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2018年3月15日 (木)

本・原発敗戦 危機のリーダーシップとは ① 戦史編(2014/2)・船橋 洋一

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全体の最適解を見出せないリーダー、不明瞭な指揮系統、タコツボ化した組織、
「最悪のシナリオ」の不在…。
福島原発事故と「あの戦争」の失敗の原因は驚くほど酷似している。
日本を代表するジャーナリストが二つの戦史を徹底検証し、
危機下にあるべきガバナンスとリーダーシップを探る。
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原発における危機管理である!
福島の事故の後の対応である。 起こるべきして起こった??
読んでいて嫌になる本である!
原発の放射能の問題は故意に避けている??
対話編に半藤一利の名前がある。
それだけで太平洋戦争との比較が出て来ることが分かる!!
ミッドウエー海戦に負けた後、反省会はしていない!
みんな反省していることだし、それ以上やらなくても良い??
確かそう言う話があった!!
今回の事故の後、反省会を行っていると思うが、
再稼働の事を思うとそんな感じはしないが………
対策はなされているのか?
この再起動の件で、安倍政権が信じられなくなった………
1万年後に日本列島は存在しているのか??
もし地殻変動で核廃棄物が太平洋に拡散したらどうなるのか??
現在の政治家は、そのころは死んでいるので関係ないと思っているのか??
内容は下記の通りである!!
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はじめに
第1部 戦史編
第1章 危機の現場
第2章 危機の司令官
第3章 危機管理の本質
第4章 危機のリーダーシップ
第2部 対話編
第1部 チャールズ・カストー(元米NRC日本サイト支援部長)
第2部 増田尚宏(福島第二原発前所長)
第3部 栃木良一(前防衛省統合幕僚長)
第4部 野中郁次郎
第5部 半藤一利

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はじめに
はじめにを読んだだけで嫌になる!!
2000年に「原子力災害危機管理体制に関する調査報告書」がある。
米、英、仏、独をまわり対策を提言している。
本当にやっておれば、福島の事故も相当違ったものになっていた!
出来ないのは、電力会社の反対と、原子力安全・保安院が壁となったようだ!
日本は守りに弱い!
原理力推進と言う「攻めがあり」 原子力安全規制と言う「守りがない」??
ゼロ戦と戦艦大和も攻撃面しか考えていない??
日本は防御に弱い!

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「メイドインジャパンの災害」
反射的な従順さ、権力者を疑問視しない、計画を守り通すことへの情熱、集団主義、島国根性にある!
文化論になると、日本だけの出来事になる! 失敗から学べなくなる!
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〇 絶対安全神話に見られるリスクのタブー視化。年次主義の昇進システムと
     定期的人事移動故のタフな決定の先送り(リスク回避)
〇 縦割り、縄張り争いに足を引っ張られ「政府一丸」となって取り組めない
      官僚政治の弊。
〇 権限と責任を明確にせず、指揮命令系統をつくれないライン・オーソリティーの
     未確立。
〇 明確な優先順位を定めない「非決定の構図」と「両論併記」の意思決定方式
〇 危機の時に「国民一丸」となって取り組む「大きな政府」の不在
〇 速やかに損切りし、失敗を失敗として受け入れ、そこから立ち上がる
      レジリエンス戦略の不在
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〇 危機の時、その人の本当の器量が分かる。
〇 危機の時、リーダーシップが否応なしに問われる。
〇 危機の時、国と国民の本当の力が試されるし、本当の姿が現れる。

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福島は敗戦だった! と言う理解から進む必要がある!!
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第1部 戦史編
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第1章 危機の現場
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希望的観測が間違いのもとになる!
「あるはず!」 このはずでどれだけ無駄になっているのか??
必ず確認する1
バッテリーがあっても電圧が違う! 兵站も問題になる!
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チーム吉田!
命令に背いて海水を注入し続けた!
このやり取りが公開されていたと思うが、凄い人たちである!!
「下士官は優秀だったが、上層部は無能だった」
ソ連のノモンハンのジャーコフ元帥である。
アメリカの評価の同じようである。
「指揮官戦闘率先垂範は言葉だけだった!」

兵力の逐次投入? ロジェステックの重要性が記述されている!
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アメリカは日本の対応に不満である? 人数も少ない!
「玉砕」を恐れていた………
決死隊を送り込む。
まず俺が行く! 理より情に訴えた! これが良いのかどうか??
がこの人達がいなければ止まっていない!
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政府は東電の社員に「命をかけてくれ」 と言いながら国家公務員は逃げ出している。
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日米開戦
「内的なリスク回避を追求した積み重ねが、開戦と言う最もリスクが大きい選択になった」

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第2章 危機の司令官
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官邸の混乱がある。
結果論であるが、東電に責任は持たされなかったのか?
菅直人直々の陣頭指揮になった?
現場に行ったことを批判されて、児玉源太郎も203高地に行ったと反論した??
例えが悪い!!!
菅直人は、「俺の質問だけに答えろ!」
官邸はメルトダウンの言葉を恐れた? 炉心損傷と言う!
大本営発表と変わらない?

1、 事実を伝える
2、 事実の表現を歪める
3、 事実と異なる表現に変わる
アメリカは日本からまともな情報が取れない。

日本も情報の扱い方が分からない??
日本は、太平洋戦争中、作戦課と情報部がまともに議論を交わしたことが無い。
アメリカの日本の失敗の法則がある。
1、 総合的な国力判断の誤り
2、 制空権の喪失による情報収集の不備
3、 陸海軍情報組織の不統一
4、 作戦主導部門の情報軽視
5、 精神主義への編重

アメリカは日本破滅シナリオを描いていたようだ………
「最悪のシナリオ」
日本は最善のシナリオを絶えず考える?
「起きると困ることは起きない!!」

カエサルの 「人は見たい現実しか見ない??」
終戦前のソ連参戦の情報も無視して、ソ連の講和に賭ける!
海戦もドイツの勝利頼みで、何の展望も無かったようだ??
「最善のシナリオ」 が組織利益と既得権益が必要としたようだ!

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第3章 危機管理の本質

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SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)
「原子力施設から大量の放射能物質が検出されたり、そのおそれがある緊急時に、周辺環境における放射性物質の大気濃度や被ばく線量などを、
放出源情報、気象条件、地形データをもとに迅速に予測するシステム」
文科省は、原子力安全・保安院が担当すべきと!
原子力安全・保安院と原子力安全委員会は、データが信じられないと言って活用すべきでない!
文科省は、「行動しないリスク」に徹した!!
責任回避である! 「不都合な真実」を拒否する!
ここで太平洋戦争時の、「猪瀬直樹 昭和16年夏の敗戦」が出て来る。
日本の敗戦を予測し、ソ連参戦まで予測した!! 各界の優秀な人間を集めたようだ!
これは読んでいて面白かった! 被害の算出のデータなどがある!
「不都合な真実では無くても、意見は無視する!」
海外のデータから対策を判断した自治体もある!

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〇 省益があって国益が無いのか?? 保安院と安全員会の暗闘
〇 IAEAの勧告を一蹴していた原子力安全委員会。 日本は違うのだ! 特殊なのだ?
〇 セーフガードを実施をやっているのは高卒の採用。 アメリカは海軍軍人。
   イギリスは原発専門の警察部隊。
   結局国として真剣に取り組んでいるのか?
〇 特殊を好む精神構造。 「職人芸を好み、経験の普遍化に対する意思の欠如」 
   まだまだ鎖国は続いている?
〇 計画停電の枝野幸男の対応。「死人が出たら俺がお前を殺人罪で告訴するゾ!」 
   これが民進党の代表候補である!
〇 この時期に名刺交換?? 普段から何をしていたのか??
〇 霞が関の組織文化。 1ヶ所に留まらるべからず! リスク回避と責任回避である!
   組織防衛である!
〇 要は責任を持った専門家を育てる!!!!

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第4章 危機のリーダーシップ

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最初からアメリカは不安だったようだ。 「政府一丸となってやっていない」
誰が最高司令官なのか? どこが司令塔なのか?
経産省と原子力安全・保安院、防衛省と自衛隊、文部科学省と原子力安全委員会、
警察と消防………
省間の縄張り争い?? ここにも枝野幸男と言う名前が出て来る!
太平洋戦争の特攻の生みの親と言われる、大西瀧治郎海軍中将!
「海軍は全力をあげて陸軍と戦い、その余力でもって米軍と戦っている」
実際に挙国一致内閣も自民党が拒否した!
手柄は菅直人、責任は自民党?
そうなりかねなかった??

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誰が指示するのか? リーダーは何をすべきなのか?
最後は自衛隊頼みになる! 暴力装置と言った政治家は???
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危機のリーダーシップとは??
〇組織を平時から危機へとモード転換する。
〇全体を見て、全体をつかみ、全体を動かす。権限と責任、
 指揮命令系統をはっきりさせる。
〇危機克服の展望を持つ。そのために取り組む課題の優先順位を明確にする。
〇損切りを覚悟して、失敗を失敗として受け入れ、危機の中から機会の芽をつかむ
  レジリエンスの道筋をつける。
〇当事者の取り組みの調査・検証を行い、それを記録して、教訓を引き出す・
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日本はお上が言うからやる。仕方なくやっている。 失敗を徹底的に研究して対策を考えていない?
何度も同じ失敗をするだろう……… 大変きついお言葉ですが、再稼働にあれだけ熱心なのは良いが、対策は考えているとは思えないが………

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