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2019年8月19日 (月)

本・歴史と戦争(2018/3)・半藤 一利

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日本人よ、驕ってはいけない。  真実の明治150年史
「明治維新などとカッコいい名前をつけても、あれはやっぱり暴力革命」
「コチコチの愛国者ほど国を害する者はいない」 「日本人は歴史への責任を持たない民族」
戦争の歴史でもあった幕末・維新からの日本の歩みをたどり、 リーダーのあり方、人間の弱さを問う。
80冊以上の著作から厳選した半藤日本史のエッセンス。


著者の本からの抜粋である!!
「司馬遼太郎・人間というもの」 これは面白かったが………
そのタイプの本である!! 著者の本は良く読んでいるので重複する内容も多い!
内容は下記の通りである!!


第一章 幕末・維新・明治をながめて
第二章 大正・昭和前期を見つめて
第三章 戦争の時代を生きて
第四章 戦後を歩んで
第五章 じっさい見たこと、聞いたこと
あとがき
出典著作一覧


個人的には、第二章、第三章が興味深い!!
読んでいて楽しい内容である!!
興味深く、印象に残るモノも多い………


第一章 幕末・維新・明治をながめて
○ コチコチの愛国者ほど国を害すものはない??
○ 勝海舟は著者が評価する?? ちょっと良く書き過ぎではないか?
 江戸城無血開城! 先を見ている??
○ 西南戦争が終わるまでが幕末と1!
○ 著者は越後長岡に疎開している! 祖母に繰り返し言われる!
 新政府は泥棒だと!! 官軍などと言わない? 西軍である!!
 その西軍が太平洋戦争を初めて、収めたのは賊軍だと!!
 読み疲れるほどこの話は読んでいるが………
○ 日露戦争時は捕虜になっても汚名は無かった?
 しかし別の本では、やはり捕虜になって帰国すると冷たくされる??
 自分の息子が戦死しているのと言う思いがあるようだ………
○ 日露戦争後、スローガンが生まれる?
 「10万の英霊と20億円の国費」 昭和にまで満州に居座って主張する!!
○ 日露戦争後、戦史にきれいごとのみ残す!! 精神力の強かった面を強調する!!
○ 近代日本を作ったのは、山県有朋に伊藤博文!! 山県はもっと評価されて良いと!!


第二章 大正・昭和前期を見つめて
○ 20億の国費、10万の同胞の血であがなった満州は日本の生命線である!!
軍人は政治に関与せず!! 自ら積極的に関与し戦争に突入した!
○ 石橋湛山 大正10年の社説! 小日本主義!! 
○ 朝鮮、台湾、樺太、満州の土地を捨て、志那全土を我が同胞とし、
 東洋、世界の弱小国が我が国を道徳的に支持者とすることは、どれほど利益になることか……
○ 朝日新聞の嘘!! 昭和6年以降、沈黙を与儀された? ではなく積極的に軍部と走った!!
○ 2・26事件以降の軍部の出版社への弾圧!
○ 昭和12年3月30日、「国体の本義」が発行される! 「万世一系の天皇を中心とする一大家族国家」
○ 大本営発表はウソの代名詞! 永遠の死語!!
○ 著者の経験! 同級生の女の子に戦車の模型を貰った! 「サンキュー」と口に出た!
 その時の相手の表情が変わった! 上の学校にいけない悲しみが見えた?
 それ以来、横文字を使わないようにした………
○ 国の薛儀によって戦ったノモンハン事件!! 土地の下に資源があるのか?
○ 停戦後の結論! 苦戦はしたけど圧倒的な敵の火力に対して、
 精神力をもって白兵戦をやり互角に戦った???
○ ノモンハン事件から学ぶモノ5つ! 今も続いている??
① 当時の陸軍のエリートたちが根拠なき自信過剰に陥っていた!
② 驕慢なる無知であった!
③ エリート意識と出世欲が横溢していた!
④ 偏差値優等生の困った小さな集団が天下を取っていた!
⑤ 底知れず無責任だった!
○ 日中戦争の4年半!
 真珠湾攻撃までに100億円(20兆円)の戦費と45万5700人が死んでいる!
○ 昭和16年1月の戦陣訓! 「生きて虜囚の辱を受けず、死して罪過の汚名を残すこと勿れ」
○ 昭和16年の石原莞爾の予言! 真珠湾攻撃以後である!
 「この戦争は負けますな! 財布に千円しかないのに一万円の買物をしようとしている!
 アメリカは百万円持っていて1万円の買い物をしている! 勝てるわけはない!」
○ 開戦1か月前、大本営が考えた戦争の見通し!
① 初期作戦が成功し自給の途を確保し、長期戦に耐えることが出来る?
② 蒋介石が屈服した時?
③ 独ソ戦がドイツの勝利で終わった時?
④ ドイツのイギリス上陸が成功し、イギリスが和を請うたとき?
③と④は到来すると! 出来なかったときのことを考えていない!
○ 「海戦要務令」には奇襲の文字は無い? 「先制と集中」による攻撃主義?
○ 山本五十六の無念! 外務省の開戦通告の遅れ!!


第三章 戦争の時代を生きて
○ 2万5千人学徒出陣の前で東条英機は?? 要は死ねと!!
 その東条英機が靖国神社に祀っているのはどうかなと??
○ 昭和17年のレイテ島日本がなし得た事
 数本の田舎道を造った、井戸を5つ掘った、現地人用に天秤棒を造った、ロウソクを大量に造った!
 アメリカは・数本のアスファルト道路を造った、飛行場を造った、水道設備を完成させた、自家発電装置を作った!
○ インパール作戦! 将軍たちの功名心と保身と政治的必要に根拠を置いている! 
 統帥の錯誤と怠慢と夢想を、第一線の兵の義務以上の勇気と奮戦によってあがなわれた?
○ 神風特別攻撃隊! 強制であるが志願としている? この指揮官たちを赦せないと!
 ましてや計画者に指揮官は一緒に祀れない???
○ 絶対という言葉は使わない!! 英語もか???
○ 過去の戦いをやっていた? その象徴が戦艦大和に武蔵??
○ 戦に敗れた沖縄に対して、特別な配慮をと!!  沖縄方面海軍特別根拠地隊大田司令官!
○ ソ連対日参戦の高潔な理由(嫌味??)
① 将来の日本の侵略に備えた安全保障!
② 西側同盟国に対するソ連の神聖な義務!
③ 日本と戦うアジア民族に対して援助する道徳的義務!!
どうとでも言える!!
○ 日本のええ加減さ! ソ連が出て来ないと考えた理由は?
 無条件降伏を言われて、とりあえず一撃を与えて講和する?
 九州上陸作戦で一撃を与える? 関東上陸に対しては対策が無い!!
○ 著者の思ったこと! 大日本帝国もご和算で願いましては??
○ 戦後日本4分割構想があった?  米・英・ソ・中国???
 北海道の半分をソ連は要求したが、拒否されてシベリア抑留に繋がる!!
○ 軍部だけでなく政治家、外交員も責められなければならない?
 飼料を燃やし、後世に残すものを残さない?
 聖戦ならば堂々と残すべきではなかったのか………
○ 満州国を持ったために、開拓農民の集団自殺がある!
 二度と引揚者を出してはいけない!!
○ 「リンゴの唄」を歌った並木路子! 父と次兄は戦史、母親は空襲で死ぬ!
○ 一億総懺悔は責任者の追及に影響を与え、現在まで引きずっている1
○ 「戦争論」の誤読! と言うより、読んでいない? 都合の良いところ取り入れている?
① 軍事こそが政治を有効なものにする!
② 政治は軍事に参照できない??
○ 石原莞爾は、軍備放棄を言う! 人情味がある??
○ 東条英機の自殺未遂にはガッカリか??
○ 一発の銃声も死傷者も無く、武装解除された!!
240万人が死んでいる? 広義の意味の餓死者はこの70%と言う!!
大本営の学校秀才参謀が立てた作戦による?? 一億総懺悔は必要が無い!!!


第四章 戦後を歩んで
○ 引揚者! 満州中国に100万、中国に110万、南方に160万の370万人!
 国家に見捨てられた人たちの帰国である!!
○ 東北巡幸で天皇陛下が泣いたようだ!
○ 空襲犠牲者慰霊碑は、GHQが許可しなかった??
 朝鮮半島なら建てるだろう……
○ 朝鮮戦争の特需は??
 日本政府とGHQの間で商品の注文がある! 
 ところが朝鮮戦争で、直接業者に発注する! 特別需要と言う!
 焼けトタン板もあっという間になくなる??
 スエズ動乱も神風になったようだ………
 戦争は儲かる??
○ 死の灰を浴びた第五福竜丸! こんな苦しみは俺一人で沢山だ!
○ 東京五輪音頭!! 学生時代にミュンヘン温度があった! 当然替え歌であるが………
○ カーチス・ルメイ少将に勲章を授けたのは誰か??
 小泉純一郎の親父が尽力している? この本には源田実の名前は出て来ない??
○ 天皇は「日本の一番長い日」を見ておられる! 違っていると言われたらどうするのか??
○ A級戦犯合祀問題に対する著者の考え!
 日本国民にたいして戦争責任がある「殉難者」ではない!!
○ 戦後の国家基軸は平和憲法だと! 果たして改憲の必要はあるのか??


第五章 じっさい見たこと、聞いたこと
戦後に当事者にあった時の感想がある!
○ 高木惣吉元海軍少将の、東條英機暗殺計画!  若気の至りか?
○ 木戸幸一 他人の悪口を言っても自己反省は無い!
○ 佐藤賢了は自分が間違っているとは思わない! 黙れである!!
○ 辻政信元参謀は、雄弁である! 日本防衛論を語る?
 この男を戦犯にしなかったのが間違いに感じる!!
○ 語らずの提督、小沢治三郎! 遺族を歴訪している………
○ インパールの宮崎繁三郎! この人もインパール作戦については語らず!
○ 全軍突撃せよ! 田中頼三も語らずである!
○ この話は、山本五十六にダブる!
 「戦士の遺言」を書いた後、自宅の階段を上がり枕元に座る!
著者は叫び声を上げて、奥さんに起こされる!!!


あとがき
万世一系の天皇は神であり、日本民族は世界一優秀であり、
この国の使命は世界史を新しく書きかえることにある!
日本軍は無敵であり、天にまします神はかならず大日本帝国を救い給う??
そんな日本をもう一度造ってはいけないと!!!


歴史と戦争・半藤一利

 

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