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2019年8月25日 (日)

本・そして官僚は生き残った 昭和史の大河を往く 第十集(2011/1)・保阪 正康

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最大の事業仕分け、GHQによる官庁中の官庁・内務省と巨大な人員を擁する陸軍省、海軍省の解体。
だが官僚たちはしたたかだった。 名とかたちを変え組織は残った。

官僚のしぶとさには感心している??
内容は下記の通り!!


最後の陸相・下村定の未公開手記
陸軍省消滅と下村陸相の国会での謝罪演説
陸軍最後の日  昭和天皇と下村陸相の涙
陸軍最後の日の皇居内  侍従武官の証言
「公」のためと「私」のための自決
なぜ俺が敗戦国の軍使に  河辺虎四郎の憂鬱
敗戦は「我等軍人の罪」  自決したO大佐の真摯な反省
「宮内庁の官庁」内務省解体を目指すGHQ
内務省解体とGHQ内部の確執
「責任ある政府」  ケーディスの理想と内務省解体
解体目前の内務官僚たちの心中  鈴木俊一の証言
国家警察と自治体警察  警察改革を巡る攻防
警察法改正  ゆきづまったアメリカ型警察制度
内務省終焉  真に解体すべきは悪しき官僚制度
海軍は開戦に反対していたという「神話」の誕生
最後の海相・米内光政の訓示に込められた思い
米内光政の見事な出処進退と消えた海軍の戦争責任
戦後一切の公職に就かなかった井上成美の生き方
「三笠」艦上から海軍解体の日を思う
特攻作戦の責任と海軍将官の自決
海軍と言う理想郷のなかで消えた「勇断」
警察予備隊創設と旧内務官僚と旧軍人の対立
自衛隊の基礎を作った十一人の旧軍佐官クラスの任用
そして官僚機構はかたちを変え、残った
あとがきに代えて
戦前・戦後とも責任をとることのない官僚組織


最後の陸相・下村定の未公開手記
下村定は、終戦後の東久邇宮内閣の陸軍大臣を命じられる?
著者の意見は、明治期に形をつくった軍事組織、軍事思想、人事制度は、
きわめて異なる無思想、無節制、無定見の組織だった……
この終戦時の軍人のタイプがある!
一、 自分一人でも戦争を継続しよう、または潔く自決しよう
二、 国体の維持・皇国の興隆は望めない! この際更に力を以て局面を展開せねばならない!
三、 消極的な老人や当局に任せれない。同士を糾合し、反対者を粛清する!
四、 保身、私利私欲のために軍紀もたしなみも忘れてきたない行動に出るもの!
8月26日に「陸軍軍人軍属に告ぐ」をラジオ放送して軍人たちの動揺を鎮めた??
天皇の意図を汲んでである………

陸軍省消滅と下村陸相の国会での謝罪演説
三つの勢力の目がある!
占領軍、敗戦を受け入れまいとする軍将兵、国民大衆の反軍感情!
マッカーサーは復員が天皇のおかげと理解している!
武装解除を行うが、成功している!
が、終戦後に陸海軍の物資を民需用に緊急放出する!
当然一部の要領よい者によって持ち出される! 不法不当行為が続出する!
国会で素直に頭を下げる! 正直に国民に謝罪する!!
国民の心の底には戦没者への「深い理解と同情」がある!
陸軍省は1872年から1945年の歴史を閉じる! 73年の命である!!

陸軍最後の日  昭和天皇と下村陸相の涙
陸軍最後の日は、1945年11月30日である! 
天皇への報告もある!! 
軍人たちも茫然自失である??
文官が軍人、軍服に向ける目には冷たさがある!
軍人の再教育のために大学への入学の交渉行った時に感じたようだが…
一定の割合しか受け入れてくれなかったようだ………

陸軍最後の日の皇居内  侍従武官の証言
どうも侍従武官は冷めていたようだ??
侍従武官には軍人圧力をかけれない??
聖戦完遂での戦争も批判的だったようだ………

「公」のためと「私」のための自決
9月2日までに自決した軍人は、天皇や国民への謝罪??
9月3日以降の自決は自分のプライドを守る??
568人が自決しているようだ!
妻と子供と共に自決している人も多い!
責任を取らなかった軍人は戦後どう生きたのか??

なぜ俺が敗戦国の軍使に  河辺虎四郎の憂鬱
マニラのマッカーサー司令部に出向く降伏使節団の人選がある!
7名の佐官クラスの人間が必要である!
行かなければならない梅津美治郎は行かないで、河辺虎四郎が行く!
が他は行こうとしない?? これが景気の良い使者だったらどうなるのか?
マニラでは鄭重な扱いを受けたようだ………

敗戦は「我等軍人の罪」  自決したO大佐の真摯な反省
O大佐??  親泊朝省大佐のようだ!
陸軍は自己批判から始めなければならない?? 遺書的なものである!!
日本は汚点を見つめることが出来ない!
中国での軍の行動に、蝗軍と呼んだ皇族がいたようだ?
情報判断は、正しいことを恐英米論者と言う!
軍が政治に興味を持つようになる!!
アメリカは日本兵は強いと判断したが、中枢は恐れなかった!
「俺の言うことを聞けないのなら、ニューギニアに飛ばすぞ!!」
救いようのない話が並ぶ!!!
9月2日に、妻と息子と娘と自決している!

「官庁中の官庁」内務省解体を目指すGHQ
内務省は1947年12月27日に解散式を行っている!
戦後GSより職員組合が結成されて、後藤田正晴が委員長になる!
アメリカは、内務省を軍国主義を主導していると感がていた??
しかしこの日本最大の組織を利用しなけば統治出来ない???
内務省には、警保局と地方局がある!
警保局は、警察権力を使い、強制的に国内の治安を守る!
地方局は、地方の官選知事となり地方自治を行う!
民生局に内務省の分権化を要求される?
日本は民政省を改革して民政省にしようとするが、民生局に激怒される??

内務省解体とGHQ内部の確執
GHQも内部の対立がある!
民生局と参謀第2本部である?
かたや解体しようとしているが、片やいかに骨抜きにしよとするかが対立する?
が日本も大蔵省とか文部省が告げ口して解体作業に協力する??

日本を民主主義の国にするのか? 反共の防波堤にしようとするのか??
が、内務省にはその対立につけ込み、自分たちの権益を守ろうとする白州次郎的攻略家はいなかった………

「責任ある政府」  ケーディスの理想と内務省解体
GHQの担当者も自分の成績を上げなければならない??
その為には持ちつもたれずで、意図せずに協力するようになる??
民生局の将校たちは、東大法学部が最も悪い! と考えていたようだ………
民主国家への必須条件は地方分権と言う!
国民対して責任ある政府を造るシステムを構成したい?
その為に手段が地方である!
がこれも内務省内部と、GHQの担当者の意図がある???
内務省側は占領期間中はおとなしくして、占領がいつか解けたら、再び内務省に昇格させようとしていた………
何処が民主的なものかと思うが………

解体目前の内務官僚たちの心中  鈴木俊一の証言
内務省解体1か月前に37人を採用している!
将来のエリートか???
内務官僚たちの凄まじいエリート意識、この国を動かしているのは我々だと言う誇りがある!!
以下の言葉は聞きたくない!!
戦前の警察は、人権無視とか拷問の問題があるが、それがあるためにほかのいい面も悪く見られる!
そう言いわけする!!
今になっても不祥事があればそう言われていると思うが………
解体で人生が変わる!!
戦後処理とは個人の人生や運命を賭けた戦に側面を持っていた??

国家警察と自治体警察  警察改革を巡る攻防
GHQは特高警察に対しては強圧的である!
G2とGSの対立は日本の警察をどうするかにもかかっている??
アメリカ流に改造するか?
警察組織を残し、改造していく???
国家警察と自治体警察の日本立てにする??
中央集権的な警察は最も注意しなければならない!

民政局は警察権力がコミュニストや革命勢力に一夜で握られることを恐れた!
要は共産勢力をどうするかである??
強力な警察組織にするのか? 
一本化の危険性を考え国家警察と自治体警察の二本立てにする??
共産主義だけではなく、右翼の危険性もある??
一夜にして警察組織を握られることを恐れていたようだ………

警察法改正  ゆきづまったアメリカ型警察制度
小さな町の警察はボスに握られる?
最近アメリカのドラマを見ているが、警察も権力があり、平気で御忍逮捕を行っている?
気に入らなければどうなるのか??
日本社会はGHQが考えたアメリカ型の「警察制度」を試みる!
日本には自治体警察はなじまない???
が、極めて巧妙に自治体警察潰しを行っていた???

内務省終焉  真に解体すべきは悪しき官僚制度
婦人参政権は日本側から提案した?? アメリカ側から提案される前である!!
一、 内務省は日本の民主化の有力な担い手になる
二、 日本の混乱状態を女性の持つ穏健さによって、革命に直結させない!
内務省は率先して民主化政策に取り組む?
解体を恐れて民主化政策を推し進めた??
アピールしようとした??
警保局畑の官僚は共産主義勢力との対峙に意気込みを感じている??
内務省の解体は、GHQ通りに行くが、悪しき官僚制度は残った………
(省益の中にとじこもり、自らの県営擁護に走り、官僚王国を作り上げる)

海軍は開戦に反対していたという「神話」の誕生
海軍の太平洋戦争開戦の経緯がある!
① 海軍の首脳部は海軍の意思を統一するための座談会を開催する
② 海軍はいかに陸軍に引きずられたか?
③ 存命者の発言と責任をどうとるか確認した
④ 海軍は戦争に反対し、大平洋戦争も陸軍に騙される形で戦争に突入した

海軍の責任で開戦したくなかった??
米内、山本、井上のトリオで三国同盟にも反対した!
この事実を最大限に利用して、海軍は責任を逃れ、陸軍に責任を押し付けた?
半藤一利に言わせれば、海軍の戦争したがった軍人は、薩長土と言う!
国を起して、自ら潰した!!!

最後の海相・米内光政の訓示に込められた思い
海軍は一枚岩ではなかった?? が、終戦に関しては米内光政の統率ではないかと?
海軍の人間教育にも問題がある!
「エリート中のエリートとして中央の要員に配置。
 ために現実の上に立って判断しようという気が薄く、情報を軽視し、
 自分に都合のよい状況を掴み状況判断したり、作戦計画を立てたりして大事を誤った」

米内光政の見事な出処進退と消えた海軍の戦争責任
海軍が戦えないと言えない理由がある!!
① 海軍存在の意義を失う
② 艦隊の指揮に影響す
③ 陸海の物資争奪。 戦えざる海軍に物資をやる必要ない
④ 統帥部は二つに分かれる不可! 表面上だけでも一致する必要がある
陸軍は精神力だが、海軍は合理的に戦わなければならない!!
海軍の歴史は陸軍との抗争である??
海軍はなぜノーと言えなかったのか? 海軍は海軍大臣を出さずに内閣を潰し戦争出来なくする?
陸軍と変わらない??

戦後一切の公職に就かなかった井上成美の生き方
こういう生き方もある??
娘婿をレイテ海戦で失い、戦後は子供たちに英語を教える!
家財を切り売りしての生活だったようだ………
昭和43年6月に海上自衛隊が南米に出発する時、乾杯の音頭を取ったのは嶋田繁太郎!
これに対して井上成美は、恥を知れと!!!

「三笠」艦上から海軍解体の日を思う
ワシントン軍縮会議で廃艦の運命であるが、記念館として残される?
が太平洋戦争で負けて、船を丸裸にしてアメリカ軍の御楽してかとする1
これを元軍人、アメリカのミニッツ提督らが復元に力を貸す!
海軍は小泉信三らの海軍シンパがいたが、陸軍はいなかった?
戦前の陸軍の横暴に対する国民の反感もある!!

特攻作戦の責任と海軍将官の自決
宇垣纒に大西瀧治郎は自決している!
宇垣纒の場合は、部下を引き連れた事を批判されているが………
グアムで自決した弁田仁助少将もいる!
実際は、永野修身に嶋田繁太郎は自決しなかった!
著者と、半藤一利の本では必ず出て来る名前がある!
石川信吾、岡敬純、富岡定俊、福留繁………
この戦争は俺が始めたと言ったのは石川信吾?
戦後、喋っているのは自己弁護と言う!!
アメリカの国力があれほどのモノだとは??
永野修身に嶋田繁太郎は、自決すれば海軍も悪かったと思われると???
日本国民に思われている? そう思わなくなったのは著者の本の影響がある!
軍令部は真珠湾攻撃反対だった?? 負けてから言うのは自己弁護!
命令をも守らせれない組織である!!
井上成美が、嶋田繁太郎が海軍大臣時代に天皇への報告をゴマ化していたことを知る?
人を育てるのには金がかかる! 艦と共に運命を共にすべきではないと!
生き残って責任を取らない軍人が言うほど空虚な事は無い??
戦後、責任を恐れて資料を焼却した軍人が、資料を集める責任者になる??
マッチポンプである!
この中では、福留繁は当然自決していいるはずである???
機密書類を奪われている!! 海軍もナアナアの体質がある??

海軍と言う理想郷のなかで消えた「勇断」
井上成美の海軍の美点長所に欠点短所!
① 人の嫌がること自ら進んでやる気風がある
② 公私の区別がはっきりしている
③ 万事几帳面である
④ 当面の職務に全力を注ぐ
反対は、
① これで行くというドクトリンがなかった
② はっきりした海軍政策がなかった

イエスノーはっきり言わない!!
艦隊決戦ばかりの作戦で、戦争全体を計画出来ない?
兵学校教育に、平泉澄か西田幾太郎のどちらを選ぶのか?
精神教育を重要視している??
もう一度生まれ変わっても、海軍に入りたいという提督も多い!

警察予備隊創設と旧内務官僚と旧軍人の対立
著者は後藤田正晴の本も書いている! 瀬島龍三との書き方の差を感じるが………
軍部が独走したことに、終戦後はシリビアンコントロールで行こうとする!
「新日本国軍」を創設しようとする?
新しい軍事機構を作る案がある??
朝鮮戦争勃発で警察予備軍を創設する命令が来る!
吉田茂は戦争に負けた軍人に関与させたくない?
応募してきた軍人関係者を排除する?
素人が多いのでやはり経験者が必要であると?
後藤田正晴は、政治が軍事をコントロールすることだと!!
戦争への軍部の独走にストップをかけれなかった反省がある!!

自衛隊の基礎を作った十一人の旧軍佐官クラスの任用
警察予備軍は7万5千人体制で出発する!
がやはり軍事の専門家がいる! 旧軍を使う必要がある?
後藤田正晴は足の長い装備、派兵できないようにした??
旧陸軍とは別の組織にしようとしている??
その為に、旧軍佐官クラスの任用には注意したようだ!!
旧軍の反省が生かされているようだ………

そして官僚機構はかたちを変え、残った
日本は連合軍より先に戦争裁判を行おうとしたようだ?
旧内務官僚の恨みは激しかったようだ………
戦後、旧内務省がいなければ、日本は動かなかったようだ?
海原治防衛官僚の経験がある?
旧軍ルートから怪文書をまかれる??
グラマンF11Fか、ロッキードF104かの商戦も生しかったようだ?
防衛庁も旧内務省に陸海軍の香草は激しかったようだ??
結局官僚は生き残る???

あとがきに代えて  戦前・戦後とも責任をとることのない官僚組織
陸軍省、海軍省、内務省と言う官僚組織がどのように解体、改変されたか?
陸海軍は解体し、内務省は権力を分散することで生き残った………
しかし三つの組織が抱えていた、成績至上主義、責任体制の不明確さ、特権意識は残っている!!


そして官僚は生き残った 昭和史の大河を往く 第十集・保阪正康

 

 

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