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2017年12月 2日 (土)

本・敵に勝つ技術 宮本武蔵 五輪書入門―相手を呑み、意表を衝く(2006/12)・桑田 忠親

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向かう所敵なしで剣聖の名を欲しいままにした二天一流の極意とはなにか? 
武蔵晩年の書である『五輪書』を剣道に精通し、戦国時代史の第一人者である著者が平易に解き明かした入門書。
非情なまでの駆け引きとテクニック、目を見張る理知的なアイデア―単なる剣技にとどまらない、人生勝負の必勝の原理。

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著者の経歴が興味深い!!
著者は剣道をやっている! 旧軍隊なので実際に人を切る剣法であると思う?
それで大学で研究している! 凄い人である??
戦後の一時期は職にありつけなかった??
著者は戦国時代史の第一人者であるので、項目の解説にふんだんに歴史上の例が記述されている!
分かり易いが、五輪書がどんなものか分かり難くなってる??
そんな事は無いか??
内容は下記の通りである!
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まえがき
序章  『五輪書』と宮本武蔵
第一章 地の巻  剣法の心がまえ
第二章 水の巻  二天一流の極意
第三章 火の巻  立会い勝負の技術
第四章 風の巻・空の巻  他流との比較
付録  二天記(独行道) 武蔵の自戒

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序章  『五輪書』と宮本武蔵
仏神を尊べどこれを頼まず!!
日頃仏神を尊ばないものが、難を逃れん為に祈祷しても、仏神が受納するわけがない!
全く同じ意見であるが、お守りを買ったりしているのに、自分自身が信じられない!
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第一章 地の巻  剣法の心がまえ
兵法の道の根本的な考え方を説明している。
〇 剣術だけでは達人になれない。 他の知識も必要である?
〇 兵法の道を好く人は稀れ。 文武両道をわきまえよ。 人間は死ぬ覚悟が肝心。
   実際の役に立つように。 生兵法は大ケガのもと。
〇 凡人が渡世する四つの道。 士農工商が四つの道である!
〇 兵法は家を造る大工の道に似ている
〇 適材を適所に用いよ。 
   何が出来るか見極めて
〇 実践技能に熟達せよ
〇 二刀流の極意と利点。 相手が一人でも一万人でも同じこと。
〇 広く知って我が道を磨け。 武器の長所を活かして使え。 リズムを乱してはならぬ。
〇 横しまな事を想うなかれ。その道の鍛錬にはげめ。
〇 修行の障りになることを慎め。 勝負ごとを禁止せよ。 大酒を慎め。
   つまり飲む! 打つ! 買う!を控える!!
  
戸部新十郎の短編に「逆光」がある! この偏屈な居合の名手も女を抱かない??
   柳生連也斎もそうなのか??

〇 諸職の道をわきまえよ。 物事の損得を知れ。目利きになる秘訣をさとれ。
   目に見えぬところをさとれ。 役に立たぬことはするな。

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第二章 水の巻  二天一流の極意

二天一流のの太刀筋について述べ、その流儀の極意を具体的に記したもの。
〇 平常心を失うな。 敵に対しては心を静かに動かせ。
〇 社会の正、不正、善悪に正しい判断をする。 世間の人に騙されない!
〇 常に正しい兵法の身がまえを保て。 目のくばりは大きく広く。 遠い所を近く,、
      近い所を  遠く見る。
   目の玉を動かさずに両脇を見よ。 身がまえの基本は中段のかまえ。 
      身がまえより敵を斬ることが大事。
    かまえは有って無きが如き。 敵を一気にどこまでも打つ。  敵をたじろがせて打つ。        無念無想で敵を打て。
    敵の動きに従いながら大きく打つ。 人を斬れるように太刀を使う。
   足づかいは歩むように。  片足だけ動かしてはならぬ。
〇 多人数と戦う時の極意!
  相手を大勢寄せ集め、これを追い込む呼吸を身につける。
  良く分からないが、一乗寺下がり松のの実体験から来ている??
〇 流れる水は腐らない。 固定することなく常に流動し変化しなければならない!
〇 千里の道も一歩から!
  「まずは隗から始める」 「ローマは一日にしてならず」???

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第三章 火の巻  立会い勝負の技術

勝負、合戦に際しての心がまえと、戦闘時における具体的な攻撃法についての伝授になる。
〇 鍛錬せよと!
〇 自分の位置を工夫せよ。 太陽を背にする
〇 先手をとる。  出鼻をくじく。
〇 全力を尽くして急所を乗り切る覚悟さえあれば、難局を収拾できる。
〇 勝てる見通しをつけて戦え。 清州同盟が守られたが、
   家康が信長と戦っても勝てなかったから守られた。
〇 敵の立場にたって考える
〇 四つに組まない。容易に決着がつかなくなるので別の手段を考える。
〇 誘いをかけて敵の心を見抜く!  敵をおびやかす。
〇 相手を混乱状態に陥れる。 中国兵法、「六韜」の敵の内部を撹乱させる戦術!!
   
その一   敵将の趣味嗜好を増長させ、高慢ならしめて、謀略侵入の穴を作ること
    その二   敵の重臣を抱きこむこと
    その三   敵将、および、その左右の家臣を買収すること
    その四   敵将に美女や殊玉を贈り、淫蕩その極に達せしめて、
  その五  敵の使者を懐柔し、敵を欺くための奸策をめぐらすこと
    その六   敵の君主の寵臣と君側のものを買収して、政務を怠らせ、
  その七   敵国を疲弊に陥れること
    その八   裏切りが成功したあとで高禄を与えると約束して、相手を釣る方法
    その九   敵将を有頂天に喜ばせて、ひっくりかえらす方法
    その十   敵国の深部に食いこみ、自滅を待つこと
    その十一 徒党網を縦横に張り、敵国を閉塞するする計略
  その十二 敵国内に乱臣を養成して、敵国の自滅をはかる方法

〇 敵の突出したところを打つ。 弱点から攻める!
〇 敵をうろたえさせよ
〇 三つのかけ声。 初めは大きく、中間は調子を低く、底力があるように、勝った後は
  大きく力強く
〇 常に敵の意表を衝け。  違った手段で勝つ!  主導権を握る!
〇 徹底的に勝つ
〇 不動の心を養う!
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第四章 風の巻・空の巻  他流との比較

風の巻  兵法の解説。
〇 長い太刀を好むな。 わざわざ短い太刀を使うな。 かまえ方を重んじるのは間違い。
  目で見ずに心で観よ(心眼??)  速くはやくと急ぐ心は禁物。 
〇 兵法の教えに奥儀、秘伝はない!!
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空の巻
迷いを去った空の心境に達せよ。 
修養を積み、兵法の道を深め、智力と気力を磨き、判断力と注意力を養い、一切の迷妄ぬぐい去って、真の道に達することが出来る。
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大変分かり易く、読み易い本でした!!!
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