしたメッケル少佐の好きなモーゼルワインの話はある。
メッケル少佐に、日本では児玉と小川だと評価されていた!
が、旅順要塞攻撃で乃木司令部のところに行った話は出て来ない!
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III章 歴史の水面下
〇 江戸時代に活躍した忍者たち
他の本との比較になるが、戸部新十郎も忍者の事はよく書いている。
実際に島原の乱では場内に潜入したようだが、方言で分からなかったようだ?
伊賀と思うが、言葉の訓練もあったようだが………
画浄化に潜入して、実情を探り浅野内匠頭の滅亡を予測した!
女好きで遊びまわっていた? 忠臣蔵もイメージとは全然違う?
家老も諫めなかったと言う!
そう言う地道な活動がインテリジェンスである!
大物間宮林蔵の話は面白い! 子供の頃は探検家だと思っていた!!
薩摩藩に潜入した!  それだけでも凄い!
薩摩飛脚である。薩摩藩は他国人の入国を厳戒し、多くの者が生還しなかった?
その中での潜入である。 野性的能力があった??
名は伝わらないが、蘇鉄に葵の紋をを彫ってある笄を差し込んでいる!
よくやる!  間宮林蔵は満州にも行っている! 
それだけ知識が豊富で疑問に感じれば調べたようだ!
城に潜入とかの派手な事は無いが、地道な活動をしていたようだ………
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〇 幕末・維新の忍者たち
尾張名古屋城の藩主の逃亡ルート。 御土居下衆がいたようだ!
藩主を守る為にある??
会津若松藩の隠密の話。
江戸時代は抜け荷の取り締まりも重要な仕事であった?
新潟奉行の川村修就がいるが、黒松によって防砂林が造られた!
この防砂林のおかげで人目に付かなくなる。 北朝鮮が拉致をし易くなる???
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〇 熊本城物語
隈本を熊本とした!
熊本城はと言うより肥後は加藤清正のイメージが強い!
細川家のイメージより強い!
毒殺されたのかどうかは分からないが、良い時期に死んでいる??
築城の名手である! 藤堂高虎もであるが………
石垣に特徴がある‼ 今回の地震でも崩れなかった石垣がある。
これは朝鮮侵攻で倭城の経験から積み方を習得した!
息子に孫が今一だったので改易された?
徳川への謀反の遊びなど問題が多過ぎた??
秀忠の忠を貰って、忠広の名前である!
お互いに気を使っているが、三代目ともならば警戒心も無くなる!
飯田覚兵衛が愛想つかして出て行ったのも分からないでもないが………
西南戦争で薩軍は熊本城を攻撃した! どうもこれは間違っていたようだ………
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〇 還暦ゴジラ 咆哮いまだ止まず!
この章は著者のお遊びであるが、この年代は怪獣映画で育っている?
同じ年代だから良く分かるが………
何回都市を再建しているのか?? 個人的には「GODZILLA ゴジラ」が好きである!
ムートーとの対決。 産卵後の卵を焼尽くす場面は迫力があった!
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智将は敵に学び 愚将は身内を妬む・中村彰彦
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