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2018年11月25日 (日)

本・現在と戦略②歴史と戦略 ②(1985/3)・永井 陽之助

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IV 戦争と革命――レーニンとヒトラー
ヒトラーに対する疑問点がある。
勝利の見込みもなく、時間稼ぎのようにダラダラ戦争を続けた。
長期にわたる展望も戦略は無かった!
勝てるチャンスがありながらそれを逃している。

これはプロの意見のようだが、ドイツは二面作戦は出来ない。
なのにバルバロッサ作戦を敢行した。
これも長期の展望は無かったようだ………
日米開戦で、ドイツはアメリカに宣戦布告を行った。
する必要があったのか??

英国もダンケルクで救われて、バトル・オブ・ブリテンも勝てない!
英国侵攻を諦めている!!

独ソ戦もモスクワ攻略が冬将軍により挫折している!
ユダヤ人、スラブ人の大量虐殺の為の時間稼ぎに戦っている???
日本人も劣等民族である??
これについては、大島大使のドイツびいきの理由は何だったのか??
軍需相、アルベルト・シュペーアがいる。
1,944年に最大の生産量をあげた。
ドイツはイギリスのように、国民に負担を求めなかったようだ………
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チャーチルのかたくなな態度が戦後の東欧のソ連支配を許した??
もう少し妥協的であれば、超大国ソ連は無かった???
大英帝国の崩壊もゆるやかなものになったかもしれない??
戦後の民族解放も違う形になっていた??
これはどうかなと思うが………
いずれ英独は戦う運命である!

それより日本の対応の方が問題と思うが………
日露戦争は一定のルールがあった、国家間の決闘の形をとっている??

ウェストファリア会議以前の戦争は、部族、人種、文化、宗教の違いによる、
血みどろの戦争であり、仁義なき戦いであった。
それが第一次世界大戦以降、大量殺人、内線、ゲリラ、テロ、人質、原爆、
ハイジャックと、宗教戦争と内乱に時代に逆行している。

(現在のテロ、人質の時代である)
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ドイツは国内的には、全体主義国家では無かった。(対外的には逆である)
大物が沢山いる。
ゲッペルス、ヒムラー、ゲーリング、ハイドリッヒ………
各自が独立して争っている
ソ連の方が余程全体主義の国と言う!
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「恋愛と戦争では、何をやってもゆるされる」 ????
レーニンはクラウゼビッツの崇拝者であり、研究者である。
何か読んでいて、ナチスが可愛らしく思える。 「革命もゆるされる」 と言う事である。
目的の為には手段を選ばない感じである!

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レーニンのボルシェビィズムの自国民の大量殺人。カンボジアの大量殺人、
中国の文化大革命による死者、今中東、中米、アフリカで殺し合いが拡大している。
今、非人間的な野蛮の時代、宗教戦争に時代に生きている。
その通りになって来ている???
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V 攻勢と防御――乃木将軍は愚将か
乃木将軍は愚将なのか??
これには司馬遼太郎の影響がある。 話は違うが藤堂高虎もである!!
旅順攻撃の評価は、後チエで何とでも言える!!
が、その後の第一次世界大戦でも、それ以上の突撃で死傷者を出している。
直立不動で進軍する。 バタバタ倒れる兵たち。 日露戦争以降の話である。

日露戦争の戦訓を、観戦武官たちも報告しているが、
あまり取り上げられていないようだ!!

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司馬遼太郎が酷評する、伊地知幸助はプロである???
しかし官僚機構内で純粋培養されたプロほど「無能」の存在は無い!
将軍は教育では造れない!! と言うのは司馬遼太郎である。
逆に評価されている、児玉源太郎は戊辰戦争の生き残りである、留学などしていない。
なまじプロの言う通りしないから、発想が柔軟になる!
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第一次世界大戦で1300万の犠牲を出して学んだ防御重視思想が、マジノ線になる。
これを破ったのが、電撃戦である。
乃木大将には詩的要素がある。 殉死した時に世界中が時代の変わりを感じた。
ステッセルからの若干の匿名の香典も来ている。
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VI 目的と手段――戦史は「愚行の葬列」
戦略の本質は??
「自己のもつ手段の限界に見合った次元に、政略目標の水準をさげる政治的英知である」
中国への軍事介入には踏み切れなかった! これは納得出来た! 
らだしインドシナ半島は違う。

海岸線にそって縦深の浅い、細長い半島は、
空母の航空兵力へカバー出来るような錯覚におちいる。

ベトナムへ介入するのか?
マッカーサーの後で朝鮮戦争を戦ったリッジウェイ将軍は調べた。

通信、軍医、工兵、兵站要員を送る。
港湾、鉄道、道路設備、気象条件、伝染病の種類まで踏査した。

投入可能な手段の冷静な判断があった。 
介入にはためらいがあった。 確実に目標を達するには中国との戦争になる??
それがエスカレートして来ている。 
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民族解放か、革命戦争か??
ベトナム戦争は民族解放の為の戦いと思われていた。
それゆえ支持されていたが、現実には革命戦争である。

革命勢力は正規の方法、非正規の方法、
一般市民を戦争に巻き込むあらゆる非情な方法を駆使できる。

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マクナマラの「システム分析」がある
システム分析は、ORと違い、数学ではなく、経済学が基礎学科と言う。
損得勘定である。

数字はごまかせるし、嘘をつく!!(谷岡一郎の世界である??)
「愚行の葬列」
統治や政治の世界で「三・四先年の昔に比べても進歩がない」

失敗を4つに分けた
① 専制と抑圧
② 野心過剰による失敗(ドイツに日本)
③ 無気力と退廃(ローマ帝国、清)

④ 愚行または、力の倒錯
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愚行の判断は??

① あと知恵ではなく、常識・社会通念・価値観からみても、
  自己利益に反して逆効果であることが分かっている?

② 別の選択肢があったこと

③ 選択に対して反対のグループがそんざいしている。
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戦史こそ 「愚行の葬列」 であり、ベトナム戦争しかりであり、

第一次世界大戦のドイツ潜水艦の無差別通商破壊と、
真珠湾攻撃を二大愚行としている!!

「古今の歴史をひもとけば、専守防衛で勝った戦争はない」
「攻撃能力なしの抑止力は考えられない」
自己の体験に、他人の体験から学ばない、愚者以下のプロがいかに多いかを言う!

なにかビスマルクの事を思い出すが………
今読んでも色あせていない内容である。
大変面白かったです!!
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永井 陽之助
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