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2018年8月13日 (月)

本・陸軍省軍務局と日米開戦(1989/6)・保阪 正康

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東条内閣成立から対米英開戦に至る運命的な昭和16年の2カ月間を、
陸軍の政治的中枢である軍務局首脳の動向を通して、
克明に追求した迫真のドキュメント。

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陸軍省軍務局に武藤章、佐藤賢了、真田穣一郎、石井秋穂らがいる。
この人達の目を通して開戦までの経緯が記述されている。

話は変わるが、堺屋太一が記述していた話がある。
忘れたが東条英機の運転手の関係だったと思う。
タクシーの運ちゃんに話しかけられたようだ!
東条英機は偉い人だった!
いまここで引けば、これまでに亡くなった人達に申し訳が立たない!!
堺屋太一は、そうやって引くタイミングを失い、泥沼にはまって行ったと!!

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真田穣一郎、石井秋穂の名前はよく聞く!
石井秋穂は著者の本ではよく出て来る!

残した日記や回想録、証言は、開戦当時の国策決定の内側を知る上で、
貴重な記録となっている。

本人も南方へ出発する前に、家族に残すように言っている!
書類を焼いてごまかそうとした連中とは違う??
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東條英機の側近的な 『三奸四愚』 がいるようだ。
三奸:鈴木貞一、加藤泊治郎、四方諒二
四愚:木村兵太郎、佐藤賢了、真田穣一郎、赤松貞雄
三大汚物:杉山元、牟田口廉也、富永恭次

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実際はどうか分からないが、本当にそうだったとしたら問題は大きい!
そんな人間を何故放置しているのか??
声が大きいのが結論になる??
東条英機に首相になり、開戦までの経緯が陸軍省軍務局から語られる。
開戦に責任があるのか? あるのだろう………
良く居分からないが、開戦時期をどう決めたのか??
中国で泥沼になっていながら、解決の見込みもなく太平洋で戦おうとする??
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日露戦争は、アメリカ仲裁と言う事での終戦を考える。
その為には少しでも勝っている状況が必要だった?
それを陸海軍も分かっていた!
当時の状況から見て、インドシナに駐留するのは得策だったのか??
アメリカの対応は、日本にとって受け入れがたい条件だった??
後世の歴史が分かっている人間には理解出来ない状況である。
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日米交渉、独ソ開戦、南部仏印進駐、アメリカの対日資産凍結冷。
対英米戦争しかない! としか思えない視野の狭い連中である!
著者は海軍善玉説を否定する。 海軍もやりたかったと!!
石川信吾がいる。 「おれが開戦させた??」
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陸海軍の将校がいる。  東条英機は何も陸軍をまとめているわけではない!
将校は威勢が良い!! 戦争をやりたがっている。
マスコミも煽っている!  国民も政府の弱腰を責める??
日露戦争時、桂太郎首相に開戦を迫った東大教授7人もいる。
今こそ開戦だと!! 桂太郎は陸軍の将軍である。 私も軍人ですと応じたようだ………
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外交が陸軍は直ぐに下まで、垂直に、横並びに伝わる。
それでますます意気盛んになる! 米英何するものゾ!!
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戦争終結の方向。 短期決戦である。

開戦前はもっとも説得力のある終戦の腹案と言う。 
戦後は官僚の作文と酷評されている。
米主力艦隊の撃滅、米の抗戦意欲減退、通商破壊戦で英国を制する、
米の軍需資源を絶つ。

緒戦で南方要域で米英蘭の基地を日本のものとする。
東亜と南西太平洋に長期不敗体制を固める。
蒋介石への援助のルートを絶ち、中国を屈服させる。
ドイツ、イタリアと連携し、イギリスを屈服させる。
日本はオーストラリア、インドを攻略する。
ドイツ、イタリアに中東、北アフリカを攻略させる。
蒋介石とチャーチルが屈服して、太平洋では日本がアメリカに壊滅的打撃を与えている。
アメリカの厭戦気分が広がるだろう………
希望的、楽観的な見通しであり、事実に裏付けられたものでは無い!

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ドイツはモスクワ攻略で苦戦中である。
にも関わらずにソ連の事は頭にないようだ! 必ずドイツは勝つ!!
バトル・オヴ・ブリテンで負けてイギリス侵攻を延期している。
その事実は無視している!!

海軍は対米作戦があるが(都合の良い考えであるが………)、
アメリカもオレンジ計画がある。

実際にその通り進んだようだ! 真珠湾と原爆を除いて!
日本も同じような研究をしている。 必敗である。 ソ連参戦まで予想している!
これを東条英機は無視している??
今開戦しなければ、ジリ貧になるだけであるので今しかない!!
海軍も対米比率7割弱のこの時期しかないと!!
ジリ貧を恐れてドカ貧にならないように!!
ジリ貧は、徐々に貧乏になる。 ドカ貧は一挙に貧乏になる!

米内光政も良く言ったと思うが、誰も従わなかった??
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佐藤賢了は1930年にアメリカ駐在、陸軍部内ではその経歴から知米派の扱いを受けた。

山本五十六とは違う!!t
ピッツバーグとデトロイトを見ればアメリカとは戦争出来ないとは対象である。

アメリカ人を軟弱と見ている!
日本は国家の存亡をかけて戦う! 3千年の国体のある国と何もない国とは違う??
アジア解放に熱心だったと言うが、本気だったのか??
 死刑にならなかったようだ!!
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こう言う空気の中で対米交渉である!
読んでいて確かにアメリカの悪意を感じる!!
日本をあやして置く! チャーチルとルーズベルトの罠である。

その中での外交である! 
日本から見れば英米は、自国の事を棚に上げて何を言っているのか??

海軍が戦争出来ないと言えば開戦にならなかった??
海軍は資材の増量を認めてもらう……… 戦争への条件である??
海軍も戦争をやりたがる??
ある程度の自信はあった。 戦艦大和に武蔵。 ゼロ戦等の航空戦力!
鍛えられた兵がいる。 何より戦争で名を上げたい!!

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ハルノートが最後通告になる!
ルーズベルトは日本が無通告で戦争するのを読んでいる!

日本はそう言う意味では悪名が高い国である!!
マジックで日本の外交が分かっているのに、知らないふりをして面談する。
著者にしてみれば、かなり好意的に書いている本である!!
実家から探して来た本である。 
著者の読者でもあるので、面白く読めた本でした!!
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石井秋穂が開戦を決意した理由を調べた!

わしらはね、こんなばか者だけどね、わしらは真っ先に、第一弾をやれば、
それは大切な国策になるんですな。
そして大分修正を食うこともありますけど、まあそのくらい重要なものでした。
それみんな死んだ。生きとるのはわしだけになった。
そういう国策をね、一番余計書いたのはわしでしょう。
やっぱりわしが第一人者でしょう。罪は深いですよ。
資産凍結を受けてね、それから、約1週間ばかりに考え通したですよ。
どうしようかと………。
夜も昼もうちにおっても役所に出ても、そればっかりを考えた。
そして、もう一滴の油も来なくなりました。
それを確認した上でね、それで、わしは戦争を決意した。
もうこれは戦争よりほかはないと戦争を初めて決意した。

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無責任に開戦を煽ったわけではない様である!
最後に思うが現在の北朝鮮がある。
何かと言うと、宣戦布告とみなすと言うが、日本もそう思い開戦に至った!!
国民は勝てると信じていた。 北朝鮮も核を持ったのでアメリカと戦えると思っている??
何か戦前の日本に似ている感じがするが………

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保阪正康
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