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2018年6月13日 (水)

本・黒澤明が描こうとした山本五十六 映画「トラ・トラ・トラ! 」制作の真実(2017/10)・谷光 太郎

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山本五十六の悲劇をハリウッド映画「トラ・トラ・トラ!」で描こうとした黒澤明は、
なぜ制作途中で降板させられたのか?
黒澤、山本の二人だけでなく、20世紀フォックス側の動きも丹念に追う!
さらには米海軍側の悲劇の主人公であるキンメル太平洋艦隊長官、
スターク海軍作戦部長にも言及した重層的ノンフィクション。
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久しぶりの著者の新刊を読む!!  好きな作家である!!
山本五十六も大好きである!! 半藤一利が良く書いているが………
黒澤明と山本五十六が同一人物みたいな錯覚におちいる??
「映画 トラ・トラ・トラ」は映画館で観た!
真珠湾攻撃場面は迫力があった!
夜明け前に、空母から攻撃機が発進していく!
何とも言えない場面である!!
会議の時に、交渉妥結なら引き上げを命令するが、不満が出る!
その時、映画では山村聰が立ち上がり言う!!
「百年兵を養うは、ただ平和を護らんがためである。
 もしこの命令を受けて帰られぬと思う者があるならば、只今から出勤を禁じる。
 即刻辞表を出せ!」

もっとも印象に残る場面と思うが………
内容は下記の通りである!!
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プロローグ  黒澤明と山本五十六
第1章   黒澤明と映画
第2章   世界に躍り出た「羅生門」と黒沢明・橋本忍
第3章   真珠湾攻撃に至るまでの山本五十六
第4章   開戦劈頭のハワイ攻撃作戦
第5章   黒澤明、ハリウッド映画に挑戦
第6章   「トラ・トラ・トラ」に異常なまでに打ち込ん黒澤
第7章   「トラ・トラ・トラ」制作発表はしたものの
第8章   「トラ・トラ・トラ」の米海軍関係者
第9章   トラブル続きの「トラ・トラ・トラ」撮影
第10章  黒澤の監督解任とその後
あとがき
参考文献

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まえがきに、山本五十六と戦死した樋端久利雄の名前がある! 
他にもいるのに樋端久利雄の名前である1!
著者は評価していると思う!
著者の本で名前を知ったが………
黒澤明と山本五十六の経歴が記述されて、「トラ・トラ・トラ」の製作の話になる!
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黒澤明
こだわりのある監督のようだ!
昔の撮影で、新幹線から身代金を払う場面に、監督のイメージと合わない家があった!
田んぼの中の一軒家だったが、あの家をどけろ!!!
そう言ったらしいが………
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何処の世界にもある?? 自分の会社にもある!!
手柄はオレ!!  へまは他人(部下)!
黒澤明もそう言う目に合っていたようだ………
羅生門で成功する! 面白いが、不気味な感じがした映画が出来る!
死人に喋らすなど面白かったが………
この作品制作会社社長は、羅生門の制作に難色を示した!
出来上がった作品も 「全く解らん」 と重役やプロデューサーを左遷した!
にもかかわらず、全て自分がやったと!! 
明らかに誰か分かるがあえて出していない??
苦労して初めは認められずに脚本からスタートして実績を重ねた!
「用心棒」 「隠し砦の三悪人」 「椿三十郎」 「赤ひげ」………
大変面白かったが………
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山本五十六!
アメリカに留学や大使館附武官で5年半いた!!
霞ケ浦航空隊、空母赤城館長、航空本部技術部長、第一航空艦隊、
航空本部長と航空関係のキャリアが長い!!
この経歴が真珠湾攻撃に結びつく!!
アメリカを良く知っているが、特に友好を深めたアメリカ人はいなかったようだ??
航空関係の第一人者である!
テキサスの油田とデトロイトの自動車工場を見ただけで、
日本が近代戦で米国と干戈を交えることは不可能だと!!
郷里長岡の後進が押しかけて来て、日本には大和魂がある!!
それに対して、米国にも米国魂がある! 米国魂は科学的基礎に立っている!

大和魂はむしろ暴虎馮河の嫌いがある! 大和魂と、うぬぼれてはいけない………
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山本五十六は好き嫌いが激しい??
宇垣纒を嫌った??  その反面黒島亀人を重要視した!
真珠湾攻撃を主張する!! 研究させるが反対も多い!
軍令部とは対立するが、脅しとも思える不退転の決意で実行を迫る!!
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真珠湾攻撃に指揮官、淵田美津雄がいる!
荒武者中の荒武者で、山本長官のことも、
「イギリス・アメリが好きで弱いらしいで! 腰抜けちゃうか??」
そういう事を平気で言える時代だった???
昭和14年の演習で、山本長官座乗の旗艦長門を淵田美津雄率いる雷撃隊が、
追い詰める!
暗夜にはなった訓練魚雷を全部命中させた!!
めったに人を褒めない山本五十六が淵田美津雄をこの時褒めた!!
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アメリカのキンメルが太平洋艦隊長官に任命される!
46人ごぼう抜きの人事である! 日本では絶対にあり得ない!!!
真珠湾攻撃の責任を取らせる!
真珠湾攻撃は南雲機動部隊である!
この人選が間違っていた!  実際に動かすのは源田実!
源田艦隊とも言われる?? 何と言っても失敗を恐れる?
写真をよく見るが、自信の無さそうな顔である!
これが2次攻撃をやらない結果となる!!
アメリカは空母艦長になるにはそれなりの訓練が必要である!
実際にキングも操縦員資格を取り、航空戦術過程を終了させている!
山口多聞が司令官であれば2次攻撃をやっていたと言われるが………
戦後アメリカにも何故かと聞かれている!
石川信吾の戦後の回想がある!!
「これは大バクチだ。うまく当たればよいが、当たらなかったらそれきりだ。
 このような独善的やりかたは駄目だと思うがどうだ!」
この話をわざわざ書いているのは、それなりの理由があるからか??

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アメリカ側は、ルーズベルト大統領が海軍を動かしている??
海軍に詳しく、逆らった部下を許さない!!
そうは言ってもキングをトラブルメーカーと思いながら、能力を買った!!
日本ではミニッツの評価が高いが、うまく立ち回ったとも言われる???
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「映画 トラ・トラ・トラ」の製作が決まる!

1966年 20世紀フォックス起死回生の作品が「トラ・トラ・トラ」である!
「史上最大の作戦」で成功を収めている!!
柳の下の泥鰌である!
日米双方から描く!!
この作品に黒澤明に監督要請が来る!
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その前に「暴走機関車」の映画がある!
黒澤明が脚本であるが、結局挫折した??
考えが違うのか、アメリカは脚本を書き換えて完成させる!
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脚本を共同で書く!  日米双方で書いている!!
黒澤明にはこだわりがある!!  ハリウッドとは合わない???
山本五十六を悲劇の人として描きたい!
戦争を避けたいと思いながら、連合艦隊司令長官として戦いの指揮をとる!
そう言う人間の苦悩を描きたい!   決して好戦的な人間ではない!!

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アメリカ側の監督に、「ミクロ決死圏」のリチャード・フライシャーが決まった!
格から言えば黒澤明より落ちるし、黒澤明は評価していない!
黒澤明はフレッド・ジンネマンを想定していた??
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アメリカは大スペクタル映画を作りたいが、黒澤明は悲劇を作りたい!
最終シナリオが出来る!!
黒澤明が省いたらダメと言った場面は全部残っていたようだ!!
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撮影が開始されるがゴタゴタが続く!!
素人を起用している!
既成の俳優で無い、山本五十六の雰囲気がある人が欲しい!
そう言う意味で、海兵出身の素人を使う!!
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黒澤明のこだわりが記述されている!
「映画 赤ひげ」で医学書が積んである!
それを見てみると江戸時代の医学書だったようだ………
小道具の薬戸棚を作るが、開けるかどうか分からないが中まで精密に作っている!
多分開けないと思うが、もし開けた時に気に入らなければ撮影に影響する??
そう言う黒澤班の人間も多い1!
が、「トラ・トラ・トラ」は東宝ではなく、東映の撮影所で行われた!
レンタル料の問題もあったようだが………
東映である。 やくざ映画全盛である!
黒澤明はやくざ者と演歌が大嫌いなようだ1
鶴田浩二も嫌っているようだ??
思い通りに行かないので、精神的におかしくなる!
東映の撮影所でも、気に入らなければ小道具でも潰す??
挨拶が無いと脅されて、実際照明器具が落ちて来たこともあるようだ!!
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思い通りに行かずに精神的におかしくなる!
自殺未遂を起こす!
完璧主義なのか?
撮影時の書類も、東映である!
黒澤明は書類も本物を用いる?
映画で見えないと言っても、中身がヤクザの絶縁状では話にならない!
撮影場所にも本物を要求する!
撮影の雰囲気から当時の雰囲気を求める!
これに素人俳優が耐えられない???
とうとう爆発する!!
日本側の監督は、黒澤明に、佐藤純也である
後任は舛田利雄、深作欣二に代わり、俳優も役者に代わる!
山村聰が山本五十六である!
人間山本五十六の苦悩ではなく、エピソードが並んだ作品になる!
そしてクライマックスの真珠湾攻撃になる!
映画としては面白かった!!
青木義郎が出演していた………
日本とヨーロッパではヒットしたようだが、アメリカはどうなのか??
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ロシアで「デルス・ウザーラ」撮影時言われている!
ドフトエフスキーとゴーリーキーを撮った!!
ロシアの監督よりロシア的やったのは黒澤監督だと!
ソ連も全面的に援助する!
虎を撮る場面がある! 動物園の虎では目が死んでいる!
それで野生の虎を捕まえて来た!  そこまで徹底する!!
両者が同一人物に思える本である!!
流石著者の本である!! 面白かったです!!!!!
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黒澤明が描こうとした山本五十六 映画「トラ・トラ・トラ! 」制作の真実・谷光太郎
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