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2019年12月 8日 (日)

本・日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」(2012/6)森山 優

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第三次近衛内閣から東条内閣まで、大日本帝国の対外軍事方針である「国策」をめぐり、
陸海軍省、参謀本部、軍令部、外務省の首脳らは戦争と外交という二つの選択肢の間を揺れ動いた。
それぞれに都合よい案を条文に併記しつつ決定を先送りして、
結果的に対米英蘭戦を採択した意思決定過程をたどり、
日本型政治システムの致命的欠陥を鋭く指摘する。

著者の名前は最近よく見ている!!
分析を読んでいると、歴史を知っているものから見れば、なぜなのか??
と思うが、無責任極まりないと思うが………
内容は下記の通りである!!

はじめに
第一章 日本の政策決定システム
第二章 昭和16年9月の選択
第三章 なぜ近衛は内閣を投げ出したか
第四章 東条内閣と国策再検討
第五章 対米交渉案成立と外交交渉期限
第六章 甲案と乙案
第七章 乙案による交渉
第八章 ハル・ノート
おわりに
あとがき
関係年表


はじめに
リーダーシップ不在のままに状況に流されていく指導者たち!!
結果の重大さと、過程の空虚さ!!!!
読んでいくと大変良く分かる!!!

第一章 日本の政策決定システム
陸軍の横暴を責める!! 海軍善玉説も否定している!!
アメリカと戦争するならアメリカのことを知らなければならない!!
陸軍はアメリカとの戦争は海軍と思っている!!
陸軍はソ連である!! 海軍が戦争出来ないと言えば出来ない!
そうなると今まで海軍につぎ込んだ予算はどうなるのか??
国民に対する裏切りか???

日本国憲法と明治憲法!
日本国憲法はピラミッド型!!
明治憲法は横並び!!!
陸軍  参謀本部
海軍  軍令部
陸軍大臣は現役制として倒閣に使われる!!

統帥権干犯問題があり、統帥部が独走する???
明治時代は、維新以来の元老がいる! 歯止めになって、欠陥は問題になっていなかった!!
大本営政府連絡懇談会・連絡会議!
1940年11月末に第1回連絡会議は開かれる!!
国策を決定する!!
① 1940年7月27日  世界情勢ノ推移ニ伴ウ磁極処理要綱
② 1940年9月19日  日独伊三国同盟条約締結ニ関スル件
③ 1940年11月13日  志那事変処理要綱
④ 1941年1月30日  対仏印、奏施策要綱
⑤ 1941年6月6日    対南方施策要綱
⑥ 1941年6月25日  南方施策促進ニ関する件
⑦ 1941年7月2日    情勢ノ推移ニ伴ウ帝国国策要綱
⑧ 1941年9月6日    帝国国策遂行要綱
⑨ 1941年11月5日  帝国国策遂行要綱
⑩ 1941年12月1日  対米英蘭開戦ノ件

国策がコロコロ変わる??  ヨーロッパの戦争も影響している!!
国策は陸軍の中堅クラスが作成する!!

保阪正康が評価していた武藤章がいるが、立ち場によって考えが変わる!!
石原莞爾を突き上げるが本人も下剋上に合う!!
海軍の大角人事がある!! 有為な人材を放逐する!!
その為に人材不足になり、及川古志郎、嶋田繁太郎、永野修身らの力量不足は否めない!!

海軍は組織表がある!!
半藤一利の言う、官軍の名前が並ぶ!! これは印象に残っている!
高知が、永野修身、沢本頼雄、岡敬純、中原義正、石川信吾、藤井茂………
鹿児島が、高田利種、前田稔、神重徳、山本祐二………
高名な第一委員会があるが、「人事と金を握れば、天下は俺たちの物だ!」
この内何人死んだのか???
話が他の本からの引用になっている!!

明確な意思決定が困難な場合の決定は??
① 「両論併記」二つの選択肢を併記する! 南進、北進???
② 「非(避)決定」 決定自体取りやめ、文言を取り消して先送りする!
③ 同時に他の文書を採択することで、国策を相対化、相殺する!!

天皇の意思が明確に発揮されたのは、2・26事件に終戦の時である!
天皇を利用しようとしている!!
松岡洋右の言動がある!  平気で180度違うことを言う!!
そういう連中が多い???

選択肢とその結果が曖昧である!!
効果的な戦争回避が出来なくて、最もましな選択肢が日米開戦だった………

第二章 昭和16年9月の選択
9月6日の御前会議の遂行要領は10月上旬頃までに戦争に踏み切ると明記されていた!
1941年第三次近衛内閣は、松岡洋右を放逐する為に組閣された!
松岡洋右は、三国同盟、日ソ中立条約でアメリカに力の外交を進める………
「日米諒解案」 玉虫色の案である!!
日本はアメリカからの提案と思うが、アメリカは叩き台と思っている!
松岡放逐後に、南仏印進駐を行う! これで英蘭に対する攻撃拠点が出来た??
これにより対日禁輸が発動される????
これに対して対米開戦論が勃興する………
7月2日の帝国国策要綱は、南北準備陣の両論併記である!!
近衛はローズベルト大統領との直接会談で打開を図ろうとする………

海軍は出師準備が必要である! 開戦前に全ての艦船を動かせるようにしなければならない!!
臨戦態勢には準備が必要であり、理由が必要である!!
海軍は「遂行方針」であるが、陸軍は「開戦決意」の名言を要求する!!

8月30日 戦争を辞せざる決意、10月上旬と海軍が折れた!!
「遂行準備」「遂行要領」に変わる!
一 10月下旬に、戦争を辞せざる決意!
二 外交手段を尽くして要求の貫徹を目指す!
三 10月上旬で解決しなければ直ちに開戦とする!
これも曖昧なままだったと言う!!!
戦争も成算があるのは南方の資源獲得だけである!
長期戦は不明のままである!
外交でどれだけ成果があれば開戦せずも不明で、開戦しても称賛はない!!
天皇に対する杉山参謀総長の返事!
南方攻略の見通しが5か月と!
中国も4か月と言ったがどうなっている?
中国は広い!! 
それなら太平洋はなお広いと!!!
永野修身が言う!
成功の見込みがあるうちに手術すれば治る可能性があるが、このままでは衰弱する!!!
例えが悪いが………

対米条件とは??
① 米英の日中戦争への介入阻止!
② 米英の極東における軍事増強の停止!
③ 日本の書用物資獲得への米英の協力!
メチャメチャ都合の良い条件である!!
どうとでも取れる内容である!!

外務省が交渉する! 中国問題に絞って解説している!!
「志那よりは出来得る限り速に撤退する」
いずれにしても曖昧なままである!!
交渉相手は蒋介石か? 汪兆銘か??
① 中国からの撤兵の根拠を、日中による防共協定に置いた!
② 撤兵は日中戦争解決まで先延ばしし、居直りを続ける根拠を盛り込んだ!
③ 日中の経済交流!
④ 満州国の承認!!

アメリカ側も確認する!
① 両国間で一応領海に達した事項とは?
② 仏印を基地にして、「正当な理由」は北方か、仏印もか??
③ 日支間の協定の内容?
④ 日本が中国に特殊地位を持っているのか?
⑤ 無差別待遇の適用は、南西太平洋に限定されているのはなぜか?

対米条件の1本化???
陸軍参謀本部の強引さがある!!
外交推進派はどうしてもまとめたい!
その為にはごまかしもやる?? 秀吉に対する小西行長らか??
参謀本部は強硬なのか??
完全に開き直った案を出す!
日米とも担当者の立場がある! どちらも強硬派に妥協派がいる!
ワシントン野村大使も何とかまとめようとする! その為に表現を変える??
日本の撤兵に対する考えを事務的に詰めようとする!!
直接対談に望みをかけるが……… 近衛内閣は窮地に追い込まれる!!

第三章 なぜ近衛は内閣を投げ出したか
10月2日 アメリカは巨頭会談に否定的な回答をする!
及川外相は近衛に丸のみでも支持すると!!
近衛は東条を説得にかかるが不備に終わる!

英米可分論と英米不可分論がある!!
英国と米国は一心同体か??
東南アジアのイギリス軍を攻撃すればアメリカはどうするのか?
山本五十六は、英米不可分論である!!
海軍は英米不可分論を見直すと!
「海軍の無責任、不信、まさに国家を滅ぼすのは海軍なり」
海軍は南方作戦に自信がないと?? 船舶の消耗に耐えられない??
楽観論で進んでいる??

海軍は中国からの撤兵に冷ややかである! 実害がない!!
海軍石川は、海軍は責任取らない!!
下駄を近衛首相に預ける???
東条の暴露により、内閣は成り立たなくなる!!
近衛は、開戦決意でもなく、外交緩和でもなく政権を投げ出す!
原因は、官僚組織の割拠性、陸海軍の利害関係がねじれていた………

中国撤兵とアメリカとの戦争をはかりにかける?? そのはかりにかける人間がいない!
歴史が分かっている人間は、愚の骨頂と言う!
海軍は中国に利権がないので分かり易い!
が陸軍は英霊に申し訳ない! 大日本帝国と陸軍の利害が一致している??

陸軍はアメリカのことを知らない??
戦争は海軍がやるものと思っている!!
東南アジアを確保し、防衛に一部戦力を割けばよいと考えている!!
要は他人のことと思っているので陸軍は好きなことを言える!
同じく海軍も、今まで莫大な予算をとっていて何のために軍備を整えていたのか?
存在価値を疑われる!!
近衛内閣が崩壊し、後継は東条英機になる!!
東条ほど天皇に忠実なものはいない!!
抵抗勢力から政策決定の主体に祭り上げられる!!!

第四章 東条内閣と国策再検討
東条内閣が成立する!
海相に豊田副武を推薦するが、東条首相は拒否!
嶋田繁太郎になる!!
この時に、山本五十六か豊田を進めておればどうなったか??
外務大臣は東郷茂徳!!  大蔵大臣は賀屋興宣!! 
この二人は外交に条件を付けた?? 海軍が反対しきれば開戦は????

情勢判断がある!!
一  欧州戦局の見直し!
二  対米英蘭戦争の初期、数年先までの見通し!
三  開戦の場合、ソ連への見通し
四  対米英蘭戦争における、開戦三年に渡る船舶の微傭量と損傷量!
五  四の場合の民需用船舶輸送力と主要物資の需要見込み
六  対米英蘭戦争における予算規模と金融的持続判断
七  開戦の場合にドイツとイタリアに約諾させ得る協力の程度!
八  オランダのみ、イギリス・オランダのみに戦争相手を限定できる可能性!
九  1942年3月戦争発起ならば、対外関係、主要物資の需要見込み、作戦上の利害!
   これらを考慮した最適の開戦時期、戦争を放棄し人造石油増産による現状維持の能否、利害関係!
十  対米交渉継続の場合、前回御前会議決定の日本の要求を貫徹できる可能性、
   日本側譲歩による妥協の可能性とその当否!
   10月2日のアメリカ要求を全面受諾した場合の日本の国際的地位、中国での戦争前との地位比較!
十一 対米英蘭戦争が蒋介石に与える影響!!

一 欧州戦局の見直し!
  全くドイツの勝利を当てにしたわけではない??
  が、ドイツの不敗体制に期待している??
  対英戦の勝利の可能性? 独ソ戦の勝利に可能性?
  ただしアメリカが参戦しないことが条件である!!
三 開戦の場合、ソ連への見通し
  アメリカがソ連の基地を使用すれば日本は爆撃圏に入る!
  終戦までソ連は日本に手を出さなかった!!
八 オランダのみ、イギリス・オランダのみに戦争相手を限定できる可能性
  これは出来ないと!! 米英蘭は不可分であると!!

可能性?
開戦延期論がある!! 1942年春までである!!
12月5日のソ連の冬季攻勢が始まる!!
12月8日の開戦である!! 少し様子を見れなかったのか?
開戦延期論より、今しかないと開戦する!!
アメリカの欧州参戦の可能性よりも、ソ連が攻撃出来ない、
英米の軍備増強が未だのこの時期が開戦と言う統帥部に押し切られる!!

秀才集団、海軍の限界!!
海上輸送の損傷がある!!
楽観的な数字が並ぶ!! それなりの根拠があるが希望的数字になる!
これを根拠にする???
海軍は長期持久戦を戦う能力も無ければ、対策を構想して実行する意思も薄弱である!
企画院による物資関係の見積もりを理解できない??
開戦を主張する参謀本部もこんなものである!
開戦への要因!!!
一 臥薪嘗胆論への不安!
  アメリカの条件を丸呑みすれば三流国になる!!
二 対米交渉の困難さの再認識
三 鈴木企画院総裁の転向と嶋田海軍大臣の開戦決意!
  
嶋田繁太郎海軍大臣が開戦を決意する!!
伏見宮と、ジリ損になる前に戦争したい!!
では海軍の戦略は??
① 中国や南方資源地帯の防衛を担っている敵艦隊と航空兵力の撃滅!
② 南方資源地帯の占領確保!
④ 敵艦隊の撃滅と敵の戦意の破砕!

アメリカと日本の建艦計画がある!!
圧倒的さがある!! 戦争など出来ない!!
が今なら出来る???
3年先は分からないと言っている!
この本には出て来ないが、長期不敗体制???
海軍も支離滅裂である!!! 戦後の生き残った者の言い訳もメチャメチャではないか??
海軍は物資優先配当を要求する!
これに対しては参謀本部の批判が残っている!!
しかし対ソ戦で膨大な予算を取ったのは陸軍!!
海軍にも言い分はあるが、不都合な未来像から目をそらし、組織的利害に走った………

第五章 対米交渉案成立と外交交渉期限
対米交渉の条件がある!!
A 中国からの撤兵の条件
B 期間
C 駐兵範囲
D その期間
E 無差別原則
F 三国条件の解釈・履行
G 仏印
H ハル四原則
これに、9月20日の日米了解事項!
甲案、杉山による参謀本部内への説明、乙案とある!
ただ陸軍は撤兵時期を50年とか言って撤兵する気はない!!

11月1日の連絡会議!
一 戦争することなく臥薪嘗胆!
二 直ちに開戦を決意し戦争によって解決!  参謀本部
三 戦争決意の下に作戦準備と外交を併行!  東条首相

永野修身が言う!! 戦争は今しかない!!!
アメリカに日本を武力制圧する気があるのか??
臥薪嘗胆を続けてもアメリカが責めてくる可能性は低い!!

外交交渉はいつまでか??
12月初頭ならばいつまで外交が出来るのか??
11月20日までと海軍は言う!!
12月1日と言う期限が出来る!!
ここで東郷は乙案を出す!!
参謀本部は反対である!!

11月5日の「帝国国策要綱」
一 帝国は現下の危局を打開して自存自衛を完うし大東亜の新秩序を建設するために
此の再対米英蘭戦争を決意する!
一 武力発動の時期を12月初頭と定め、作戦準備を完遂す!
二 対米交渉は別紙通り!
三 独伊との提携強化を図る!
四 武力発動の直前、タイとの間に軍事的緊密関係を樹立する!
二 対米交渉が12月1日午前0時までに成功すれば、武力発動を中止する!
この案そもそもに反対する陸軍!
開戦に反対する山本五十六!

戦機は今しかない!! しかし3年後からは自信がない!!
3年アメリカが攻撃して来なければ、日米の海軍の差は今より開いている!!
仮に敵艦隊を撃滅しても、自軍の損傷の補給は出来るのか??
そう考えると、今しかないと言うのはおかしくなる!
しかし3年目以降は不明であるが、今開戦したほうが有利だとはっきり認識していたのは東条首相!
天皇の東条に対する信頼がある! 東条は東京裁判でこれに応えた??

日本の選択は「ベスト・ケース・アナシリス」
すべてが良い方に向かうことが前提である!
臥嘗薪炭、英米可分論は採用されない!
その結果が最悪の状態に耐えられなかった???
外交で失敗し、戦争に惨敗する最悪の結果を想定しておけばどうなったか??
国際情勢の変化???
これを臥嘗薪炭の策に盛り込まなかった??
国際情勢の変化とは??  今から見ると独ソ戦でドイツの価値が無くなり、
もはやイギリス本土上陸も無理になった事か??
いずれアメリカはヨーロッパに参戦する!!
結果として2面作戦になったが、ヨーロッパに集中したいはずである!!
3年目以降の展開が望めない中でも、開戦やむ得なしとなった!!
これが国策再検討での最大の成果であると!!!

第六章 甲案と乙案
東郷外相の考え!
① 外交に関するリーダーシップを掌握し
② 日本の譲歩をアメリカに対し最大限に演出し
③ 妥協案を陸軍には秘密裏に用意して交渉の糸口を掴みみ
④ アメリカが歩み寄ればそれを大きく印象ずけて
⑤  最終的には日本案をさらに緩和させる方向に道を開く

中国からの撤兵について譲歩しているつもりがそうではない!
日本は日米交渉のつもりである!
アメリカはその前段階の予備的非公式会談と表現している!
日本はハルの要求を受けいれば、中国の権益を失い、対日経済封鎖は緩和されることなく続行される??
さらには三国同盟からの撤退を求めている!!
甲案は失敗し、乙案になるが………

第七章 乙案による交渉
日本としてはかなり妥協している??
来栖三郎大使を派遣する!
野村、来栖も外交でまとめたい!
野村はアメリカの空気を知っている!
その為独断で案を改竄する????
乙案の配列が変わる!
一 日米両国政府は仏印以外の東南アジア、太平洋地域に武力進出をしないことを確約する!
二 日中の和平が成立するか、太平洋地域に公正な和平が確立したら、仏印から部隊を撤退させる!
三 日米両政府は、蘭印における両国の必要物資の獲得が保障されるよう、相互に協力する!
四 日米両政府は相互に通商関係を資産凍結前の状態に復帰する! アメリカは石油の対日供給を約束する!
五 アメリカ政府は日中両国の和平に関する努力に支障を与えるような行動を慎む!
これに対してハルは友好的だったと???
しかしハルはそうでは無かった???
アメリカは開戦の覚悟がある!!
その為に3ヶ月の日数を稼ぎたい?? 日本を焦らせる??

暫定協力案と包括的な協定 ハルノートを出す!
一言で言えば、日本がこれ以上の武力進出しない意思表示として南部仏印から撤退する!
そうすれば3ヶ月は一定程度の物資を供給する!
期待がハルノートで吹っ飛ぶ!!
ハルの心変わりがある??  何故なのか??
いろいろ言われるが、アメリカの謀略との案もある???
何かあったんだろう………

第八章 ハル・ノート
ハルノートの具体的な10項目!!
一  英、中、日、オランダ、ソ連、タイ、米国の多辺的不可侵条約締結
二  仏印の領土主義の尊重とそのための協定締結と貿易経済関係の平等待遇
三  中国、インドシナの日本軍・警察の撤収
四  蒋介石政府以外の日本軍・警察の撤収
五  中国における一切の治外法権の放棄、他の政府にも働きかける
六  日米通商協定締結協議の開始
七  資産凍結解除
八  円ドル為替安定のための出資
九  (三国同盟の破棄)
一〇 他国政府に対してこの協定の基本的な政治的経済的原則の遜守と適用を働きかける

アメリカは戦争準備に入った!!
何もしない??
日本に最後通牒を発してアメリカ参戦の限界線を明示する??
即時開戦???
ようはアメリカは戦争準備に入った!!
ハルは陸海軍に後は投げた!!
喜んだのは陸軍中堅幕僚である!!
これで開戦出来る!!
重臣らによる開戦阻止がある!!
「大東亜共栄圏などの理想のために戦争に踏み切るのは危険である」
「ジリ損を避けんとしてドカ貪にならない様に」
12月1日開戦が決まる!!!!!
最低限度の現状維持すら確保できなくなり、それまでの成果を無駄にしないために、
英米の世界秩序に挑戦した!!!

おわりに
「短慮で臆病な男が、慌てて刀を抜いて相手に切りかかった」

あとがき
「両論併記」と「非決定」
何処にでも転がっている話ではないか??
現に会社勤めの時もあり過ぎ利ぐらいあった!!
大変興味深い本である! 著者の本は又読んでいきたい!!

日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」 森山優

 

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